【全国で4カ所しかない「モンテール」の工場直売店！】バウムクーヘンなど全商品が勢ぞろいの八潮店を現地ルポ！

シュークリームやロールケーキなど身近なチルドスイーツ「モンテール」。全国に4つある工場直売店では、定番から季節限定まで全商品を買えるだけでなく、「直売店限定の焼菓子」も販売しています。今回は、都心からも行きやすい埼玉「モンテール スイーツストップ 八潮店」を訪問。贈り物に重宝されるレアな焼菓子を紹介します！

素材と手仕事にこだわる「モンテール」

1954年に創業したお菓子メーカー「モンテール」。かつては金太郎飴などを中心に製造販売をしていた歴史がある老舗メーカーです。

金太郎飴を製造していた1960年代、当時の社長がある日結婚式の引き出物のバウムクーヘンに感動したことを機に洋菓子へと路線を転向。1991年に本格的にチルド商品に参入しています。

牛乳、卵、数種類の小麦粉をブレンドしたオリジナル小麦粉、チョコレートなど原材料にこだわっていることはもちろん、合成着色料は使わず添加物もできるだけ減らし、みんなが安心して食べられる「やさしい」スイーツを作り続けている、とのこと。

全国に4店舗ある工場直売店

全国に4店舗ある工場直営店では、定番から季節・期間限定商品のほか、直営店限定の焼菓子、食品ロス対策の取り組みの一環として規格外商品も販売しています。規格外商品は日により種類が異なるので、どの商品が並んでいるのかは訪れたときのお楽しみ。平日休日問わず、開店前からお客さんが列を作っています！

1か所目は、埼玉県八潮市にある「モンテール スイーツストップ 八潮店」。東京・秋葉原からつくばエクスプレス線に乗り、八潮駅からも徒歩圏内。都心からも1番おでかけしやすく、広い駐車場も完備しています。

（画像提供：モンテール）

2か所目は、岡山県総社市にある「モンテール スイーツストップ 総社店」。総社駅から車で約10分の場所にあり、店内には明るいイートイン席も用意してあります。

（画像提供：モンテール）

3か所目は、岐阜県美濃加茂市にある「モンテール スイーツストップ 美濃加茂店」。敷地内の「美濃加茂工場」は工場見学が可能（要予約）。見学専用通路から“チョコのカーテン”をエクレアが通る様子などを見学できます！

4か所目は、茨城県坂東市にある「スイーツファクトリー つくば店」。

岡山・岐阜・茨城にある3つの工場には「ミルクプラント」を併設し、毎朝新鮮な生乳を低温殺菌して「牛乳」を作っています。そんな自家製牛乳と卵などを使ってモンテールのほとんどの商品で味わえるカスタードクリームが作られています。

大型マシーンではなく、熱効率に優れた“小容量の銅釜”を使って丁寧にカスタードを炊き上げていることや、やわらかい食感を保つためにロールケーキやクレープも“1つずつ手巻き”していることもモンテールの特徴。

岐阜の美濃加茂工場以外は工場の見学はできませんが、公式サイトの「バーチャル工場見学」でモンテールがこだわる製造の様子を動画で学べます。

直売店限定の焼菓子

今回は埼玉県の八潮店を訪問。こちらにはモンテールの商品が約50種類も並んでいます。

直売店限定で「焼菓子」を、単品からギフトセットまでゲットできます。

人気1位・バウムクーヘン

焼菓子の中で1番人気なのは「バウムクーヘン（プレーン・ベルギーチョコ）」（各税込1,425円）。2024年「モンドセレクション金賞」も受賞している知る人ぞ知る銘品。

オリジナル国産小麦粉、たっぷりの北海道産生クリームを使った生地を職人さんが幾重にも重ねて丁寧に焼いています。木の年輪のような断面が美しく、外周はサラ〜っとお砂糖が甘く包み込んでいます。

自宅に持ち帰ったら、通常は“縦切り・扇形”にカットするところ、バウムクーヘンの本場ドイツにならって“そぎ切り”を実践。斜めにナイフを入れてすくいあげるようにカットすることで、なめらかな生地の食感を楽しめます。上品な香りと甘み、そしてやわらかくてとろけるような食感は感動もの。

