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映画好きが「そういうこと!?」と驚く、伏線回収が気持ちいい映画10選

  • 2024.11.24

物語の中に張り巡らされた伏線を巧みに回収していくどんでん返し系の映画って、思わず「騙された〜!」となる感覚が気持ちよかったりして、観終わった後の余韻や感動も含め、もう1度観直したくなったりするものです。

そこで本記事では、サスペンスやスリラーなど伏線回収がハンパない映画を、10本ピックアップ。Filmarksユーザーのレビューと一緒にご紹介します。(レビューは一部抜粋)

『メメント』(2000)

結末を知っている状態で観ているのに騙された。
最後まで観終わって、そのままもう一度観たいと思える作品。
残り30分くらいでやっと意味が分かり、最後の結末には鳥肌がたった。

『インターステラー』(14)を手掛けるクリストファー・ノーラン監督、初の商業映画作品。
主人公のレナードは、目の前で妻を殺されたショックで、記憶を10分しか保てない障害を負ってしまう。レナードは10分後の自分へのメッセージを自身の体にタトゥーで残しながら、犯人の追及を試みる。
第27回ロサンゼルス映画批評家協会賞では脚本賞を受賞した本作。この作品を難解にするのは、時系列通りではないストーリー展開。バラバラなパズルのピースを組み合わせながら最後まで観終わった頃には、もう一度観なおしたくなること間違いなし。主演を務めるのは『英国王のスピーチ』(10)などのガイ・ピアース。

『search/サーチ』(2018)

ストーリー展開も魅せ方もとても良くて、見事見事。
伏線は堂々と張られていて粛々と回収されていく。
展開が早く時間があっという間で、緻密な伏線回収は見応え抜群だった!

『RUN/ラン』(20)のアニーシュ・チャガンティ監督のデビュー作であり、「スター・トレック」シリーズのジョン・チョーが主演を務める。
全編に渡ってPC画面上でストーリーが展開していくデジタル・サスペンス・スリラー。ある日、16歳の女子高生・マーゴットが行方不明になり、その父・デビットがPCやSNSを駆使して彼女の行方を探していくストーリー。
決してデジタルフレンドリーとは言えない父親が、少しずつ娘のアカウントへのアクセスに成功していく様子は見応えバッチリ。マーゴットはまだ生きているのだろうか……? 父親目線で彼女の行方を追うと没入感が高まる。画面には細かな伏線が映り込んでいるので、画面の隅々まで注意深く観てほしい。

『ユージュアル・サスペクツ』(1995)

初めて映画を観て声を出した。
何のネタバレもなしに観てほしい。
記憶を消してまた観たい映画No. 1。

『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のブライアン・シンガー監督作。
ある夜、密輸戦が爆破され、多数の人間が殺害された。事件に関係する5人の男を裏で手引きしていたのは、伝説のギャングであり警察が追う謎の男、「カイザー・ソゼ」。事件の黒幕を調べるべく、捜査官のデヴィットは、事件の生き残りの詐欺師・ヴァーヴァル・キントの証言をもとに事件の様子を振り返っていく。
爆破事件の日に一体何があったのか、「カイザー・ソゼ」とは何者なのかというミステリー要素を持つ本作。序盤からラストまで、暗闇の中を手探りで進むようなストーリーが魅力。第68回アカデミー賞では脚本賞などを受賞している。

『アイデンティティー』(2003)

一切全く展開読めんかったので超面白かったです。
脚本が素晴らしい。どんでん返し映画としてもひと味違う映画!
よくあるミステリーかなって観たら度肝抜かれた!

『フォードvsフェラーリ』(19)のジェームズ・マンゴールド監督作。
嵐の夜に身分や年齢の異なる11人の男女が一軒のモーテルに閉じ込められ、殺人が繰り広げられる物語。モーテル内では、死体が忽然と姿を消えてしまう不可解な出来事も起きはじめる。犯人探しをする中、集められた11人には、“ある共通点”があった。
内容はよくあるコテージミステリーの体裁を取りながらも、異質な輝きを放つ本作。奇妙な出来事が増えていき、こちらの推理をことごとく裏切る、観客に先読みさせないサスペンスの傑作。主演は『セレンディピティ』(01)のジョン・キューザック、共演はレイ・リオッタ、レベッカ・デモーネイほか。

『プレステージ』(2006)

そんなどんでん返しがあっていいのか!
複雑だけど点と点が繋がった時にアドレナリン
巧みに交差する時間軸と細部まで張り巡らされた伏線で、観客を幻惑し、魅了するノーランのマジックショー。

クリストファー・プリーストによる小説「奇術師」を、クリストファー・ノーラン監督が映画化。
19世紀末のロンドンを舞台に、2人の天才マジシャン・アンジャーとボーデンを描く。元々2人は同期だったが、ある出来事をきっかけに対立し、やがて事件が起きてしまう。
実際のマジックの手順である、確認「プレッジ」、展開「ターン」、偉業「プレステージ」の順にストーリーが展開していく奇術ミステリー。マジシャンを題材にした映画だけにトリックが多く登場し、さらにノーラン監督の複雑な展開が観るものをマジックの渦へ誘う。
2人の主人公アンジャーとボーデンを『グレイテスト・ショーマン』(17)のヒュー・ジャックマン、『ダークナイト』(08)のクリスチャン・ベイルが演じる。

『アンテベラム』(2020)

最高に胸糞わるくて、最高にびっくりもスッキリもする。
「してやられた〜!!」となった。
前情報なしで観た方が絶対に良い!!

