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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第95回「シドニーを堪能する7つの方法」

  • 2024.11.25

ブリスベンを後にして、向かったのはオーストラリア最大の都市のひとつ、シドニー。一年を通じて比較的温暖な気候で治安もよく、2024年9月に英国版「コンデナスト・トラベラー」読者50万人超えの投票では、世界最高の都市ランキングで1位に選ばれた人気都市。そんなシドニーを満喫する7つの方法を紹介します。

1:春の訪れを告げる花、ジャカランダを愛でる

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日本の秋が深まる頃、南半球のオーストラリアには春が訪れます。日本人が桜の花を心待ちにするようにオーストラリアでは紫に彩るジャカランダの花が咲き始め、街路はパープルに染まるのです。

シドニーの海の玄関口、サーキュラー・キー近くにある小さな公園には、ジャカランダを愛でる人たちの幸せな光景が広がっていました。花が大好きな私にとって、心を奪われる瞬間。旅をさらに特別なものにしてくれる、ジャカランダの花をシドニーで。

2:やっぱり、コアラに会いたい!

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オーストラリアを代表する動物といえば、コアラですよね。

ふわりとした毛並み、ゆったりとした動き、ユーカリの木の上で絶妙なバランスを保ちながら昼寝しているコアラは癒やしの象徴ですが、実は州ごとにコアラの保護に関する厳格な条例があるのをご存知ですか? 残念ながらシドニーがあるニュー・サウス・ウェールズ州はコアラを抱っこすることはできませんが、シドニー最大のタロンガ動物園では自然に近いかたちでコアラを観察することができます。

のんびりと木の上でくつろいだり、葉をむしゃむしゃ食べたり。そんな自然体の姿になんだかほっこり。本来の環境で過ごす姿をじっくり観察することができる、この特別な体験をぜひ。

3:世界遺産シドニー・オペラハウスを深く知る

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観光名所として名高いシドニー・オペラハウス。デンマーク出身の建築家ヨーン・ウッツォンが描いた壮大なデザインは、世界遺産にも登録され、シドニーの港を象徴する建物になっています。特に目を引くのは帆のような屋根の形状。ガイドブックでは見ていたけれど、実際に訪れると精巧なディテールや独特の曲線美など、感じるものが全然違うんですよね。

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より深く楽しみたい方におすすめしたいのが、30分ほどの館内日本語ツアー。シドニー・オペラハウスの歴史的背景や建築の裏話が理解できるうえに、なかなか入ることができない劇場に入れるのは、まさにプライスレスな体験。つい人に話したくなるようなトレビアも知ることができますよ。

4:シドニーで味わう、コーヒー文化

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普段は紅茶派ですが、オーストラリアではコーヒーを頼みます。なぜって? ここでしか味わえないフラットホワイトが圧倒的に美味しいから

濃厚でクリーミーなミルクの味わい。これがまたクセになるのです。このフラットホワイトを求めて、おしゃれなカフェを巡り、飲み比べをするほど。朝から営業しているカフェも多いので、着いた日の朝食からオージー風のライフスタイルを味わってもいいかもしれませんね。

5:5つ星ホテルのときめきステイ

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クイーン・ビクトリア・ビルディングに代表される歴史的な建造物や生活スタイルにまで、ヨーロッパからの文化が大いに影響しているシドニー。なかでもエレ派のステイ先におすすめしたいのが1912年に教育省として建設された建物を改修し、ラグジュアリーホテルとしてオープンした「カペラシドニー」です。

シドニー国際空港から車で20分ほどとアクセスが良く、街の真ん中にあるのに静かでスタッフがとてもファミリアル。チェックインしたその瞬間から、何年も通っているホテルのような、あたたかいもてなしが受けられます。

ここのベルボーイがとにかく素敵。通常、ホテルはみな同じ制服を着用していますが、ジャケットやロングコートなど、それぞれが思い思いの着こなしを楽しんでいて、それがまたおしゃれなこと! ひそかに毎日ここを通るのが楽しみでした。

