もう後回しにしない！「お金を貯められる人」になるマインドフルネス実践法

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。

「マインドフルネス」とは、意図的に「今を感じる」「この瞬間」に意識を集中させることです。

起きようか、歯を磨こうか、何時に家を出ようか、朝ごはんは何を食べようか…など、人間はなんらかの判断を一日に3万回しているとも言われます。

このように、起きてから朝の時間にやることをイメージするだけでも、たくさんの判断をしていることに気づきますよね。

忙しさに紛れてしまうと、判断力が弱まったり、お金を貯めたいのに後回しになったりして、なかなか貯められない結果になってしまいます。

「マインドフルネス」を実践して目的に集中できるようになると、お金が貯めやすくなるだけでなく、自己肯定感も高くなると言われていますよ。

マインドフルネスを実践するのは、朝の時間がおすすめです。できれば朝に少し早起きをしてみましょう。

床にあぐらを組んで座ったら、背筋を伸ばして目を閉じます。深呼吸してまずは2分タイマーをセットして「今の自分」を観察していきましょう。

「今日しなくてはいけないこと」など、頭の中にたくさんのものごとが浮かんできても、その考えを深めることなく、遠くから「そう考えている自分がいるんだな」と自分を見つめることがポイント。

「今の瞬間」、そして「今の自分」に集中しましょう。

マインドフルネスには、「ボディスキャン法」といって、自分の身体をイメージしながら、頭、首、肩、腕、背中、おしり、太もも、ふくらはぎ、足の裏…と、上から順に頭の中でスキャンしていく方法もあります。

慣れてきたら、2分を5分、10分と時間を延ばしていきましょう。忙しい平日の朝は、長くても10分くらいがいいかもしれませんね。

ゆっくりできる休日の朝は、少し長めにトライしてみましょう。

先述のとおり、「忙しい」という思考にとらわれていると、面倒なことを後回しにしてしまいがち。お金を貯めることは面倒なことも多いので、なかなかお金を貯められず、自己嫌悪にもつながります。

今を感じて頭をクリアにすることで、「忙しい」という思考から離れやすくなり、面倒でも「やりたいことを実行する計画」をたてやすくなります。

また、マインドフルネスで自己肯定感が高まると、例えば、高いスイーツを買ってしまったときは、「自分にご褒美ができた」とか、接待や飲み会でお金をたくさん使ってしまったときは、「お金で買えない人脈づくりができた」というように、少し出費がかさんだ時にも前向きにとらえやすくなります。

もちろん、そういう出費ばかりが続くと当然お金は貯まりませんので、マインドフルネスで頭をクリアにして、節約や貯金を前向きに実行することも大切です。

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「今この瞬間」に集中するマインドフルネスを続けることで、お金を貯められたり、前向きになれたりするだけでなく、仕事や趣味への集中力をアップさせる効果もありますよ。

「忙しくてお金が貯まらない」「やりたいことが実行できない」と感じている方は、早起きするだけで体ひとつでできるマインドフルネスで、今の自分を見つめてみませんか？