本作が長編デビュー作となるジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツ監督、脚本作。
物語は、社会学者であり人気作家のヴェロニカと、アメリカ南部の農園で奴隷として暮らすエデンの2軸で展開していく。満ち足りた生活を送るヴェロニカはある日、罠に嵌められ日常が崩れ去っていく。一方エデンは、過酷な労働に耐えかね、奴隷仲間と脱走計画を実行しようとしていた。
同じ顔のヴェロニカとエデン、彼女たちの繋がりが明かされた時、作中で感じていた違和感が伏線となっていくパラドックス・スリラー。『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(22)のジャネール・モネイを主演に迎えている。

『シャッター アイランド』(2009)

最後の結末に何回観ても驚くし心動かされる。
観るたびにこれも伏線だったのかって気づいて面白そう。
真実が明らかになった時、鳥肌が止まらなかった。

『アイリッシュマン』などを手掛けた、マーティン・スコセッシ監督作。主演を務めたレオナルド・ディカプリオとは、『ディパーテッド』以来2度目のタッグを組んでいる。
精神を病んだ犯罪者を収容する「閉ざされた島(シャッター アイランド)」で繰り広げられるミステリー・スリラー。島で起きた事件の捜査に訪れた保安官・テディは、不可解な出来事に巻き込まれ、島が隠している“ある真実”に近づいていく。
作中に散りばめられた謎めいた伏線は難解なものが多いが、それ故に何度も観直したくなる一作。

『ゲット・アウト』(2017)

途中で感じる様々な違和感がラストでちゃんと回収されるのが良かった。
伏線回収が気持ちよすぎる。
変な不気味さと、後半のハラハラドキドキさが凄くいい!

ジョーダン・ピール長編デビュー作であり、監督と脚本を担当。サプライズ・スリラーと銘打たれた本作は第90回・米アカデミー賞にて、脚本賞を受賞している。
アフリカ系アメリカ人の写真家クリスが、白人の彼女・ローズの実家に訪れるストーリー。クリスは彼女の両親に温かく迎え入れられるが、黒人の使用人を見てどこか居心地の悪さを感じる。ホームパーティーでも過剰な歓迎をされるが、クリスの感じる“違和感”は徐々に膨らんでいく。
主演を務めるのは、その後『NOPE/ノープ』(22)でも監督とタッグを組んだダニエル・カルーヤ。

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)

テンポよく進むから飽きずに観れるし伏線回収も気持ち良くて面白かった!
犯人が最後まで予想できなかった。
最初に想定したストーリーが良い意味で裏切られた。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の、ライアン・ジョンソンが監督及び脚本を担当。本作は、イギリスの推理小説家アガサ・クリスティーに捧げるため、100%オリジナル脚本で書き上げ撮影に挑んだミステリー映画。
物語は世界的ミステリー作家・ハーランが、85歳の誕生日の翌朝に遺体となって発見されることから展開していく。莫大な遺産を残したハーランの死に関して、彼の子供達やその家族、家政婦や看護師、屋敷にいたもの全員が容疑者となる。
曲者揃いの登場人物たちや、二転三転を見せていくスリリングなストーリー展開、伏線をスッキリと回収していく後味の良さには、思わず快感を覚えてしまいそう。
探偵を演じるのは、「007」シリーズのダニエル・クレイグ。一族の問題児には「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンスなど、豪華俳優陣が顔を揃える。

『ドミノ』(2023)

今映っているものが何なのか、疑いながら観る楽しさがありました。
最後まで何も信じられなくなって面白かった。
エンドクレジットがかっこよすぎた。

「スパイキッズ」シリーズのロバート・ロドリゲス監督作品。
主人公は娘が行方不明になり強迫観念に囚われてしまった刑事のダニー。仕事に復帰し銀行強盗の現場に赴くと、不可思議な力を操る男と遭遇する。娘の行方と関係があると確信したダニーは彼を追うが、男の強大な力による現実とは思えない世界へ巻き込まれてしまう。
「冒頭5秒、すでに騙されている」というキャッチコピーの通り、どこから、そして誰に騙されているかを注意深く観察しながら“最後まで”油断せず観るのがおすすめ。主演はベン・アフレック、謎の男をウィリアム・フィクナーが演じている。

※2024年11月20日時点の情報です。

※最新の配信状況は各サイトでご確認ください。

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