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有名女優も住んでいた大阪・西長堀の“元祖タワマン”⁈ 不思議なデザインの理由は週刊誌対策?それとも…

  • 2024.11.23
©️ABCテレビ

大阪・西長堀のとあるマンションには、大正・昭和・平成の3時代を生き抜いた有名女優がかつて住んでいた! そこは“タワーマンションの元祖”ともいえる建物で、壁に細長い窓が連なる不思議なデザインが目を引く。A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが、壁のデザインの謎に迫ると……!?

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【動画】テレビ未公開映像を大公開。“タワマンの元祖”にA.B.C-Z塚田僚一「安い!」古川昌希アナ「住みます。契約書、書かせてください!」

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大阪メトロ西長堀駅の近くには、不思議なデザインの巨大なマンション「西長堀アパート」がある。北側の80メートルの壁一面に細長い縦長の窓がズラリと並んでおり、どこからどこまでが1部屋かわからないデザインだ。そのため塚田と古川アナは、「いやいや、これマンションなの!?」「会社か何かじゃないの!?」「これ、窓何個分が1部屋!?」とビックリした。

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西長堀アパートが建てられたのは昭和33年。日本式の住まいが主流だった当時としては珍しい、リビングやキッチン、洋式トイレ、タイル張りの浴室などがそろっていた。とある一室の当時の家賃は約1万5800円で、現在に換算するとなんと25~30万円相当というのだから驚きだ。

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今で言う東京の六本木ヒルズのような高級住宅だった西長堀アパートには、かつて名女優・森光子や、作家・司馬遼太郎も住んでいたのだとか。「もしかして、このアパートで司馬先生は『竜馬がゆく』を書かれたかもしれない!」と、古川アナは大興奮! この情報からひらめいた塚田は、「有名な方々がみんな困っている週刊誌!」「みんなね、そういう問題があると思う」ということで、デザインが不思議な理由は、「住人のプライバシーを守る目隠し的な役割を兼ねた」と予想した。

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しかし、塚田の予想はハズレ! 歴史探訪プランナーの森なおみさんいわく、そもそも「そのアパートと有名人は関係ありません」とのこと。森さんによると不思議なデザインは、「立地上必要なものだった」という。その理由の1つについて、「当時の人々にとっては、このマンションは前人未到の高さで、廊下を歩く際に恐怖を取り除くために外が見えないデザインになった」と、森さんは語った。彼女いわく、理由はもう1つあるそうだ。

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森さんにもらったヒントから、塚田と古川アナは、西長堀アパートの北側にある長堀通沿いを調査することに。そこで彼らは、かつて長堀通は長堀川という大きな川だったことを知り、この川が西長堀アパートの北側すぐ近くに流れていたのではと考えた。そして最終的に、不思議なデザインにした理由を、「汚れた川の匂い対策&景観対策」と結論付けた。

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塚田と古川アナの推理の結果は、100点満点中……まさかの0点! 森さんによると、西長堀アパートは「(日本住宅公団による)日本初の高層マンション」「いわば元祖タワーマンション」とのこと。不思議なデザインの理由は、高層マンションの敵である強風を防ぐため。当時は周辺に高い建物が全くなかったため、「直接風の影響を受けるので、風よけの壁としてのデザインにした」のだった。 なお、西長堀アパートの壁の不思議なデザインは、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」11月19日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ

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