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アンソニー・マッキー、キャプテン・アメリカを受け継ぐ心境を語る「スティーブとは違う形で敵を打ち負かさないといけない」

  • 2024.11.21

ウォルト・ディズニー・カンパニーが2025年と2026年の劇場公開作品とディズニープラス配信作品のラインナップを発表する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC2024」が、シンガポールのマリーナベイ・サンズにて開催されている。その初日となった20日には、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギがリモートで出演し、マーベル作品の今後の展望について語った。また、イベントの終盤には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年2月14日公開)で、サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ役を演じるアンソニー・マッキーが現地にサプライズ登壇。会場は大歓声に包まれた。

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アンソニー・マッキーのサプライズ登壇にイベント会場は大盛り上がり
アンソニー・マッキーのサプライズ登壇にイベント会場は大盛り上がり

「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC2024」でマーベル・スタジオからは、『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス(原題)』(2025年7月25日北米公開)など4本の配信作品と3本の劇場公開作品が発表。同作のキャップを被って登場したファイギは、今後のマーベルの期待作品について、「すべての作品が楽しみですが、あえて言うならば『ファンタスティック・フォー』ですね」と自信たっぷりに語った。

ケヴィン・ファイギがキャップを被ってF4をアピール!ウルヴァリンの黄色スーツについても言及
ケヴィン・ファイギがキャップを被ってF4をアピール!ウルヴァリンの黄色スーツについても言及

また、R指定映画の全世界興行収入歴代1位になるなど、大ヒットを記録した『デッドプール&ウルヴァリン』(24)について質問も。『X-メン』(00)のアソシエイトプロデューサーとしてキャリアをスタートさせたファイギは、本作で登場した黄色のウルヴァリンのスーツについて、「ヒュー(・ジャックマン)がこの衣装でセットから出てきた時、鳥肌がたちました」と話し、「25年間、この瞬間を待ち望んでいました」と溢れんばかりの想いを語っていた。

ファイギのリモート登壇終了後に、現地にサプライズ登場したマッキーは、自身が新たなキャプテン・アメリカになる知った時の心境を問われると、「実はちゃんと聞かされていなかったんです」と説明しつつ、クリス・エヴァンスの自宅で『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)の脚本の最後の2ページを読んだ時のエピソードを披露。キャプテン・アメリカを受け継ぐ展開を知った際に「2人でハグをして喜びました」と当時を回想していた。

ジョークを交えてのトークを披露したマッキー
ジョークを交えてのトークを披露したマッキー

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』での初登場では退役軍人だったサム・ウィルソンという役柄について問われると、「彼を10年以上演じていますが、キャプテン・アメリカにまで成長するキャラクターは(MCUには)いないですよね。最初は退役軍人たちのカウンセラーで、その後スティーブと出会い仲間となって、アベンジャーズに参加したりと、常にコミュニティに仕えているんです」とキャラクターへの想いを語っていた。また、スティーブとの違いについての質問には、「僕は血清を打っていないからね(笑)」と笑いを誘いつつ、「サムは血清を打っていないから、違う形で敵を打ち負かさないといけないんです。なので自分の拳の力ではなく、頭を使うことで味方の舵をとって行くんです」と自身のキャプテン・アメリカ像を説明した。

アイアンマンをいままで演じいたロバート・ダウニー・Jr.が、ドクター・ドゥームとして再登場が決定しているなど、新たな展開を見せているMCU。サム以外のキャラクターで誰を演じたいか質問されると、「最も好きなキャラクターはハルクなんです」と意外な回答が。ルー・フェリグノが演じた実写ドラマの「超人ハルク」を観ていたと話すマッキーは、「ハルクに変身する時に、シャツや靴は破けるのに、パンツだけはなぜか脱げないことにずっと疑問に感じていました(笑)。バッドアスなハルクになりたいと思っていたんです」とジョークを交えながらキャラクターの魅力を語っていた。

最後に2025年2月より公開となる『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』について、マッキーは「この新作はとても楽しい映画です」と笑顔を魅せる。「キャプテン・アメリカ」シリーズはMCU作品のなかでも、特に現実と地続きに感じられるリアリティな世界を描いていると説明しつつ、「本作ではいままでのシリーズを踏襲しながらも、新たにスパイスリラー的な要素が加わり、より物語に没入できます」とアピール。新生キャプテン・アメリカの活躍に注目してほしいと熱弁していた。

取材・文/MOVIE WALKER PRESS編集部

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