宿泊したのは6階のプレミアムルーム

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シックな色調が基調となる洗練された空間に目を向けると、アート作品やオブジェがさりげなく配置されており、まるで美術館の中にいるかのよう。

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ホテル内にはスパ、プール、フィットネスセンターが完備されており、体も心もリフレッシュできる環境が整っています。朝食のビュッフェもお野菜がシャキシャキで朝から幸せでした。

6:シドニーで訪れるべき話題のレストラン

オーストラリア全土から食材が集まり、世界的にも著名なシェフたちが腕を振るうシドニー。この地でぜひ訪れて欲しいレストランを3つ紹介します。

「ザ・グラウンズ・オブ・アレキサンドリア」

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シドニーに到着した日にまず向かったのは、ローカルからも絶大な人気を誇るレストラン「ザ・グラウンズ・オブ・アレキサンリア」。平日のランチタイムということもあってか、スーツ姿のビジネスマンや子連れファミリーなど、たくさんのオージーで賑わっていました。

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サクサクのパイ生地に包まれたビーフパイAUD26(約2600円)をひと口食べれば、誰もがムフフと笑顔に。そのおいしさに感激してしまいました。絶品を求めるなら地元の人気店で。

「ラブ&フィッシュ」

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新鮮なシーフードを楽しみたいなら、シドニーの湾岸地区バランガルーにあるシーフードレストラン「ラブ・フィッシュ」へ。ここで味わいたいのがオーストラリア産のシーフードプラッター。AUD185(約18500円)。

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新鮮なオイスターをはじめ、プリプリのエビやタコ、サーモンなど、オーストラリアの海の恵みが盛りだくさん。お昼から海を見ながらシャンパングラスを傾けてオイスターを楽しむなんて、シドニーならではの贅沢!

「プルーズ」

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シドニー中心部のサーキュラー・キーから徒歩わずか3分。ここで人気を博しているのが数々のレストラン・オブ・ザ・イヤーを受賞した実力派レストラン「プルーズ」

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まずは、前菜とカクテルで乾杯です。

思考を凝らしたギリシャ料理はもちろんですが、特筆すべきはそのロケーション。

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テラス席の前に広がるシドニー・オペラハウスとシドニー・ハーバー・ブリッジを眺めながらディナーができるなんて、素敵すぎる! 夜になるとその美しい景色は一層ロマンチックに。思わず、ため息がこぼれます。ここは間違いなく、記念日や最終日のディナーに訪れて欲しい、とっておきのレストランです。

7:スペシャルなバーで大人の嗜みを

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旅の楽しみ方は人それぞれですが、私の小さな習慣はお酒が強くなくても、旅先でバーに立ち寄ること。これはもう、旅の儀式と言っても過言ではありません。シドニーでは建築家ジョージ・マクレーのビジョンが息づくバー「ジョージ・マクレー」へ。

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シェイカーを振る音、グラスに注がれる色、経験豊富なバーテンダーが目の前で繰り広げる世界に酔いしれて。きっとお酒を楽しむというよりは、その場の雰囲気を味わう感覚。そして、帰り道にふと思うのです。“次はどんな場所で、どんなバーを訪れようか”と。まるでその街の夜の顔をひとつ、見つけたかのような気分で。

シドニーの活気ある街並みや美しい港の風景、洗練されたレストランやバーでのひとときを満喫した後、飛行機に飛び乗り約9時間半。目を覚ますと、そこは羽田空港。日本との時差もわずか1~2時間(夏時間の10月~3月は2時間)で時差ぼけもなく、むしろリフレッシュして仕事に向かう私は、パワーがみなぎっていたのでした。

*1オーストラリアドル=約100円。この記事は2024年11月23日の情報です。最新情報はオーストラリア政府観光局の公式サイトをご確認ください。

写真・構成/川口ゆかり

*この記事は2024年11月23日時点の内容です。

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