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縁結び・鬼滅・登山で全国的に人気!絶景も楽しめる「竈門神社」見どころ(太宰府市)

  • 2024.11.22

こんにちは、神社仏閣が大好きで仏教検定(※)1級を持つライターのツバキングです! (※)日本仏教協会認定資格

みなさんは、お寺や神社に行ったときに、「詳しい由来や歴史はなんだか難しそうで……」と思ったことはありませんか?

そこで、私ツバキングのオススメを紹介しながら神社について“超カンタン”に解説します! 今回は太宰府市の『宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)』です。

この季節、目にも鮮やかな紅葉を楽しみながらの参拝も楽しいですよ!

九州屈指の人気の山「宝満山」に鎮座する「宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)」(太宰府市)

(※以下、竈門神社)

西鉄・太宰府駅からコミュニティバス「まほろば号」で約10分、宝満山の麓にある『竈門神社』。

宝満宮竈門神社 御本殿・拝殿
画像:宝満宮 竈門神社

『太宰府天満宮』から徒歩であれば30~40分の上り坂ですが、山伏(山中で修行をする修験道の道者)の方々の修行の場として歴史を紡いできた宝満山の山登りをプチ体験してみるのもいいですね!

宝満宮竈門神社 宝満山
画像:宝満宮 竈門神社

なにしろ、霊山(信仰の対象となる山)としては、鳥海山、富士山に続く3例目として国の史跡に指定された神聖な山です。

山伏の方々の宗派は修験道といい、仏教でも神道でもない立ち位置にあります。「山とか大きな木ってなんか神聖っぽいよね」という日本人に昔からある心と、神道や仏教、中国の道教の教えなどの要素が混ざった宗教です。

今でも新緑の季節になると宝満山で山岳修行をする山伏の方々を見ることができ、現代にもその聖なる感覚が息づく山なのです。

「縁結び」のご利益のヒミツは神様の名前にあり!?

宝満山に『竈門神社』ができたのは、西暦673年。

今から1,350年以上前という気の遠くなるような歴史を持つ神社です。

主祭神として中心に祀られているのは「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」という女性の神様。

「縁結び」のご利益があるとされ、良縁を求めて多くの人が参拝に訪れますが、そのご利益のヒミツは神様の名前に隠されているんです。

まず、「玉」という言葉は「魂」とイコールであると考えられています。

そして、その魂が、引き寄(依)せ合うという意味で“縁結び”のパワーがあるというワケなのです。

そのほかにも、「方除け」・「厄除」のご利益があるとされ、一年を通して多くの参拝者で賑わっています。

宝満宮竈門神社 鳥居
画像:宝満宮 竈門神社

そんな神様が祀られる本殿は、1,350年の大祭の節目を記念して、2013年に銅板屋根の葺き替えをはじめとする改修工事が行われました。

装いも美しく整えられ、静かな佇まいながら、目の前にするだけで気持ちがキリッと引き締まるような、凛々しい雰囲気を持っています。

神社ですので、二礼・二拍手・一礼でお参りしましょう。

宝満宮竈門神社 御本殿・拝殿
画像:宝満宮 竈門神社

「縁結び」にまつわるものがたくさん!境内の見どころ&お守り

本殿に祀られる神様以外にも、境内には縁結びにまつわるものがたくさんあります。

そのひとつが、『再会(さいかち)の木』。

竈門神社 再会の木
画像:宝満宮 竈門神社

その昔、神功皇后が親しい人との再会を願って植えたと伝えられている木で、この木に向かって、好きな人との再会や、縁結び、まだ見ぬ人との出逢いを祈れば、きっと願いが叶うと信じられています。

ちなみに、神功皇后というのは、全国の八幡宮に祀られる神様でもある応神天皇の母。

竈門神社にも祀られています。

そして、『竈門神社』といえば、ガラス張りでスタイリッシュな『お札お守り授与所』も注目ポイント。

竈門神社 授受所
画像:宝満宮 竈門神社

ズラリと並ぶお守りのラインナップも縁結びのものがたくさん。

中でもオススメは、『恋守り むすびの糸』です。

ブレスレットのように手首につけるお守りで、赤い糸がファッションのアクセントにもなりオシャレ!

宝満宮竈門神社 恋守り むすびの糸
画像:宝満宮 竈門神社

そのほか『仕事結び守り』や、一期一会を祈願する『いちご守り』(下の画像)、『縁結びこより』、縁結び以外にも『てるてる晴れ守り』などがあります。

宝満宮竈門神社 いちご守り
画像:宝満宮 竈門神社

また、ここ数年は一大ブームを巻き起こした漫画『鬼滅の刃』の聖地としても知られています。

主人公の苗字が「竈門」であること、宝満山の山伏の装束が主人公の羽織と同じ市松模様であること。

そうした関連性から“聖地”とされていて、同作のイラストが描かれた絵馬も多く奉納されています。

紅葉の季節こそ竈門神社へ!

宝満宮竈門神社 紅葉
画像:宝満宮 竈門神社

木々や花々の移り変わりによって、どの季節も私たちの目を楽しませてくれる『竈門神社』。

春に咲き誇る桜やシャクナゲ、初夏に生き生きとした青さを輝かせる新緑もステキですが、やっぱり外せないのが秋の紅葉。

宝満宮竈門神社 紅葉
画像:宝満宮 竈門神社

およそ300本のカエデが色づき、参拝者を迎えてくれるのです。

高台にあるため、太宰府市を一望できる眺望と紅葉のマリアージュも写真に収めたくなる絶景!

約2時間の登山!「上宮」にお詣りするのもオススメ

さらに、『竈門神社』をもっと深く体感したい方には「上宮」がある山頂までの登山もオススメ!

宝満山にはいくつかの登山道がありますが、ここ『竈門神社』の登山口からスタートするのが一番ポピュラーです。

標高829mの山頂までは2時間ほどかかり、途中には100段もの石段もあるので、正直言って楽な登山ではありません。

しかし、深く茂る緑に抱かれ、御笠川の清流を感じながらの登山は、心も体もキレイになるような体験です。

山中には「益影の井」や「五百羅漢」など数々の史跡が点在しているほか、頂上付近までいくと、「上宮」のほか、玉依姫命の伝承にまつわる「馬蹄石」や「竈門岩」などがありますよ。

宝満宮竈門神社 上宮
画像:宝満宮 竈門神社

古くから受け継がれる神聖な地であり、日本屈指のパワースポットとも言える『竈門神社』。

ぜひ、出かけてみてください!(文/Mr.tsubaking)


■宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)
住所:福岡県太宰府市内山883
拝観時間:【境内】24時間参拝可能【授与所】8:30〜18:00【祈願受付】9:00〜16:00
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