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テレビ東京アナウンサー・田中瞳エッセイ<番外編③・フォト&エッセイが発売。本人こだわりの写真にも注目!>

  • 2024.11.20

『WBS』、『モヤモヤさまぁ~ず2』などテレビ東京の看板番組を担い、目覚ましい活躍ぶりを見せる田中瞳アナが、11月20日に講談社から「瞳のまにまに」を発売!試行錯誤しながらありのままの心情を綴ったエッセイ、そして「入れてほしいとお願いした」という本人こだわりの写真がぎゅっと詰まった1冊に。お気に入りの衣装、エッセイを書くにあたり苦労したことなど、本にまつわるお話はもちろん、お酒事情や普段の息抜き方法など、プライベートなお話までインタビューしました。

ふざけた写真がないと私っぽくないなと

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――本を出すと聞いたときの率直な感想を教えてください。自分について深掘りして書いていく企画内容だったので、「自分のことを多く語らないタイプの人間がエッセイなんか書けるだろうか」と、不安な気持ちが強かったのが正直なところです。でも不安と同時に書いてみたい気持ちもありましたし、こうして私の本を作りたいとお声がけしてくださる方が1人でもいるなら、挑戦してもいいんじゃないかと思いました。――ご自身のことはあまり語らないとのことですが、アナウンサーという職業を意識してそのように?元々自分の話をするのが苦手な性格なんです。それに、「今、長く話しすぎているな」「相手にとってはどうでも良いことかもしれないな」と、話しながら余計な情報を気にしてしまいがち。職業も少し関係あるのかもしれませんが、基本的には聞く側でいるほうが楽ですね。親友たちと一緒にいるときも、話を聞いているほうが多いと思います。

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――エッセイを拝読し、細かいところに目を向ける田中さんの感性がとても素敵だなと感じました。どのようにしてエッセイのテーマを決めているのでしょうか?そもそもエッセイを書くこと自体完全に初めてで。普段から何かを書き溜めておく習慣もないので、最初は手探り状態でした。「自分の好きなことってなんだろう」「自分のこだわりってなんだろう」など、考えたことを書き出してからテーマを決めていましたが、そのやり方で文章を書くのが結構難しくて。順番を入れ替え、まず大まかにテーマを決めたうえで、それについて自分が思っていることを書き出すようにしてみたら、書きたいことがスルスル出てくるようになりました。――エッセイのなかでも、特に思い入れのあるものは?essay4ですかね。テーマに悩みながらも、なんとなく猫のことだけは書こうと決めていました。何を書こうと内容まで決めていたわけではないし、猫を飼っているわけでもいないんですけどね。――お気に入りのカットやスタイリングがあれば教えてください。普段絶対にしない濃いリップを塗ってお花を持っている衣装のカットはとても気に入っています。あと、ちょっと変な顔をしている写真(笑)。素敵に撮っていただいた写真とともに、変な顔をしている写真も入れてほしいとお願いしたんです。編集担当の方が最初に省くようなカットも入れてほしいと伝えたので、「本当にいいんですか......?」みたいなことを言われつつ(笑)。ふざけた写真がないと私っぽくない気がして、入れてもらいました。

「誰でもない人になりたい」

――ヒト編の対談など、いろんな方から「物怖じしない」と言われている田中さんですが、緊張との向き合い方や、立ち振る舞い方で意識していることはありますか?「緊張していないように見える」って、すごくよく言われるんです。自分では緊張しているつもりなのに、あまりにもそう言われるのが不思議で。意識しているつもりはないですが、自分の困り事に人を巻き込みたくない思いが強いんだと思います。自分が緊張しながら会話をしていると、それはすぐに相手に伝わるし、周りの人たちも不安になるじゃないですか。堂々と振る舞って「私、大丈夫ですよ感」を全面に出すことで、周りを安心させつつ、緊張している自分のこともうまく騙せる気がします。――大丈夫なふりをする。そうです。今のところですけど、大丈夫なふりをすることで、ある程度自分を守れている気がします。アナウンサーはチームで制作したものを代表して言葉にして世の中に届ける立場なので、「最終的にはあなたにかかっているよ」というプレッシャーを日々感じるんです。そうなると、自分を守るのも、自分を鼓舞するのも、結局自分しかいない。別にアナウンサーに限った話ではないと思いますが、自分自身が緊張と向き合った結果、自然とこのスタイルになっていきました。で、そのプレッシャーから解放されたら、家で超ぐったりします。

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――そのぐったりは、やっぱりお酒とともに?そう......ですね(笑)。週3日の夜が生放送で埋まっているので、他の2日の夜は幸せでたまらない時間です。お酒をチビチビ飲んだりして、どうでもいい話をすることで、かなりデトックスできる気がします。その時間はとても癒やしになりますね。――お酒以外のリフレッシュ方法は?1人で少しだけ遠くに行きます。最近だと、千葉の館山にバスで行きました。沖ノ島で海鮮食べて、海の方まで自転車を借りて走って、途中で猫の写真を撮ったりして。こういうことが頻繁にできるわけではないのですが、スケジュールが詰まっていると感じたとき、そのスケジュールから明けた最初の休みだけはどうにか確保して、出かける日にしています。そうすることで、詰まったスケジュールもどうにか駆け抜けられている気がします。

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――今後の目標は?どこかを目指したり狙ったりしてるわけではなくて......誰でもない人になりたいです。「アナウンサーっぽいね」とか、「アナウンサーらしい」とか、それが何を指しているのかよくわかりませんが、私は自分らしくアナウンサーという職を全うできたらと思います。――ファンの方以外でこの本を手に取ってほしい方はいますか?性別で言うのもあまり良くないかもしれませんが、普段SNSなどで反応をいただくのは男性の方が多いと感じるので、女性の方にも多く見ていただけたら嬉しいです。とはいえ、もちろんファンの方にも、男性にも、いろんな方に手に取っていただけたらと思います。

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フォト&エッセイ『瞳のまにまに』の発売を記念して、田中瞳アナによる自筆イラスト&メッセージ入り書籍お渡し会が開催決定!詳しくは下記ページをチェック!!

田中瞳プロフィール

たなか・ひとみ/1996年9月16日生まれの28歳。東京都出身。2019年、成城大学を卒業後、テレビ東京入社。現在の担当番組は、『WBS』(月・火・金曜)、『モヤモヤさまぁ~ず2』など。撮影/大橋友樹 構成・文/秋山歩実

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