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とろりとした食感が悶絶必至のワタリ蟹の醤油漬け

  • 2024.11.21

“カンジャンケジャン”という韓国料理はご存じだろうか?聞いたことはあっても食べたことはない、という人も多いだろう。

カンジャンケジャンは、生のワタリ蟹を薬味が効いた醤油ダレに漬けた、蟹の旨みを存分に堪能できる料理。それを食べるために渡韓する人もいるほどだが、人形町にある『一味カンジャンケジャン 人形町』は本場の味を知る人をも納得させている。

『一味カンジャンケジャン 人形町』が、本場の味を知る人をも納得させている理由とは?

凝縮した旨みが詰まる逸品にかぶりつけば、至福へまっしぐら
人形町『一味カンジャンケジャン 人形町』の内観
東京カレンダー


同店は1974年にソウル東部に創業した老舗の支店。

秘伝ダレに漬け込んだ本店のワタリ蟹を急速冷凍して空輸しており、まさに現地と同じ味となっているのだ。

韓国から直送されるカンジャンケジャンはまさに本場の味。また韓国グルメ通によると「カンジャンケジャンは漬けダレが味の決め手だが、この店の醤油ダレは最高峰」だとか。

人形町『一味カンジャンケジャン 人形町』のカンジャンケジャン
八角、ナツメなどの漢方をふんだんに使った醤油ダレが染みたワタリ蟹。大半の客が脚の先や詰まった内子もかき出して食べる。テイクアウトもあり。1杯¥4,600、1杯を含むコース(¥8,800/2名~)


オレンジの内子や味噌がたっぷり詰まるのは、現地で雌のワタリ蟹を厳選しているゆえ。半透明の身も食指を動かすもので、手で掴んで吸うように食べれば、ひと口めから旨みのアタックの虜となる。

50年以上受け継がれる12種類の生薬を使った醤油ダレが、内子や味噌、身に浸透し、一体感も抜群。酒がすすむのは言わずもがな。

人形町『一味カンジャンケジャン 人形町』のカンジャンケジャンとご飯
オーダーすれば、小さなひと口サイズのとびこご飯がついてくる。甲羅に白米を入れてスプーンで食べるのが本場式。意外と味噌がたっぷり奥に潜んでいるので要注意


甲羅に白米を入れてよく混ぜて、“ご飯泥棒”と呼ばれる所以も体感すべし。蟹のすべてをまとった米を韓国海苔で巻いて、酒を飲めば、もう煩悩の全部のせ。

欲望的な素顔をみせられる相手を誘いたい。

甘辛味噌と生エビが出合い、思わずお酒に手が伸びる
人形町『一味カンジャンケジャン 人形町』の「セウヤンニョム」
東京カレンダー


生の国産赤エビを甘辛いタレに漬けた「セウヤンニョム」¥2,300。

コチュジャンをベースににんにく等が効いたタレの隠し味はカンジャンケジャンのタレ。頭の味噌までいい肴だ。

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