気持ち悪いメッセージ…上司のセクハラから逃げた女性社員の話

主人公は高橋あいさん。とある会社に勤めていて、念願の商品開発部に配属されました。そこには高橋さんが憧れているヒットメーカーの瀬倉という課長がいます。配属されて瀬倉直々に研修をしてもらう高橋さん。最初は瀬倉の気づかいや優しさを部下として尊敬し、ありがたく感じていました。しかし、少しずつその優しさが度を越えていくように感じ嫌悪感を抱きます。誰にも相談できないセクハラ問題。高橋さんがセクハラ課長から逃げ切るまでを描いた作品です。ぽん子|スカッと漫画(@ponko008)さんの作品『ガチ恋セクハラ上司の末路』をご紹介します。

憧れの環境で頑張る決意をした矢先…

高橋あいさんは、念願の商品開発部へ配属となりました。憧れの瀬倉課長の元で働けること、何より自分の仕事が評価されたことをがとてもうれしく張り切る高橋さん。

瀬倉課長直々の引き抜きということで、期待に胸を膨らませます。やる気に満ちた高橋さんを横目に、不気味に微笑む瀬倉…。その表情は何を意味しているのでしょうか。

優しい上司はセクハラ上司だった

配属されて間もなく、瀬倉直々の研修が始まります。最初は慣れるために優しく、丁寧に研修をしてくれていると感謝をしていた高橋さん。しかし、瀬倉と二人きりの時間ばかりで違和感を抱くようになります。我慢ができなくなった高橋さんは、外部機関であるクリーンラインに訴えを起こすのでした。

毎回食事も二人きりで外食というのも、疲れてしまいますよね。上司からの申し出では断ることも難しいでしょう。高橋さんは瀬倉の距離の詰め方に異性として意識されているのではという疑念を持ちます。

セクハラかもしれない。そう感じても周囲の人に相談しにくいことがありますよね。相手の行動や言動が不快だと感じたらまずは、社内のハラスメント対策の部署に相談をしてみるとよいでしょう。また、匿名での相談を受け付けている機関もあるので調べておくといいですね。

ハラスメントは泣き寝入りしてはいけない

法務本部長の新垣に相談をすることができた高橋さん。瀬倉のセクハラをクリーンラインに訴えることを決意します。しかし、部長からパワハラにあい訴えを取り下げるように脅されます。

新垣の助太刀と録音の証拠のおかげで、セクハラ、パワハラ上司はそれぞれ会社から処罰されることになりました。配属後ずっと一人で我慢して耐えてきた高橋さん。とてもつらい日々だったはずです。セクハラをめぐるあらぬ噂は残り、高橋さんは好機の目にさらされますが、会社は辞めずに仕事で見返すと強く誓うのでした。

セクハラは当事者間の問題で済まされてしまうことがあります。どんなに苦痛を感じても、なぜか被害者が悪いと思われてしまうことも。理不尽なハラスメントに泣き寝入りをせず、しかるべき機関に相談をして対策を考えましょう。

著者：ゆずプー