1. トップ
  2. スキンケア
  3. 50代女性の「目の下のクマ」対策その種類と見分け方とは?

50代女性の「目の下のクマ」対策その種類と見分け方とは?

  • 2024.11.26

50代女性の肌悩みに多い目の下のクマは、色素沈着や血行不良、たるみなどが原因です。クマの種類と見分け方、対策を知って明るい目元をキープしましょう。

目のクマは主に3種類

目の下にできるクマは主に「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」の3種類。それぞれに原因があり、複数のクマが重なって現れることもあります。

目の下にクマがあると、疲れた印象に見えたり、実年齢よりも老けて見えたりしやすいため、対策をして明るく若々しい目元でいられるようにしましょう。

「茶クマ」の原因と対策

原因は色素沈着

茶クマの原因は色素沈着です。色素沈着とは、肌が紫外線や摩擦などの刺激を受けて茶色っぽくなること。刺激を受けた肌は防御のためにメラノサイトからメラニンを過剰に生成します。

通常、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、加齢や乾燥などによりターンオーバーの機能が低下すると、メラニンが排出されずに色素沈着が起こります。

見分け方

色素沈着は皮膚そのものにできるので、目の下の皮膚を横に引っぱるとクマが皮膚と一緒に動きます。

茶クマができやすい人

アレルギーなどがあり目のまわりをよくかく人や、メイクを落とすときに強くこする人は、肌の摩擦による色素沈着が起こりやすくなります。

スキンケアで対策しよう

茶クマの対策には、美白有効成分を配合した化粧品でのスキンケアがおすすめ。美白有効成分にはメラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ効果があり、「ビタミンC誘導体」「アルブチン」「トラネキサム酸」などがあります。

また、肌が乾燥すると色素沈着が進行しやすくなるので、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」などの保湿成分を配合した化粧品でしっかり保湿しましょう。

メイクを落とすときは顔を強くこすらず、メイク落としをやさしく肌になじませるようにして落とすのもポイントです。

イエロー系コンシーラーでカバー

茶クマをメイクでカバーするときはイエロー系のコンシーラーがおすすめ。肌の色と同じくらいの明るさのものを選びましょう。イエロー系のコンシーラーは茶クマのほか、肌の赤みが気になるときにも自然にカバーできます。

「青クマ」の原因と対策

原因は血行不良

青クマは目のまわりの血行不良が原因で目の下の毛細血管が透けて見える状態。冷えや栄養不足、睡眠不足、パソコンやスマートフォンの使用による眼精疲労などが血行不良のもとになります。

見分け方

皮膚が青くなっているわけでないので、目の下の皮膚を横に引っぱってもクマはそのままで動きません。

青クマができやすい人

色白の人は毛細血管が透けやすく、青クマができやすいといわれています。

生活習慣を見直して対策しよう

青クマは、からだを冷やさない、栄養バランスの良い食事をとる、十分な睡眠をとる、パソコンやスマートフォンを使い過ぎないなど、生活習慣の見直しで改善が期待できます。

また、ドラッグストアなどで売られているホットアイマスクを活用して目のまわりの血流を良くするのも良いでしょう。

オレンジ系のコンシーラーでカバー

青クマのカバーにはオレンジ系のコンシーラーがおすすめ。自然な赤みをプラスすることでクマを目立たなくします。血色を良く見せる効果もあるので、くすみがちな50代の肌に健康的な印象を与えてくれます。

「黒クマ」の原因と対策

原因はたるみ

黒クマは、目の下にたるみやくぼみができたり、目の下にある眼窩脂肪(がんかしぼう)がふくらんだりすることで影ができてクマに見える状態です。加齢によって顔の皮膚がたるんだり、筋肉が衰えたりすることで起こります。

見分け方

皮膚の色が変化したわけではなく影ができている状態のため、目の下の皮膚を横に引っぱるとクマが目立たなくなります。

黒クマができやすい人

たるみやくぼみによる黒クマは、脂肪が少ないやせ型の人に多いといわれています。

紫外線カットや噛む習慣で対策しよう

たるみは紫外線によるダメージや乾燥で進行しやすくなるので、紫外線対策や保湿ケアで予防しましょう。

日常生活では、歯ごたえのあるものを献立に取り入れる、ガムを噛むなどの工夫で噛む回数を増やすことが対策に。正しく噛めば顔の筋肉をまんべんなく使うことになり、口まわりだけでなく頬のたるみ予防にもつながります。

セルフケアでの改善が難しい場合は、眼窩脂肪の除去やヒアルロン酸注入など美容医療による治療法もあります。

ベージュ系コンシーラーでカバー

黒クマはハイライト効果のある明るめのベージュ系コンシーラーで影をとばすことでカバーしましょう。ハイライト効果のあるコンシーラーは、加齢によって平面的になりがちな顔に立体感を出したり、ハリのある印象を与えたりすることもできます。

(まとめ)
目の下のクマは誰にでもでき得るものですが、工夫によって予防や改善ができるものもあります。コンシーラーはナチュラルに補正ができる便利なアイテムなので、メイクの力も使って上手に対策をしましょう。

構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事の監修者

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長 草野由美子

草野由美子

エステティシャン、専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

元記事で読む
の記事をもっとみる