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野菜嫌いの子どもが食べた! みきママ最新レシピ本は「子どもの逆境を乗り越える力」を食事でサポート【作ってみた】

  • 2024.11.21
ダ・ヴィンチWeb
『みきママ やり抜きごはん』(みきママ/主婦の友社)

近年注目されているレジリエンス教育=困難に立ち向かう力を養う教育。逆境やストレスに直面した時に乗り越える力であり、特に子育て中の方は注目している人も多いのではないでしょうか。そのレジリエンスを料理という視点から捉えたのが『みきママ やり抜きごはん』(みきママ/主婦の友社)。子育てに奮闘しながら、現在管理栄養士の資格をとるべく大学に通うみきママさんが、食べ物=栄養の重要性を改めて感じ、体に必要な栄養をしっかりとるために考えられた本書。Part1ではたんぱく質のおかず、Part2を野菜のおかずと分類し、ひとつずつチョイスすればバランスの良い献立がつくれるようになっています。

本日は月曜日。我が家の月曜日は週のはじめなのに長男も次男も習い事をふたつ掛け持ちしておりお疲れモードです。でもここからの1週間を乗り越えてもらいたい! ということで、たんぱく質のおかずレシピの中から「野菜入り万能肉だね」を使った棒餃子を作ってみました。豚肉は糖質をエネルギーに変える助けをするビタミンB1が豊富なため、疲れた体にぴったりとのことです。

「野菜入り万能肉だね」は、豚肉400gにみじん切りした野菜200gを調味料とまぜるのみ。これをハンバーグ、棒餃子、キャベツシューマイの3つにアレンジする方法が載っています。

野菜はなんでもOKとのことですが、今回はレシピの例に沿ってピーマン、なす、しいたけにしました。次男、特にきのこ、なす、ピーマンは普段なら絶対食べないのですが……。念のため本に載っている以上の細かさでみじん切りにしておきます。ピーマン1つ、なす1本半、しいたけふたつ。なかなか量があります。

たねの中に片栗粉を入れて、うまみを閉じ込めるのがポイント。よくねりまぜたら餃子の皮の中央に肉だねをのせ、ふちに水をつけてとめるだけ。棒餃子自体初めて作ったのですが、普段の餃子より圧倒的に楽でした。

フライパンに並べたら、油を回しかけて弱めの中火で焼いたら完成!

野菜のおかずは「ちゃんぽん風スープ」に挑戦。こちらは豚こまとにんじん、キャベツなどの野菜を炒めて水か牛乳を入れ、しょうゆ鶏ガラなどで味を調えたら出来上がり。今回は牛乳を使いました。

何でも食べる長男は「おいしい!」とすぐに完食して棒餃子もスープもおかわり。

ここまでは想定内ですが次男は……。「ピーマン入ってるでしょ」とぶつぶつ言いながらも3本中2本は食べました! ピーマンの存在を知った上でここまで食べるなんて……次男的には快挙です。ちなみに、なすとしいたけにはまったく気付いていませんでした。

私個人では「ちゃんぽん風スープ」が優勝! お肉と野菜を炒めて牛乳を入れるだけでこんなに複雑なうまみが出るんだと感動しました。普段汁ものと言えば思考停止で味噌汁を作っていた私にとっては革命です。

この“野菜の肉だね”、チャーハンやミートソースにも応用できるとのこと。これだけ週末に冷凍しておけばハンバーグ、チャーハンと毎週ローテーションで夕飯が決まるというのも嬉しいポイント。次男もきっとハンバーグにすればピーマンに気付かないと思うので、我が家は来週ハンバーグに挑戦しようと思います!

野菜が苦手な息子に栄養満点のレシピを作ってみましたが、本書は他にもやる気や元気をアップさせたい時、だるさやイライラを吹っ飛ばすメニューなど、悩みにあわせた栄養満点のレシピに加え、「いよいよテスト前!」「塾で夜遅くなる日は…」など子どもを応援したくなるようなシーン別に献立も紹介しています。東京大学に現役で合格した長男はる兄こと遥人さんとの対談も掲載。栄養、そして夕飯時の会話の大切さを振り返った親子トークも必見です。

調理・撮影・文=原智香

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