【独占インタビュー】チャーリーXCX、アクネ ストゥディオズのキャンペーンと『brat』現象について語る

アクネ ストゥディオズ（ACNE STUDIOS）は、アーティストのチャーリーXCXを起用したブランドキャンペーンを発表。アメリカのアーティストであるタリア・チェトリットが撮影したビジュアルには、2025年春夏コレクションに登場する虹色にコーティングされたデニム、トロンプルイユのペイントデニム、そして新たなマルチポケットやボウリーナといったバッグなど、ブランドを象徴するアイテムを身に纏ったチャーリーが登場する。

チャーリーXCXは、今年リリースしたアルバムに端を発した『brat』（※辞書では、生意気な悪ガキの意）現象を巻き起こし、音楽やファッションの世界だけでなく、チャーリー自身の「kamala IS brat」というXのポストからアメリカ大統領選にも波及し、世界中をアルバムのアートワークのカラーであるネオングリーンに染め上げた。今回は、時の人であるチャーリーにショートなメールインタビューを行い、アクネ ストゥディオズとの関係性や『brat』について答えてもらった。

──今回、アクネ ストゥディオズからオファーを受けた時の気持ちをお聞かせください。

とてもワクワクしました。昔からアクネ ストゥディオズが大好きで、彼らの服は最近のアルバムに大きな影響を与えてきました。彼らと何か一緒にやるのは自然なことだと感じています。

──アクネ ストゥディオズとの出会いはいつ頃で、ブランドに対してどういった印象を抱いていましたか。

若い頃、ストックホルムで多くの時間を過ごしました。その頃、音楽の収録をよくしていて、たぶんそのときに初めてアクネ ストゥディオズを知った気がします。スウェーデン人の友達が彼らの店舗のひとつに連れて行ってくれて、そこでスカーフを買った思い出があります。

──トロイ・シヴァンとの「スウェット ツアー」の衣装として、アクネ ストゥディオズのカスタムアイテムを選んだ理由を教えてください。

アルバムキャンペーンの間、撮影でも日常生活でも、ずっとアクネ ストゥディオズの服を着ていました。「スウェット ツアー」のテーマは、ポップスターのステージ衣装というよりも、実際に夜遊びで着たいと思うような服装です。アクネ ストゥディオズは昔から私のワードローブの一部だったので、ツアーの衣装にもたくさんのアイテムを取り入れるべきだと確信していました。

──最新アルバム『brat』が音楽のみならず、ファッションや政治の世界でも大きなムーブメントを起こしました。このようなミームになることを予測していましたか。

私はずっとアルバムの精神に強く共感していて、きっと共感してくれる人もいるだろうと思っていました。でも、それが自分の想像を超えて大きなものに成長していくとは思ってもいませんでした。内容がしっかりしていて良い作品だとは分かっていました。そして、良い作品を作れば、それが多くの人に響くものだと信じています。

Photos: Courtesy of ACNE STUDIOS

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