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ブライダルメイクはセルフ派の花嫁に! 押さえておくべき5つのポイントをプロが指南

  • 2024.11.24

ちょっとしたコツでうまくいく、晴れの日のセルフメイク

Las Vegas Wedding

プロにメイクをしてもらい、完成した顔が別人すぎて戸惑ったことがある人は一人や二人ではないはず。最近挙式したUS版『VOGUE』エディターのジェシー・ヘイマンもその一人のようだ。「ある年、メットガラMET GALA)のメイクをプロの方にしてもらったんですが、廊下で友人とばったり会ったとき、私だと全く気づかれなかったのです。“メイクに纏われている”感じがしました」

この経験を踏まえて、彼女は結婚式はセルフメイクで挑むと決めた。そうためらわず決断したものの、何人かの友人たちに眉をひそめられると、迷いが生じ始めたという。皆、彼女のことを思って反対したのだ。「私はプロのメイクアップアーティストではないし、そもそもあまりメイクをしないので、だんだん自信がなくなってきたのです」とジェシー。式前、彼女が思い描く理想のブライダルメイクについて話したとき、メイクアップ・アーティストのグッチ・ウエストマンが作り上げるビューティールックに長い間憧れていたと教えてくれた。それをウエストマンに伝えると、彼女はジェシーに一対一のメイクアップレッスンを行うことをオファー。セルフのブライダルメイクを成功させるポイントを直々に伝授した。

「ブライダルメイクの目的は、あなた自身の自然な美しさを引き立てることです」とウエストマンは語る。「あなたの本来の魅力を高め、最大限に生かすのです」。彼女がジェシーに指南した、5つのコツとは?

1. 通常のメイクよりもじっくり時間をかける

Crawford & Evangelista Backstage At A Donna Karan Show

結婚式当日のメイクは「短距離走ではなく長距離走」で考えるべき。普段のメイクのようにパパッと完成させるのではなく、仕上がりを都度確認しながら丁寧に行うのが鉄則だ。例えばウエストマンは、指でそっと叩くように少量ずつメイクを肌にのせていく。「少しつけては一歩下がって、引きで顔全体とのバランスや馴染み具合を確認するようにしましょう」

2. 自分の肌を知る

Turlington, Elliott, Le Bon, & Schiffer Backstage

「顔の肌は一色ではありません。メイクの仕上がりにショックを受けてしまう人は、顔全体を一色で均一に塗りつぶされているからです。いい意味で個性を出してくれる肌の自然な感じがすべてカバーされてしまい、自分らしさが失われてしまっているのです」。そう説明するウエストマン曰く、理想はコンシーラーなどのベースメイクアイテムを2色用意すること。そうすればナチュラルなベースメイクになり、一番自分らしい、違和感のないブライダルメイクが作れるのだそう。

万が一、当日手もとに一色しかなくても、わずかなアイテムだけで同じように自然なルックは作れるとウエストマン。その場合はファンデーションをしっかり塗る代わりに、自分の肌の色に完璧にマッチしたコンシーラーを気になるポイントに塗布。厚塗り感のないメイクになるという。「光を集めて気になる部分を目立たなくするというよりは、影をうまく中和する感じなので、ワントーン明るいものではなく、なるべく肌の色にマッチしたものを使うのがベストです」

3. ハイライトとマット感を駆使する

Marc Jacobs for Perry Ellis Fall 1992 Ready to Wear Runway Show Backstage

「肌の補正が終わったら、少しメリハリをつけます」とウェストマン。そこで活躍するのがハイライトとフェイスパウダーだ。まず最初にマット肌を作る。次に大きなブラシでフェイスパウダーを特にテカリが気になる部分に軽く、ごく薄くのせ、最後に頬骨や唇の上のくぼみ(キューピッドボウ)、目頭、眉骨といった定番の箇所に、パール感あるハイライトを入れる。「ほどよくマットな濡れツヤ肌は、本格的なコントゥアリングをしなくても顔に自然な立体感を出してくれます」

4. やり直したい場所は、ブラシに残ったメイクで対処する

Christy Turlington Backstage At A Donna Karan Show

順調に進んでいたのに、途中で失敗してしまった……。普通の日でもイライラするのに、結婚式当日ともなれば焦りはピークに。綿棒やコットンで拭くなどというやり方もあるが、ウエストマンがおすすめするのは、ファンデーションブラシを使ったお直し方法。「ファンデーションブラシで、上から優しく叩くように気になるところを消していきます」。このとき気をつけたいのが、上からさらにパウダーなりチークなり、失敗した箇所に使っていたメイクを重ねないこと。「ブラシに残ったメイクだけで、やり直したいところをぼかしていくようなイメージです」

5. 血色感をプラスする

Christy Turlington Backstage At A Donna Karan Show

疲れ顔にならないためにもチークやブロンザー、リップで血色はしっかりとプラスしたいもの。「ブライダルメイクは、いつもと違うチークの入れ方で冒険するチャンスではありません」と指摘するウェストマンは、リフトアップ効果を出す秘訣も教えてくれた。「チークを耳の真ん中に向かって、もみあげに差しかかるあたりまで入れます。そこまで高い位置ではないですが、これだけでも顔が少しリフトアップされます」

Text: Margaux Anbouba Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

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