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新生「ディオール カプチュール」誕生。フローラルサイエンスはさらなる高みへ

  • 2024.11.23

“リバース エイジング”の名のもとに、世界中のサイエンスの権威で構成される「ディオール リバース エイジング ボード」。そこで解明される老化のメカニズムに関する新知見をいち早く製品に落とし込んできたカプチュールだが、今回の着想源は「再生医療」。しかも「酸素」がゲームチェンジャーだという。再生医療の現場では酸素供給を適切にコントロールすることで、よりよい組織再生に繋げられるからだ。

Harper's BAZAAR

「体内での酸素の役割は多く、 酸素の供給は重要です」と説明するのは、人体生化学博士でディオール リバース エイジング ボード メンバーであるデイヴィッド・ファーマン。「細胞のエネルギー源であるATPの合成を高めるだけでなく、ナチュラルキラー細胞を活性化して老化細胞を取り除く働きもある。“酸素”という観点からアプローチしたのは実に、物事の根本=メカニズムを理解するのに繋がったと思いますね。メカニズムを知れば知るほど、より適切な対応ができるようになる。酸素に目をつけた理由は、酸素のさまざまな役割がわかってきているからで、その運搬の仕組みというところまでしっかりと紐解くことで、今回のような素晴らしいプロダクトが生まれたのだと思います。根本のメカニズムをしっかりと理解して突き止めることがとても重要。それが私たちのアプローチ方法なのです」

LVMHリサーチ所長のブリューノ・バウーゼが続ける。「我々の今回の強みは、しっかりとデータで評価できているという点です。一般的なマーケティングコンセプトは、評価は可能ではないけれどコンセプトとして確実に認識される。ATPがエネルギーの元であることはよく知られるようになり、マーケティングのコンセプトに使われたりする。しかし今回の研究開発においては、仕組みをしっかりと把握することによって評価可能な、測定可能な効果を生み出すことができたのです。体内で不必要に活性酸素を発生させたくはない。そこで酸素を運ぶ運搬因子に着目したのは、まさにそれが理由。適切な量を運ぶことによって老化と闘う体になる。酸素、運搬、活性化。それが今回の着眼点なのです」

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そんな新たな着眼点のもと、進化のキードライバーとなっているのが、ロンゴザエキスに代わる「リリー抽出成分」だ。これについては、パルファン・クリスチャン・ディオールのサイエンティフィック コミュニケーション ディレクターのヴィルジニー・クトゥローが説明する。

「今回、ロンゴザを使用していないことに驚かれたかもしれません。ですが、それと同じ役割以上に効果高く機能するリリーに変更しています。次世代の幹細胞研究、より深いサイエンスに向けて継続的にフォーミュラを進化させていくうえで評価・選定した新成分なのです。重要なのは、新しい花のエキスがあるからそれを試してみようかということではなく、科学的に最も根拠があり、幹細胞科学に基づいて理に適った成分を決めていくことです」

そしてキー成分の変更と同じくらい驚かされたのは、ボトルデザインの変更だ。フォルムこそ同じだが、ボトルカラーは従来の血色感を感じさせたピンクから、無機的なシルバーに刷新されている。

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「今回のハイテクノロジー、再生医療というコンセプトを表現するため、無彩色に変更しています。鏡面仕上げにしているのは『肌はあなたのインサイドを映し出す』というメッセージでもあります。そして男性にも受け入れられやすい、よりジェンダーレスなデザインであることも現代では大切な要素です」(ヴィルジニー・クトゥロー)

さらにフォーミュラには「エクソ リポゾーム」という新技術を採用。肌なじみが格段にアップしているのは、試してみればすぐにわかる。進化が止まらないディオール カプチュールの新美容液「ル セラム」は2025年1月10日からお目見えする。

問い合わせ先/パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618

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