むくみがスッキリと大絶賛！【ここだけの話 第3回 MAEÉ 着圧ソックス】

人気コスメやブランドのヒットの理由を編集長が根掘り葉掘りする連載、「最新美容の裏側『ここだけの話』」。今回は、MAEÉ 着圧ソックスに注目。

第3回最新美容の裏側「ここだけの話」

non-no編集部、MORE編集部を経て、2009年よりMAQUIA編集部に。「美容＝人生」をモットーに、日々おもしろネタを探索中！

2005年ポーラ入社。販売や商品企画開発に携わる。29歳で子宮頸がんを罹患、休職。その経験を元に2020年ポーラ・オルビスグループよりencycloを創業。着圧ソックスの開発を手掛ける。

今月のPICKUP

MAEÉ 着圧ソックス

ビューティ発想で“おしゃれ”＆“機能性” を見事に両立！
ある日の編集会議で、むくみに悩む編集部員が「めっちゃスッキリする！」と大絶賛していたMAEÉ（マエエ）の着圧ソックス。気になるけれど、着圧ソックスというとキツかったり痛みやかゆみが出たり、効果がイマイチ感じられなかったり……。実際どうなの？ MAEÉ誕生のきっかけとなった、水田社長にお話を伺いに行ってきました！

足首からふくらはぎにかけた段階着圧が特徴。MAEÉ コンプレッションソックス（コットンリブタイプ） 全9色 各￥3960／encyclo

＼ここがすごい1／医療用ストッキングとの出合いをきっかけに、はきたくなる着圧ソックス開発を決意！

「29歳で罹患した子宮頸がんの手術後、リンパ浮腫を発症し、むくみ解消のための弾性ストッキングを生涯はく必要が生じることに。でもそれは、医療用のため無骨で、はくのに20分もかかるもの。治療に必要なものですが、気持ちが萎えるしゃれ気のないストッキングに数万円もかけ続けるのに納得がいかなくて」（水田さん）。療養を経て復職後、社内ベンチャー制度を知って、ご自身の経験を生かし、美容発想で医療用の“おしゃれな”着圧ストッキング販売を提案。とはいえ、化粧品とは違う異業種のため、開発からデザイン、工場選定、営業まで当時の創業メンバーとたった2人で奔走したそう。

（上）男性の股引を連想させる医療用弾性ストッキング。（下）最初に手掛けた弾性ストッキング（￥12540）は、医療監修を受け、保険適用にもなる一般医療機器。でありながらおしゃれ心を満たす美しい仕上がりにこだわった。

＼ここがすごい2／キツくない、かゆくない、痛くないはき心地と効果実感を両立するこだわりが細部まで

次に手掛けたのは、一般の人も日常使いできる着圧ソックス。「治療のため使い始めた着圧ストッキングでしたが、脚のむくみが改善されることで体調がよくなるのを実感。一般の方にも着圧の習慣を持ってもらいたいと思って開発しました」（水田さん）。こだわったのは3点。①キツくない、かゆくならない、痛くないを実現するストレスフリーなはき心地のよさ。②毎日はきたくなる効果実感。③ファッションとしてはけるビジュアルのよさ。こうしておしゃれ＆上質でありながら、足首からふくらはぎに向かって緻密に設計された段階着圧でむくみがケアできるソックスが誕生したのです。

日本人の足型・サイズを考慮してフィットするようメディカル発想の圧設計、糸の特性を考慮。“マッサージされてるような”気持ちよさを実現。スーッと簡単にはけるのも魅力。

Point!

着圧のポイントは脚のヒラメ筋をサポートすること。キツさや痛みを感じるはき口は、ゴムを抜き、ソフトな肌あたりの編地に切り替えて柔らかさを出すことで締めつけ感を軽減。

＼ここがすごい3／可愛いからはき続けたら、脚もスッキリ！ファッションソックスとしてのビジュのよさ

無難な色が多い中、MAEÉが最初に展開した色はグレー、ボルドー、ブラウンの3色。「おしゃれのアクセントになるような色展開にしたかったので、最初は黒や白は出しませんでした。ひとクセある色を追加したり、限定カラーを発表しています。さらに、“美脚に見える”ことを重視し、バックに縦ラインを入れたラインタイプも自信作」（水田さん）。無理せず、おしゃれとしてはいているだけで健康になれるなんて一石二鳥！ 10月からはユナイテッドアローズのグリーンレーベル リラクシングにて全店舗展開もスタートし、より手に取りやすくなったのもうれしい！

新作もおしゃれ！

（右）MAEÉ コンプレッションソックス（ラインタイプ）、（中・左）コットンリブタイプにマスタードとレッドの2色が限定で登場。差し色におすすめ。各￥3960／encyclo※レッドはセレクトショップ限定

取材を終えて

使う人に寄り添ったモノ作りの姿勢に感動

見た目は度外視されていた医療用品に可能性を見出し、おしゃれをあきらめたくないニーズを形にした水田さんの行動力に心からブラボー！ 楽しくはけて、健康にもいい。そんな着圧ソックスに、私もハマって毎日愛用しています。

MAQUIA 12月号
撮影／土佐麻理子 取材・文／藤井優美〈dis-moi〉 構成／伊藤かおり（MAQUIA）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。