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「間尺(ましゃく)に合わない」とはどんな意味?その用い方や類義語・対義語は?

  • 2024.11.23

建築用語でもある言葉、それが「間尺(ましゃく)に合わない」です。 しかし「間尺に合わない」とはそもそもどのような意味の言葉なのでしょうか?

ここでは「間尺に合わない」の意味について解説します。 併せて類義語・対義語も紹介するので参考にしてみてください。

「間尺に合わない」とは

ここでは「間尺に合わない」の意味を解説します。

「間尺に合わない」の意味

「間尺に合わない」は、割に合わないことを意味します。 ほとんどの場合は損になることの例えとして使用されます。

つまり、損益が釣り合わないことを「間尺に合わない」と表現するわけです。

ただし、建築用語として使用されることもあるのでその点は注意が必要となるでしょう。

「間尺に合わない」の用い方・例文

「間尺に合わない」は割に合わないことを指して使用します。

・例文1:サービス残業ばかりで間尺に合わない。 ・例文2:仕事が間尺に合わないから転職を決意した。 ・例文3:店を新規オープンしたものの価格設定を間違ったことで間尺に合わなくなり、すぐに閉店する事態となってしまった。

このように「間尺に合わない」は割に合わないという意味で使用します。

単に何かで失敗するというよりは特定の物事において損をするような場面で使用します。

得することには使わない

「間尺に合わない」は基本的に損になる場面で使用します。

そもそも「間尺」とは寸法が合わないことを意味します。 原則は採算が合わないなどの意味で使用されるわけです。

そのため、得することには使用しません。

ただし、一部では利益に合うことを「間尺が合う」と表現することもあるようなので、その点は注意が必要となるでしょう。

類義語は「牛刀をもって鶏を割く」

「間尺に合わない」の類義語は「牛刀をもって鶏を割く」です。

「牛刀をもって鶏を割く」は、取るに足らない小さなことを処理するのに大掛かりなことをする意味で使用される慣用句です。

小さな物事に大袈裟な手段や方法は必要ないという意味でも使用されます。

確かに小さなことを処理するのに大掛かりなことをしていては割に合いません。

その点が「間尺に合わない」に通ずるものがあるといえるでしょう。

「間尺」とは

ここからは「間尺に合わない」の「間尺」とは何かを解説します。

「間尺」はなにをあらわしている?

「間尺」はもともと建築用語の1つとして使用される言葉でした。 現代でも工作や工事などの寸法のことを意味する言葉として使用されています。

現に建設現場では寸法が合わないと何もかもがうまくいかなくなります。

その寸法のことを「間尺」と表現しているわけです。

現在でも建築業界では寸法を「間尺」と表現する場合があります。 そこから「寸法が合わない=間尺が合わない」という言葉が生まれたとされています。

ただし、最近では損得に関する言葉として使用されており、建築現場のみで使用される言葉ではなくなりつつあるようです。

「間尺に合わない」の対義語

ここからは「間尺に合わない」の対義語を紹介します。

算盤が合う

「算盤が合う」は計算が合うことを意味する言葉です。 収支が引き合うことや採算が取れることの意味でも使用します。

その点が「間尺に合わない」とは真逆の意味となるのではないでしょうか。

現に「間尺に合わない」は利益などに関して「計算が合わない」という意味でも使用されます。

濡れ手で粟

「濡れ手で粟」は簡単に金儲けをすることを意味する言葉です。

濡れた手で粟を掴めば、粟の粒もたくさん掴むことができます。 要は骨を折らずしてたくさんの利益を得ることができるわけです。

そのことを「濡れ手で粟」と表現します。

一方で「間尺に合わない」はいくら頑張っても割に合わないことを意味するので、真逆の意味となるといえるでしょう。

まとめ

「間尺に合わない」は損をすることの例えとして使用されます。 労力の割に結果が見合わないという意味でも使用されます。

そのため、割に合わないことを意味する言葉と言えるでしょう。

ただし、この言葉はもともと建築用語の1つとされていました。 現に「間尺」とは寸法のことを指していたとされています。

今でも建築業界では寸法が合わないことを「間尺が合わない」と表現することもあるので注意しましょう。

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