脳震とうで気絶したムフロン。“感覚”で診察する僕に厳しい言葉を投げる獣医／イーハトーヴのふたりの先生 1⑥

『イーハトーヴのふたりの先生』（山口八三/KADOKAWA）第6回【全18回】「動物園のお医者さん」として働く獣医師・星野は、“動物の痛みを自分のことのように共感”してしまう、周囲には理解されがたい特殊な感覚を持っていた。東北の動物園で真摯に生き物たちと向き合っていたが、ある日臨時でやってきたもう一人の獣医師・津川に、星野の特殊な感覚による診察を“雑”であると言われてしまう。津川は確かな腕がありつつも極端に人間嫌いな性格から高圧的な言動をとり、周囲の飼育員たちから避けられる事態に。動物となら分かり合える星野も津川とのコミュニケーションは難しく――。“人と動物”生きるものすべての多様性を問う獣医師たちの物語『イーハトーヴのふたりの先生』をお楽しみください！