1. トップ
  2. レシピ
  3. 【お願い、冷凍肉は"常温"で解凍しないで!】栄養士さんが喝!「美味しいまま速く解凍できるのはコレ」正しいテク3選

【お願い、冷凍肉は"常温"で解凍しないで!】栄養士さんが喝!「美味しいまま速く解凍できるのはコレ」正しいテク3選

  • 2024.11.24

こんにちは!お肉は安売りの時にまとめて買って冷凍しておく、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

冷凍保存しておいたお肉は、買い物に行けないときに便利ですよね。

しかし解凍の仕方を間違えると、せっかくの旨みが流れ出たり、細菌が繁殖して食中毒になったりする場合があるんです。

今回は、冷凍肉をおいしく食べるための正しい解凍方法と、NG行為をご紹介します。

ちょっとしたコツを覚えるだけで、冷凍肉の味と食感が格段にアップしますよ。

うまみが逃げない”氷水解凍”

ヨムーノ

冷凍肉を解凍したとき、赤い汁(ドリップ)が出ることがありますよね。

ドリップの正体は、冷凍・解凍などによって細胞が傷ついて流れ出た水分。お肉のうまみ成分や栄養が溶け出してしまっているので、おいしさが半減して食感も悪くなります。

時間はかかりますが、味にこだわりたいなら氷水解凍が一番。水は空気よりも熱が伝わりやすいため、冷蔵庫で解凍するよりも早く溶けます。

また、お肉の温度が0℃前後に保たれることで細胞へのダメージが抑えられ、ドリップが少なくなりますよ。

解凍方法

保存袋に冷凍肉を入れ、水が入らないようにしっかり密封します。深めのボウルに氷水を入れてお肉を沈ませましょう。

どうしても浮いてくる場合は、お皿などで重しをするのがおすすめ。解凍時間はお肉の大きさや厚さにもよりますが、2〜3時間が目安です。

※途中で氷が溶けてきたら、その都度足してくださいね。

時短&うまみをキープ”流水解凍”

ヨムーノ

「2~3時間も待っていられない!」という方は、流水解凍がおすすめ。

流水の勢いで食材が動くことによって熱が伝わりやすく、うまみをキープしながら素早く解凍できます。

20〜30分かかるので、その間に家事をしたり、他のおかずを作ったりすると良いですね。

解凍方法

冷凍肉を保存袋に入れて空気をしっかり抜き、口を閉じます。

ボウルに入れて、上から冷水を流しましょう。すべての面に水が当たるようにすることで素早く解凍できます。

ときどき触ってみて、中心が少し凍っている半解凍の状態になったら取り出しましょう。

スピード重視なら”凍ったまま加熱調理”

ヨムーノ

「いやいや、もうちょっと早くなりませんか」と思っているスピード重視派は、凍ったまま加熱しましょう。

高温の熱を一気に加えることで、解凍ダメージを受けることなく調理できます。

ただし、分厚いお肉をそのまま焼くと表面は火が通りすぎてパサパサ、中はまだ凍ったままの状態になってしまう場合も。

平たくして冷凍した薄切り肉や、1.5cmほどのステーキ肉などで試してみてください。

解凍方法

ヨムーノ

フライパンに冷凍肉を置き、フタをして中火で片面3分ずつ(合計6分)焼きます。

冷凍肉をそのまま焼くとなると、生焼けや食中毒が心配ですよね。

中まで火が通っているか気になる場合は、フォークや竹串を刺して判断しましょう。肉汁が透き通っていれば焼けている証拠です。

ヨムーノ

焼き終わったら、フタをしたまま3分ほど蒸らしてできあがり!凍ったまま焼くことで水分を逃すことなくジューシーに仕上がります。

食中毒の危険大!NG解凍法

ヨムーノ

絶対にNGなのが、冷凍肉の常温解凍。

冷凍庫から取り出して置いておくだけと簡単な方法なので、ついやってしまいがちですよね。

しかし、常温(15〜20度)は細菌が最も活発になる温度のため、食中毒を引き起こす可能性があるんです。

ドリップも出やすく、うまみが逃げ出してしまいます。

また、冷凍や解凍を繰り返すと細菌が繁殖する場合があるので、お肉はその日使う分だけを解凍し、溶けたらすぐに調理しましょう。

3つの解凍テクで冷凍肉をおいしく!

せっかくおいしいお肉を冷凍しても、解凍の仕方を間違えればドリップが出てパサパサの食感に。

味にこだわるなら氷水解凍、時短がいいなら流水解凍、薄いお肉は凍ったまま調理など、シーンに合わせて使い分けてみてください。

ライター:ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

元記事で読む
の記事をもっとみる