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【東京夜パフェ巡礼Vol.1】10種のフルーツがのった芸術的な「果実園リーベル」の夜パフェ│丸の内

  • 2024.12.4

北海道札幌をルーツに持ち、全国的に広まりつつある“夜パフェ”。この連載では都内で注目の夜パフェを厳選し、皆さんを贅沢な甘い世界へご案内します。“今回は、東京を中心に店舗を展開する老舗フルーツパーラー「果実園リーベル」”の夜パフェをご紹介します。

駅近にあるフルーツパーラー「果実園リーベル」

1999年に東京・目黒に創業した「果実園リーベル」。新鮮な果物を使ったパフェやケーキが人気のフルーツパーラーで、フルーツがふんだんに使われたデザートを目当てに訪れるお客さんで賑わいます。

 

目黒駅や渋谷駅など都内の主要駅近くに店舗がありますが、今回は旅の拠点・東京駅の飲食店街(八重北食堂)の「果実園リーベル 東京店」を訪問。当店のラストオーダーは21時までとなっており、仕事帰りでも余裕をもって夜パフェを楽しめます。

不動の人気1位・半世紀以上変わらない「フルーツパフェ」

全店舗で人気のパフェ1位「フルーツパフェ」(税込1,740円)。パフェの誕生から52年変わらずにこの形を守り続け、多くのフルーツ好きを感激させている一品です。

東京店では、常に少なくとも10〜12種類の旬の果物を使っており、それぞれの特徴を捉えてカットしてパフェを彩っています。高さ約30cmもある完成形は「圧巻!」の一言に尽きます!

果物は、りんご・スイカ・キウイ・パパイヤ・メロン・バナナ・イチゴ・ぶどう・ピンクグレープフルーツ・パイナップルの10種類。それぞれが絶妙なバランスで盛り付けられています。果実のパラダイスにやってきたみたいに、香りも華やか!

フルーツパフェを真上から見ても、ぎっしりフルーツを飾り付けて隙間は見当たりません! 果物用のお皿も別に用意されるので、そちらのお皿に果物を移して、1つずつゆっくりと味わえます。

果物の下には2種類(イチゴ・メロン)の大きなアイス、さらにその下にはホイップクリームの厚い層が。なんでもフルーツとアイスの重みで沈まないための工夫なのだとか。

ホイップの下は一口サイズのバナナを目いっぱい詰め込んで、最後の最後まで果物を楽しめます。季節によって果物の種類は異なるので、フルーツ好きにとっては1年中チェックしたくなるパフェですね。

ボリューミーではありますが、果物メインなので女性でもペロリと食べられますよ!

創業時からの人気もの・いちごパフェ

人気第3位は「いちごパフェ」(税込2,420円)。あまおうやとちおとめなど全国から厳選した旬のイチゴだけをのせた“シンプルイズベスト”なパフェです。

イチゴの鮮やかな赤とクリームの白のコントラストがとても美しい! どこから見ても完璧なビジュアルは写真映え間違いなし。

パフェに使われているのはイチゴは全部で20粒ほど。甘酸っぱいイチゴソースがさらに風味を際立たせています。

ホイップクリームでできた壁の中には、イチゴとバニラのダブルアイスがドンッと入っています! フルーツパフェ同様、パフェに盛り付けられた果物は、固めの自家製ホイップクリームのおかげで崩れにくくなっています。慌てずマイペースに食べ進められる配慮が素敵!

グラスの深層には甘い練乳も。季節のイチゴを最後まで、そして心ゆくまで楽しめるイチゴ好きにはたまらないパフェです。

長年変わらない果実園の情熱

「果実園リーベル」では、50年近く果物の仕入れをしているオーナーの長嶺さん自身が市場で目利きし、“お値打ち価格で1番いい状態で提供できる熟した果物(フルーツ)”を仕入れているそう。品質のいいものがない時は仲間がそろえてくれるそうで、昔ながらの横のつながりの強さにも歴史を感じます。

徹底した温度管理で熟すタイミングを見極め、果物は切り置きせずに注文後にカットしたりと、常に旬のおいしさを新鮮な状態で提供したいという信念と果物への愛がパフェからも伝わってきます。

パフェ、ケーキ、食事系まで

9時〜11時は、サンドウィッチやパンケーキなど軽食中心のモーニングメニュー、11時〜21時はパフェやお食事などのグランドメニューが登場。

パフェのみならず、ケーキをはじめとしたデザート系のメニューにも果物がふんだんに使われています(税込1,000円~)。

聞いてみると「常に身近に果物(フルーツ)を感じてもらいたい」という思いから、デザートだけでなく、お食事メニューのサラダや付け合わせにも果物を使っています。食べ頃の果物が安く手に入った時は、うれしいことに、メニュー写真より多くフルーツをのせているそう!

ドリンクは極力水を入れずに作るフルーツジュース、コーヒー、紅茶、アルコールも用意(税込550円〜)。デザートやお食事を注文したら、追加料金(税込350円)でコーヒー・紅茶のドリンクバーも利用できます。

サラダやパスタ、オムライスといった洋食系に、日替わりパンケーキ、フルーツサンドなどのお食事と軽食系も充実(税込1,000円台〜)。

また行きたいと思わせる温もりと果物パワー

東京店の鈴木店長が「作り手、運び手ともに自信を持って、楽しく商品を提供出来るようなお店を目指している」と語る通り、スタッフさんは親切で、1人でも入りやすいアットホームな雰囲気に。女性だけでなく男性のおひとりさまも並んでいました。

長年紡がれてきた信念と確かな技で作られる果実園リーベルのパフェ。贅沢に盛られた芸術的なパフェをつついて、口へ運ぶと、フルーツのおいしさだけでなく、歴史や愛を味わえます。

「今度はあのパフェを食べよう!」と、何度も足を運びたくなる夜パフェでした!

果実園

公式Instagram:@kajitsuen1227

フルーツパーラー「果実園 東京店」

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内(改札外)八重洲北口 1階「八重北食堂」

TEL:03-5220-4567

営業時間:9:00~22:00(LO.21:00)

定休日:施設に準ずる

*カフェ利用の予約不可

交通:「JR東京駅」八重洲北口から徒歩約3分

店舗公式Instagram:@kajitsuen_tokyostation

[all photos by kurisencho]

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