超厚バウムクーヘン

2008年から2010年の3年連続で「モンドセレクション最高金賞」を受賞した「超厚バウムクーヘン」（税込3,888円）。高さ約10cmもあって、ズシッと重いとびきりサイズ！

先ほどの通常サイズと比べてもこの通り。インパクト大なので結婚式の引き出物やお祝い事でも喜ばれている一品！

超厚スティックバウム

「超厚スティックバウム」（税込950円）。バウムクーヘンのスティックタイプで、プチギフトにもぴったり。

熟成クラシックケーキ

生地にオリジナルブレンドの洋酒を染みこませて10日間熟成させた焼菓子「熟成クラシックケーキ」。1984年「全国菓子博覧会総裁賞」などを受賞するなど長年愛されています。

1番人気は、シナモン・果実のピール・レーズンが深みのある「フルーツ」。開封した瞬間から洋酒が香り、しっとりと芳醇なリッチな一品。

ほかにも、（左）2種類のチーズのコクが味わえる「チーズ」、（右）ビターなチョコチップ入りの「チョコ」、オレンジピールとお酒が香る「ブランデー」と、計4種類のラインナップ（各税込864円）。洋酒を使用しているため、お子様やアルコールに弱い方はお控えください。

個包装タイプの焼菓子

個包装タイプの焼菓子も要チェック。バウムクーヘンをカットした「スライスバウム」「マドレーヌ」「フィナンシェ」とあり、おやつ用の単品から贈答品の詰合せセットにと喜ばれています。

「スライスバウム（チョコ・プレーン）」（各税込194円）。ほどよい甘さでカカオのビターな風味が効いています！

（左）四角形の「フィナンシェ」（税込162円）。流行りのバター系ではなく、みっちりとした食感の生地で、素朴で昔懐かしい味わいにほっとします。

「マドレーヌ（プレーン・チョコ）」（各税込162円）。こちらもバター系ではなくふっくらと優しいタイプで、子どもから大人まで贈りやすいのも好ポイント！

好みで選べる贈答用BOX

バウムクーヘン、熟成クラシックケーキ、焼菓子は、好きな種類を選んで詰め合わせOK（別箱代／税込77円〜132円）。熨斗も付けることができます。

賞味期限は、「バウムクーヘン」「個包装タイプの焼菓子」は製造から約2週間、「熟成クラシックケーキ」は製造から約1か月間と。焼菓子の賞味期限はチルドスイーツよりも長く、かつ常温で持ち帰れるので贈り物やお土産にされる方も多いとのこと。

出会えたらラッキーな規格外商品！

最後に、直売店限定「規格外商品コーナー」も寄ってみました。人気の商品がたくさんあるので、午前中の時間帯が狙い目。

八潮店には、シュークリーム、プチシュークリーム、デザートワッフルなどが並んでいました（税込200円台〜）。陳列する商品や数量はその日によって異なり、各店舗でも商品の内容も異なります。

規格外品ということで、シュークリームからはクリームがはみ出ていますが、その分クリームはたっぷり。これはうれしいですね。

岡山と岐阜のお店限定・ソフトクリーム

岡山・岐阜・茨城の3つの工場にあるミルクプラントで作られている自家製牛乳をモンテールのスイーツに使っていますが、なんと、岡山の総社店と岐阜の美濃加茂店のみ「牛乳のソフトクリーム」（税抜300円）を販売しています。濃厚でさっぱりした生乳本来の風味が人気のレアメニュー！

2025年夏まで創業70周年企画も進行中

2024年10月に創業70周年を迎えた「モンテール」では、10月から記念コンテンツが始動しています。11月には同じく誕生70周年となる特撮怪獣「ゴジラ」と特別コラボし、その後も2025年8月まで様々な企画を展開していく予定とのこと。70周年の歴史を感じられ、モンテールへの愛も膨らむ直売店。おでかけのスイーツスポットにもぴったりです！

＊商品の価格・種類は、2024年10月時点の情報です。予めご了承ください。

モンテール

公式Instagram：@monteur_sweets

（訪問店舗）

モンテール スイーツストップ 八潮店

住所：埼玉県八潮市大瀬4-14-6

TEL：048-994-0071

営業時間：10:00～17:00

定休日：1月1日～2日

＊営業時間・定休日は変更する場合あり

交通：つくばエクスプレス「八潮駅」南口から徒歩約8分

［photos by kurisencho］