Luna e Gatto(神泉)
生産者との太いパイプと目玉食材で勝負
オーナーシェフの山中啓輔さんは、コストパフォーマンスの高さでも知られるイタリアン、西麻布〈ダルマット〉の卒業生。在籍した17年間のうち10年はシェフとして活躍し、新天地の神泉で自分の城を構えた。
熱意ある生産者と信頼関係を築き、稀少価値の高い食材を見つける目と嗅覚を備える山中さん。
例えば、夏には岩手県洋野町種市産の生ウニ。これからの時季は北海道噴火湾の毛ガニや仏産モンサンミッシェルのムール貝も登場。さらには静岡〈長谷川農産〉のジャンボマッシュルームと滋賀産・近江鴨のローストでは、どちらも手を加えすぎず調理はシンプルに。丁寧な火入れが際立つスペシャリテだ。
メニューはおまかせコース1本のみ。前菜の後に冷たいパスタ、メインの後には温かいパスタと2段構えの構成も目新しい。
「コースは定額でプラス料金はいただきません。ワンオペでロスを減らした分はお客様に還元したい」との心意気や、よし。
Information
Luna e Gatto
〈ルナ エ ガット〉
住所:東京都渋谷区神泉町9−12 カサ・デ・チェーロ101
TEL:03-5990-4991
営:17時30分〜23時30分LO
休:水曜休
京王井の頭線神泉駅から徒歩4分。2024年7月29日オープン。テーブルチャージ550円。本日のおまかせコースは、小さな口福、四季折々の魚介類を使った冷たい前菜、スペシャリテ、旬の食材を冷たいパスタで、本日のお肉料理、お口直し、シェフ自慢の本日のパスタ、自家製パン2種とイタリア産 厳選オリーブオイルの8品で構成。
瓶ビール1,100円、グラスワイン1,100円〜、ボトルワイン6,600円〜。コース11,000円、本日の追加パスタ1,100円、本日のドルチェ660円。カウンター10席。