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【シェフ脇屋の簡単中華】あぁ、手羽先の塩梅がいいね♡「鶏手羽大根」に挑戦!しみじみ旨い煮物なり~

  • 2024.11.26

東京・赤坂にある中国料理店「Wakiya一笑美茶樓」のオーナーシェフ・脇屋友詞さんが自身のYouTubeチャンネルで紹介している「鶏手羽大根」。手羽先と大根、2つの材料で出来るお手軽レシピです。手羽先と大根の煮物と聞くと、甘辛しょうゆダレで濃いめに仕上げるイメージ。けれど脇屋シェフは、手羽先の旨味を活かし、しょうが風味の“しみじみおいしい“味付けの煮物にするそう。しみじみしたおいしさ…ってなんかイイ♪


シェフ脇屋の“しみじみおいしい“「鶏手羽大根」とは?

東京・赤坂にある中国料理店「Wakiya一笑美茶樓」のオーナーシェフで、上海料理の伝統を軸にした体にやさしい料理が人気の脇屋友詞シェフ。運営するYouTubeチャンネル『Wakiya YujiのYUJI CHANNEL』では、プロの味を家庭で手軽に再現出来るレシピや、“おうちチャイニーズ“をグレードアップするコツを教えてくれます。

本日は、その中から「鶏手羽大根」を作ります。手羽先と大根という、身近でお手頃価格の材料を使い、手羽先の旨味を活かしたしょうが風味の“しみじみおいしい“煮物だそうです。

では、作ってみましょう。

「鶏手羽大根」の材料と作り方



【材料】3~4人分
手羽先…約800g(12本くらい)
大根…1/2本
しょうが(薄切り)…20g
紹興酒…大さじ2
砂糖…大さじ3
しょうゆ…大さじ3

◆仕上げ
しょうゆ…適量
ゴマ油…適量
絹さやなどの青み…適量
みかんなど柑橘の皮…適量
花椒…適量

今回は分量を半分にして作ります。

【作り方】
1. 大根は皮を剥いて、約1.5cm厚さのいちょう切りにします。

大根全体がかぶるくらいの量で、鍋にお湯を沸かします。沸騰したお湯に大根を入れてフタをし、5分を目安に茹でます。

茹で上がったら、ザルに上げて湯切りしましょう。



2. 手羽先は、キッチンばさみで先の部分を切り落とします。切り落とした先の部分は、捨てずに一緒に煮込んでだしを取るとのこと。



続いて、骨と骨の間にキッチンばさみを入れ、筋を切ります。







詳しく紹介していなかったので、これでいいのか?と、ちょっと不安(笑)。

反対側も同じように切ります。

筋切りをすることで、骨から肉が剥がれやすくなり、食べやすいそうです。


3. 深めのフッ素樹脂加工のフライパンに皮目を下にして2を並べ、中火で焼きます。



油は引かず。また、切り落とした先の部分はまだ入れません。

こんがり焼き目がついたらひっくり返し、両面に焼き目をつけます。



4. 3に紹興酒、砂糖、薄切りにしたしょうがを入れ、砂糖を鶏肉に絡めるように炒めます。





砂糖が鶏肉に絡んだら、しょうゆを加え、強めの中火にして炒めます。



しょうゆが鶏肉になじんだら、水(分量外)を加えます。水の量は具材がヒタヒタになるくらい、500mlが目安とのこと。

今回は分量を半分にしたので水も分量の半分、250ml入れたところ“ヒタヒタ“にならなかったので、100ml追加し、トータルで350mlの水を加えました。



5. 4が沸いたら、切り落とした手羽先の先の部分と大根を入れます。



沸いたら火を弱め、フタをして20分ほど煮込みます。火加減は中火にしました。

6. 仕上げにしょうゆとゴマ油をたらして軽く混ぜ、盛り付けます。


お好みで絹さやなどの青み、みかんなどの柑橘系の皮を彩りに散らし、さらに、花椒をかけて出来上がりです。

今回は茹でた絹さやと国産レモンの皮を散らすことに。花椒は味変で、かけて食べることにします。



ちなみに、絹さやは筋を取り、沸騰したお湯に塩を少々加えて、1分ほど茹でました。

調理時間は40分。煮込むのでけっこう時間がかかりますが、工程は簡単でした。

それにしても、柑橘系の皮を散らすなんてさすがプロ。今回、レモンの皮にしましたが、ほんの少し散らしただけで、とっても爽やかな香りが広がります。絹さやとレモンの皮で、茶色の煮物が上品に仕上がりました。



では、いただきます!

お~、鶏肉のいいだしが出ていて、しょうがの風味もふんわり。まさに、しみじみしたおいしさです。



大根はとってもやわらかくて、噛むとジュワッとだしが溢れます。手羽先もふっくらジューシーに煮込まれていて、こちらもやわらかい。



甘辛く煮つけた、こってり味の大根と手羽先の煮物もおいしいですが、鶏肉と大根の旨味を活かしたあっさり味の煮物もいいですね。



とはいえ、濃い味好きのわが家には、味がちょっと薄いかも(笑)。もう少し煮込むか、調味料をちょっと増やした方がいいなと思います。

花椒をかけて食べてみると、しびれるような辛さと爽やかな香りが!一気に中国料理っぽさが出ました(笑)。花椒をかけるだけで、なかなかプロっぽい味になります。

ひと晩おいて、味が染み込んだものを再び温めて食べてもおいしいとのことなので、残りは明日食べてみよう。

脇屋友詞シェフの「鶏手羽大根」は、鶏肉の旨味を活かした“しみじみおいしい“煮物でした。絹さやや柑橘系の皮を散らすというひと手間で、見た目と香りが数段アップします。プロならではのちょっとした心遣いですよね。

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