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年賀状やーめた!ハガキ1枚の今の値段は…値上げ背景に「今年で最後」が増加中

  • 2024.11.21

年賀はがきの販売が始まっていますが、販売初日でも郵便局の人もまばら…
様変わりしつつある年賀状の今を、深掘りします。

Sitakke
こんなにいっぱい出すんですか…!?(1973年の札幌中央郵便局】

半世紀前の、年賀はがき販売の様子です。持ちきれないほどのはがきを抱える女性…。
男性客がカウンターの上を歩いていく姿も!

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混雑しすぎてカウンター上を歩いて抜けていく男性(1973年の札幌中央郵便局)

こんな光景も、いまは昔。

年賀はがきの発行枚数は、2016年のおよそ30億枚から徐々に減少。来年用の発行枚数は、10億7000万枚と、前の年より25パーセントほど少なく、減り幅としては過去最大です。

その背景にあるのが、「値上げ」。

2024年10月の郵便料金の値上げで、はがきも1枚63円から85円に。

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メールやSNSの普及で、年賀状の利用の減少が続いている中、日本郵便は今回の値上げでさらに需要が減ると見込み、発行枚数を大幅に減らしました。

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料金値上げのいま、お得に年賀状を作りたい!という人には、カメラのキタムラではお得なサービスも。
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届いた年賀状や住所録のデータを店に持ちこみ、絵柄などを選んで注文すると、最短1時間で完成します。

親しい人に1年の感謝を伝えたり、なかなか会えない人に近況を報告したり。
1枚のはがきに思いをしたためてきた「年賀状」ですが、マチで多く聞かれる声はというと…。

年賀状じまいが増えている

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90代
「2年前かな。年賀状はもうやめたと言って」

40代
「私のおばが高齢で、いつも代筆して年賀状を書いてあげていたけれど、やっぱりもう来年からは無理だねということになったので、そういう案内を出した」

70代
「今年で終わりと年賀状じまいって来たのは何枚かあった」

多く聞かれたのが、「年賀状じまい」をしたという声です。

ハンズ札幌店、佐々木峰央さんにもお話を聞くと、「年賀状じまいの商品自体は去年・おととしぐらいからはあったが、郵便料金の値上げの関係もあるのか、今年は非常に商品の種類が増えている」といいます。

「今回で年賀状を終える」という内容のはがきは、ことしは20種類ほどに増やしていて、特に高齢者に人気なんだそうです。

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さらに、自分で作った年賀状で「年賀状じまい」のコメントを載せたい人用に、「年賀状じまいシール」も用意されています。

ハンズ札幌店の佐々木さんは「年賀状のやりとりは今年で最後になったとしても、メールやSNS、『もっとやりやすい連絡をずっとこれからも取っていきましょう』というような一言を添えるのがおすすめ」と教えてくれました。

手紙文化振興協会の、むらかみかずこ代表理事は、年賀状じまいのマナーについてこのように話しています。

「マナーに特別な決まりはないが人間関係そのものを『しまう』わけではないことを伝えるといいと思います。SNSのID記載やQRコードを印刷することも有効です」

一方で、「年賀状は贈り物のようなもの」とも話していて、「唯一無二の人肌を感じるツールがわたしたちの胸になつかしさや、温かさを与えてくれる」ともアドバイスします。

SNS時代にあえて年賀状を送る良さもあるということです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月6日)の情報に基づきます。

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