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甘い物が我慢できなかった40代がファスティングに挑戦!お菓子への執着が消えた理由と方法とは

  • 2024.11.24

甘い物や高カロリーなものがやめられず、気付けば若いころより10kg近く太ってしまった私。このままじゃいけないと思い、さまざまなダイエットを試してみましたが、なかなか結果が出ず……。そんなときに出合った“ファスティング”という方法。それをきっかけに、食事や生活習慣も徐々に改善できました。そのときの体験をお話ししたいと思います。

酵素ドリンクを飲みながらファスティング

40代に入ってから「体脂肪が落ちにくくなった!? 食べた分以上に太っちゃう! どうしよう……」と本気で悩んだ私は、抜群にスタイルの良い友人に相談してみました。そして、勧められたのがファスティング。いわゆる「絶食」です。その友人に管理栄養士さんを紹介してもらい、いろいろと話を聞くことができました。

ファスティングのメリットの1つが“ダイエット”。効率の良い脂肪燃焼作用が期待できるのだそうです。そのメカニズムはこんな感じです。絶食中はエネルギーが低下するため、体はいったん体内に蓄積された糖質メインのエネルギーを使い始めます。しかし、そのエネルギーにも限界があるため、その後は体内の脂肪を燃焼してエネルギーを作るようになります。これがダイエットにつながるそうです。

年齢とともに痩せにくくなっていた私には、とても魅力的な方法に思えました。また、絶食中は食事の代わりに酵素ドリンクを飲めば良いので、栄養不足になる心配もなさそうです。そこで早速、酵素ドリンクを通販で注文。家で試してみることにしました。管理栄養士さんによると、通院中や薬を服用中の方は、必ず主治医にご相談の上おこなってくださいとのことでした。

体重減少の他にもうれしい変化が!

管理栄養士さんからファスティングの重要なポイントについて聞き、実際に試してみました。まず酵素ドリンクは添加物なしのものを選び、飲む量は商品に書かれた用法どおりにします。この酵素ドリンクのおかげで、空腹感はほとんどありませんでした。

そして絶食前後には、準備期間と回復期間を必ず作ること。私は2日間絶食し、その前後に3日間ずつ設けました。この間は嗜好品や乳製品は避け、玄米・野菜・海藻類・大豆食品など和食のみにします。また絶食日に近づくほど、おかゆ・具なし味噌汁など消化の良い物に変えていきました。

そして、試した結果ですが……体重が2kg減少、体も少し細くなりました! 短期間なので見た目や数値に大きな変化はありませんでしたが意外な変化が! 以前は食べずにはいられなかったお菓子などを、さほど体が要求しなくなったのです。

管理栄養士さんによると、絶食中に宿便が出ることで腸内環境がリセットされるので、食欲もリセットされることがあるとのこと。たしかに出ました! ビックリするほど。このように一時的な変化は小さいながらも、その後の食生活改善につながるうれしい変化を感じることができました。

質の良い睡眠と軽い運動も大切

その他、ダイエットをする上で押さえたい2つのポイントもお聞きしました。

まずは十分な質の良い睡眠です。寝不足になると食欲を調整するホルモンバランスが崩れ、高カロリーなものを食べたくなってしまうとか! また、睡眠中に分泌される成長ホルモンとコルチゾールには、ひと晩で300kcalほどの脂肪燃焼作用があるらしいのです! 睡眠がいかに大切かを実感しました。ホルモン分泌時間である夜10時~2時はなるべく寝るようにし、7時間を目安として眠るのが良いようです。

次に軽い有酸素運動です。動くのが苦手な私でも「ストレッチやウォーキングならできる!」と思いました。逆に激しい運動は脂肪燃焼しにくいそうです。ゆっくりと体に負荷をかけながら、しっかり呼吸することで酸素がたくさん送りこまれ、脂肪燃焼につながると言われました。目安としては1日20分以上、週数回以上が理想らしいですが、初めは無理のないペースでおこなえば良いとのことでした。

まとめ

何を試してもダイエットできなかった私のファスティング体験。ファスティング後は普通の食事に戻しましたが、できるだけ高タンパク低カロリーを心がけるようになりました。また、お菓子など甘い物もコントロールできるようになったので、現在、体重は少しずつですが減ってきています。本当にありがたいです。このまま続けて若いころから太ってしまった10kg分の体重を落とし、洋服のサイズを1つ下げることが目標です!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※妊娠の可能性がある場合は医師と相談の上、体調を見ながら無理せず進めてください。

著者:坂田美和/40代女性。最近ほうれい線が気になり始め、お肌のリフトアップに奮闘中。更年期症状でたまに体調を崩すため、できるだけ食生活のケアを心がけている。だが、本当は好き嫌いはまったくなく、出されたものは何でも食べることができる。趣味はカフェ巡り、神社仏閣巡り、旅行。

イラスト/きびのあやとら

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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