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リンゴは皮ごと食べた方がいい?すりおろすと栄養は変わるの?

  • 2024.11.25

“1日1個のりんごで医者いらず”と呼ばれるリンゴ。

毎日食べ続けると、腸内環境の改善や心臓病・高血圧のリスク軽減、免疫力サポート、抗酸化作用などうれしい面があります。

よく野菜や果物は「皮のほうが栄養が豊富」と言われていますが、りんごも食べ方で栄養が異なるのでしょうか。「千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック・健診プラザ」の管理栄養士・大野奈穂さん監修の以下記事より、一部抜粋してお届けします。

リンゴを毎日食べるとどんな効果があるの?りんごの栄養と食べるメリット

リンゴは丸ごと食べた方がいい? 皮に含まれる栄養素

リンゴの皮には、食物繊維やポリフェノールといった成分が豊富です。

ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去して細胞の老化を防ぐ効果があります。また、皮に多く含まれる食物繊維は腸内の働きを促進し、消化を助ける役割があります。

そのため、嫌いでなければリンゴは皮ごと食べるのがおすすめです。皮を剝く手間もなく、ゴミも減らせて一石二鳥です。シャキシャキとした嚙み応えも増えます。

りんごをコンポートにする(煮りんご)と、栄養価は変わる?

加熱することでビタミンCなどの熱に弱い成分は減少しますが、加熱によって吸収しやすくなる栄養素もあります。

たとえばペクチン。この食物繊維は加熱によって軟らかくなり、腸内での消化吸収がスムーズになります。また、加熱したリンゴは消化が良くなるため、胃腸が弱っているときに適しています。

リンゴをすりおろすと栄養価は変わる?

風邪などのときにすりおろしリンゴを食べた人も多いでしょう。

すりおろしたリンゴには、消化を助ける効果があります。胃腸に負担をかけにくくなるため、体調不良で胃が弱っているときの消化不良を防ぎやすいです。

リンゴを食べ過ぎるとどんなデメリットがある?管理栄養士が回答

※本記事はリンゴを毎日食べるとどんな効果があるの?りんごの栄養と食べるメリットの一部を抜粋し、再編集したものです。

参考
厚生労働省e-ヘルスネット『活性酸素と酸化ストレス』
青森県りんご対策協議会
りんご大学
糖尿病ネットワーク

監修者プロフィール

大野奈穂

共立女子大学家政学部食物栄養学科管理栄養士専攻を卒業後、企業や健診センターで管理栄養士として、特定保健指導業務に10年間従事する経験を有する。現在は「千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック・健診プラザ」で、健康診断や人間ドックに関連した保健指導および栄養指導を担当。特に、生活習慣病予防や健康的な体重管理に力を入れ、患者さま一人ひとりのライフスタイルに合わせた食事プランを提供。豊富な経験と専門知識を活かし、心身の健康をサポートし続けている。
https://www.kashiwa-naishikyo.com/kenshin/

<Edit:編集部>

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