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現役シェフも絶賛!ピエール・エルメ出身オーナーの茶寮「甘紋の香」お茶香る至極の和クレープ誕生|浅草

  • 2024.11.24

スイーツ巡りが楽しい東京・浅草。2024年9月にオープンした茶寮「甘紋の香 - かもんのこう -」は、ピエール・エルメ出身のオーナーによる独創的な和クレープがパフェのように五感を刺激し、生地まで絶品と話題。茶室のようなお席でじっくり堪能できる新スイーツスポットです。

2024年9月オープン「甘紋の香 - かもんのこう -」

浅草寺から徒歩約4分、にぎやかな西参道商店街内にオープンした「甘紋の香 - かもんのこう -」。ピエール・エルメやヨックモックなど、有名スイーツ店のマネージャーを歴任された河越大輝さんが立ち上げた和クレープ専門の茶寮(和カフェ)です。

京都の宇治抹茶、掛川のほうじ茶、北海道産の純正生クリームなど上質な素材にこだわって河越さんが理想とする和クレープを追求し、味のバランス、香りや風味、味や食感の変化などを五感で楽しめるようにと随所に工夫を光らせています。

2024年11月時点、30代〜40代の女性や外国人観光客の来店が多いそう。スイーツ業界の方やフレンチの現役シェフも絶賛し、浅草の注目スポットになっています。

浅草の情景を描いた4種の自信作の和クレープ

メニューは浅草の下町風情溢れる景色からインスピレーションを受けて創作された4種のラインナップ。

(左上)「三種のショコラを使った宇治抹茶クレープ」(税込1,400円)、(左下)「餡と濃厚生クリームの宇治抹茶クレープ」(税込1,300円)、(右下)「フランボワーズとクレームブリュレの宇治抹茶クレープ」(税込1,300円)、(右上)「和柑橘と きな粉わらび餅の掛川ほうじ茶クレープ」(税込1,400円)。

目の前で仕上げている和クレープ。抹茶をふるったり、素材を丁寧にトッピングしていく行程は息をのむほど緊張感が漂って、できあがりの瞬間には「わぁ!」と自然と歓声もあがります。

クレープのほかにも、厳選した日本茶、和紅茶、カフェラテ(各税込500円)、冬季限定「ほうじ茶ショコラ」(税込700円)とドリンクもあり。クレープとセットで注文すると「200円引き」になります。

三種のショコラを使った宇治抹茶クレープ

「三種のショコラを使った宇治抹茶クレープ」。宇治抹茶と生チョコレートで枯山水と岩を表現している和洋折衷な一品。

香り豊かな抹茶、軽やかな北海道産純正生クリームと抹茶アイスから甘く始まり、ショコラティエも愛用する高級ショコラブランド「ヴァローナ」のショコラを使った自家製ショコラソースのビターな味わいが広がっていきます。

(画像提供:甘紋の香 - かもんのこう -)

「ヴァローナ」のパールショコラとパイ生地がサクサク食感で楽しませ、北海道産バターとカスタードクリームはコクがあり、カステラはふわふわで、一口ごとに素材の豊かな調和が大展開。濃厚な宇治抹茶とショコラが互いの風味を引き立て合っています。

河越さんが開発したクレープ生地にも注目。しっかり練り上げて一晩熟成させた生地は、艶やかで極薄のお餅のようにモッチモチ! 宇治抹茶の旨味とほのかな甘みがあり、「生地が凄い!」とこれまた好評。

ビター系のショコラのクレープには「ゆたかみどり 深蒸し茶⁡」でペアリング。渋味が控えめで⁡お茶の旨味が爽やかに喉を潤してくれます。

餡と濃厚生クリームの宇治抹茶クレープ

「餡と濃厚生クリームの宇治抹茶クレープ」。純正生クリームの上に宇治抹茶でお店の紋を描き、大納言鹿の子豆を丁寧にのせて仕上げています。

(画像提供:甘紋の香 - かもんのこう -)

北海道産小倉餡、モチモチの求肥、十穀シリアルなどの多彩な食感を繰り広げ、黒豆大福で有名な老舗菓子舗「榮太楼」の黒みつソースと自家製宇治抹茶ソースを絡めています。和素材にあふれた逸品です。

ペアリングには「四万十川源流ほうじ茶⁡」を。生クリームや餡子で甘くなった後口をほうじ茶がスッキリさせてくれる1杯です。

フランボワーズとクレームブリュレの宇治抹茶クレープ

「フランボワーズとクレームブリュレの宇治抹茶クレープ」。ジュワジュワ〜っとブリュレする躍動感ある瞬間を目の当たりにできます。

香ばしい宇治抹茶のカスタードクリームと純正生クリーム、バニラアイスと甘酸っぱいフランボワーズソース、という洋風仕立ての組み合わせ。

(画像提供:甘紋の香 - かもんのこう -)

ドライフランボワーズ、グラノーラ、ふわふわのカステラと続き、ベリー系の乙女チックな調和が心を奪います。

ペアリングには「和紅茶アールグレイ」を。ベルガモットの香りがフランボワーズを優雅に引き立てるドリンクです。

新作・和柑橘ときな粉わらび餅の掛川ほうじ茶クレープ

2024年11月に仲間入りした新作「和柑橘ときな粉わらび餅の掛川ほうじ茶クレープ」。天面には浅草寺の五重塔を描き、細かな柚子のピールで枝に花を咲かせて情緒あるデザインに。早くも女性に人気のメニューです。

天皇杯受賞の「掛川ほうじ茶」の香りが際立って、純正生クリームとも文句なしの相性の良さ。その下には「わらび餅を入れたきな粉アイス」が鎮座しています。

(画像提供:甘紋の香 - かもんのこう -)

細かくカットしたわらび餅のモチっと食感が弾み、まろやかな風味のきな粉アイス、ほうじ茶あんこ、ほうじ茶カスタードといいう和のオンパレード。サクサクのビスケットに愛媛県産の伊予柑マーマレードが爽やかに香り、最後はほうじ茶のクリームで濃厚な余韻を残してくれます。

生地にもほうじ茶を練り込んでいて、宇治抹茶のクレープと同様に風味がよくてモッチモチで絶品!

冬のペアリングには冬季限定「ほうじ茶ホットショコラ」を。こちらにも「ヴァローナ」のショコラを使っていて、ほうじ茶と奥深くとろけあって冷えた体にじっくりと染み渡ります。ほうじ茶尽くしの最強の組み合わせですね。

混雑時間、イートインスペースなど

休日(土曜日曜祝日)は混みやすく、昼過ぎ13時〜15時頃にピークを迎え、火曜水曜の午前中や15時以降は比較的空いている時間帯、とのこと。

お店の2階には茶室をイメージしたイートインスペースも用意して、カウンター席にはクレープスタンドもセットしています。壁には墨絵や和紙の作品などを飾っていて、アート鑑賞も記念撮影も楽しめます。

照明が日本家屋の特徴である陰影を生んで、美しい和クレープをさらに芸術的に魅せてくれます。

お茶の香りに包まれて、パフェのように一口ごとに風味と食感を変化させてゆく「甘紋の香 -かもんのこう-」の4種の和クレープ。クレープの概念を越えた至極の逸品ぞろいです。

甘紋の香 -かもんのこう-

住所:東京都台東区浅草2‐7‐13 (西参道商店街 内)

TEL:03-6284-7830

営業時間:10:00~17:00

定休日:なし

交通:「浅草寺 御本尊」から徒歩約4分、つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩約4分、東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩約7分

公式Instagram:@kamon_no_ko

[photos by kurisencho]

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