1. トップ
  2. グルメ
  3. 「生野菜は体を冷やすため、ダイエットには不向き?」ダイエットの専門家が回答

「生野菜は体を冷やすため、ダイエットには不向き?」ダイエットの専門家が回答

  • 2024.12.8

「生野菜は体を冷やすから、ダイエットに良くない」という噂を耳にしたことはない? ネットや巷の情報には、真偽が曖昧なものも多い。今回は、ボディワーカーとして多くのモデルや著名人から信頼を集める森拓郎さんに、生野菜とダイエットの関係について詳しく伺った。体を冷やすリスクや冷え性への配慮、さらには生野菜と温野菜の上手な活用法までを解説!

生野菜は本当に体を冷やす?ダイエットに向いているのか

「東洋医学では、キュウリやトマト、ナスといったカリウムを多く含む野菜が陰性食品として知られています。これらは体内の余分な水分を排出し、体を冷やすと言われていますが、明確な科学的根拠はありません」と森さん。しかし、冷えの心配にとらわれるあまり、野菜を摂らなくなるのは逆効果だと指摘。

「ダイエットには食物繊維が欠かせません。生野菜でも温野菜でも、野菜をしっかり摂取することが健康や美容の維持には非常に重要です」とのこと。体を冷やすかどうかにこだわる前に、まず野菜を摂る習慣を優先するのが良さそうだ。

冷えはダイエットの天敵?体を冷やすリスク

「代謝を担う重要な器官、ミトコンドリアは、寒冷刺激を受けると活性化し、体を温めようと働きます。しかし、熱を作り出す力が弱い人や冷え性の方では、寒さによって体が冷え切り、内臓やホルモンの働きが低下してしまうことがあります」と森さん。とくに冷え性の人は、体を過剰に冷やすことで代謝が大きく落ち込む危険があるという。

「ダイエット中は適度な体温を保つことが重要。冷えが代謝の低下を引き起こさないようにすることが、結果的に健康的な減量につながります」

冷え性の人はどう生野菜を取り入れるべき?

「冷えを感じる人は、体感を優先して食材を選ぶのも大切です」。とくに冷え性の人は、生野菜だけを食べるのではなく、動物性食品やご飯などの穀物と組み合わせるのが良いとのこと。

「例えば、サラダには鶏むね肉やツナを加えたり、主食として穀物をしっかり摂ることで、体内で熱を作る力を高められます。バランスの取れた食事を心がけることで、冷えを防ぎつつ野菜の栄養を取り入れることができます」とアドバイス。

生野菜と温野菜、どちらがダイエットに向いている?

「生野菜は見た目のボリュームに比べて食べられる量が少なく、ドレッシングをかけすぎてしまうと脂質やカロリーが過剰になる点に注意が必要です。いっぽう、温野菜は調理方法によっては脂質が多くなる場合があります。ただし、味噌汁やスープにすると、加熱で失われた栄養素も余さず摂取できるのでオススメです」と森さん。

また、「野菜をそのまま食べることは少なく、味付けをするのが一般的です。特に油の使用量や種類には気をつけることが大切です」とのこと。生野菜と温野菜の特性を理解し、それぞれを上手に取り入れる工夫が必要になりそう。

まとめ:冷え性に配慮しつつ、バランスよく野菜を摂取しよう!

生野菜が体を冷やすかどうかについては科学的根拠がまだ不足している。冷え性の方は体感を重視し、温野菜や高タンパク食品との組み合わせを意識すると良さそう。いずれにしても、野菜を積極的に摂ることがダイエットや健康維持の鍵。森拓郎さんのアドバイスを参考に、自分に合った野菜の取り入れ方を見つけてみて!

元記事で読む
の記事をもっとみる