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実録! 一週間、毎日水を2.5L飲み続けて起きた体と肌の変化

  • 2024.11.23

人体という複雑なエコシステムを管理、維持するのは容易いことではない。毎日、そして常に、水をやらなければならず、それは延々と続くのだ。まるで私たちの命は水にかかっているとでも言うように......(実際に、その通りなのだが)。

しかし、現実的に私たちの体はどのくらいの水分量が必要なのだろうか? 専門家の推奨量はさまざまですで、体格や気候、日常的な活動レベル(一日中デスクワークをするのか、それともアスリートなのか)にもよるが、2Lから3L、あるいは一日あたりグラス8杯分と言われることが一般的だ。また水は漠然と私たちの生命を維持しているだけではなく、体温を調節し、脳機能を向上させ、肌の健康にも大きく関与している。細胞に必須の栄養素を届け、有害な毒素や老廃物を排出。そう、水は、言うまでもなく、私たちの健全な日常生活の鍵を握っている。

しかし、ほとんどの人は自分自身の正確な水分摂取量を把握していない。ダイエットコーラでなく水を選択するのは退屈だし、締め切りに追われ、返信すべきメールがあるのに、水分を摂って今以上にお手洗いの時間を確保するのも面倒だ。ガイドラインに沿って、水分摂取量を増やす価値がどのくらいあるのだろうか? それを確かめるために、一週間、毎日2.5Lの水を飲んで、心身にどんな変化が起きるのか実際に検証してみることにした。

Day 1 to3

ただ、水を飲むだけでいい。簡単だと思ったら大間違い! 1Lまではまだ余裕があるものの、問題は2L目からだ。動くたびに、お腹からは湯たんぽを激しく揺さぶっているような音がするし、美味しいおやつも食べたくない。それに20分から30分おきに、お手洗いのためにデスクを離れなければならないのだ。同僚は、私がオフィスを歩き回っていると必ずと言っていいほど「大丈夫?」と声をかけてくる。その度に、私は「大丈夫!』とぶっきらぼうに返事をするのだ。だって、お手洗いに行くこと以外に、集中すべきことがないのだから。お喋りしている時間もない。水を飲むことが、私のフルタイムジョブなのだ。

Day 3 to 5

地獄のような3日間を過ごした後から、実際に変化が見られるようになる。私はこれまで、午後2時頃から夕方までエネルギーが低下する傾向にあった。これは概日リズムか自分の体質が原因だと考えていたのだが、この実験中はいつもの昼間のエネルギー低下が全く起こらなかったのだ! むしろ、一日中ずっと目が覚めていて、高い集中力を保てる状態が続いた。カフェインを大量摂取したときのような過剰なハイ状態でもなく、むしろ思考がクリアになり、生産性もアップ。だるさも明らかに軽減されのだ。

そして驚くべきことに、あれだけ苦痛だった水分摂取も苦ではなくなってきたのだ。これはおそらく慣れではなく、この期間にジムに数回通ったことで体が多くの水分を必要としたからだろう。レディー・ガガと同じ背丈の私は、冷房がガンガンに効いたオフィスで座っているだけなら、それほど多くの水分を摂取する必要はない。それに、水を飲みすぎると、水中毒と呼ばれる状態を引き起こす危険性もある。つまり自分の活動レベルによって、水分が十分に補給されていると感じるなら、無理に水を飲む必要はないのだ。しかし、エクササイズを行いアクティブに過ごすと、無理なく2.5Lの水分摂取を達成できることがわかる。

Day 5 to 7

一週間経過すると、鏡に映った自分の顔が明るくなっていることに気づく。デミ・ムーア主演のボディホラー映画『The Substance(原題)』のように、劇的に変化しているというわけではないのだが。周りからは気づかれないかもしれないが、わずかに潤いが増しているように見えるし、調子の良い日の顔であると言う感覚は確かにある。また明晰な思考は持続し、だるさがない状態も続いている。実際に、毎日2.5Lの水を飲むようになってから、就寝時まで疲れを感じることはなくなった。生理前の数日間はいつもなら疲れた目をしたアニメキャラのミームのような顔になっていたのだが、今回は大丈夫。

実験結果を総括すると、毎日2.5Lの水を飲んだからといって、スキンケア用品をすべて捨てて、水を飲むことの重要性を説くセミナーを始めるほど、私の生活が完全に変わったわけではない。しかし、その効果は十分にポジティブで顕著なものだ。お手洗いの時間を何度も取るのは多少煩わしいが、人間が調子良く機能するための代償としては安いものだ。これまで自分の体が錆びついた古い機械のような状態だったとは思いもよらなかったが、この機会に学んだことを活かし、私はこれからも2.5Lの水を飲み続けるつもりだ。

Text: Daisy Jones Translation: Makiko Yoshida

From VOGUE.COM

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