“横浜流星に沼る女”を演じるも…南沙良、実際は当て馬を好きになるタイプ「『耳をすませば』も杉村派」

俳優の南沙良が23日、東京藝術大学の上野キャンパスで実施されたABEMAオリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』（12月9日午後9:00スタート）の試写会に中川龍太郎監督と参加した。

【映像】“沼男”を演じる横浜流星

Netflixアジア7か国で1位を記録した韓国ドラマ『わかっていても』を、古都・鎌倉を舞台に再構築。アーティストとしての道を模索中の芸大助手・浜崎美羽（南沙良）と、ミステリアスな芸術家・香坂漣（横浜流星）の大人の恋を耽美的世界観で描く。

ミステリアスで危険な男・漣に沼っていくヒロインを演じた南だが「私は共感できるタイプではなくて、少女漫画でも当て馬を好きになるタイプ。『耳をすませば』も杉村派。なのであまり共感できなかった」とぶっちゃけながら「恋愛以外でもやめられないことはあるので、そこを自分の中から引っ張り出して演じました」と工夫しながら役に臨んだと述べていた。

中川監督は南の起用について「お会いして色々と喋る中で、最後の最後に南さんから『人生で一番好きな本は何ですか？』と聞かれた。それを聞いたときに、まるで美羽が聞きそうな質問だと思った」と決め手を明かし、南も「哲学書を薦められたので買いました！…ちょっと読みました」と笑っていた。

そんな南は中川監督の印象について「中川さんからは『わかりやすい』『正直』と言われるけれど、中川監督も正直ですぐに顔に出る素直な方という印象がいまだにあります」と分析。また最近沼っている事を聞かれた南は「私は動物が好きで、特に猫が大好き。猫カフェに行ったり、動物のふれあいパークに行ったりしています」と動物沼だといい「動物ならば何でも好き。蛇も触れますよ」と誇っていた。

韓国ドラマ版をコロナ禍に観ていたという南。「韓国版も素敵で面白かった。韓国ドラマ好きにも受け入れてもらえる作品になればと思います」と本作の配信開始に意気込んでいた。

文・写真：石井隼人