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キツネが祭られたパワースポット「豊川稲荷東京別院」で開運チャージ!

  • 2024.12.3

東京・赤坂見附にある「豊川稲荷東京別院(とよかわいなりとうきょうべついん)」は、日本三大稲荷の一つでもある愛知県豊川市にある「豊川稲荷」の唯一の直轄別院です。仏法守護の善神とされる豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)が祭られており、商売繁盛・金運上昇・家内安全・福徳開運など、さまざまなご利益をいただけるパワースポットとしても知られています。境内のあちこちに祭られているキツネたちの姿も見ものです。

多くの神様が祭られた都内屈指のパワースポット

るるぶ&more.編集部

東京メトロ赤坂見附駅から徒歩約5分。オフィスビルが立ち並ぶ、車の往来が激しい国道246号沿いに、突如として「豊川稲荷東京別院」の山門が現れます。境内をずらりと囲う、赤い提灯が目印です。

「豊川稲荷東京別院」の正式名称は「豊川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)」といい、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院です。建立は文政11年(1828)で、江戸時代に大岡越前守忠相公(おおおかえちぜんのかみただすけこう)が、日常的に信仰していた愛知県豊川市にある「豊川稲荷」の分霊を赤坂一ツ木の自邸に祭ったのがはじまり。明治20年(1887)に現在の地に奉遷されました。

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一歩境内に足を踏み入れると、ピンと張り詰めた清らかな空気が漂います。心なしか、パワーも感じました。こちらは、「豊川稲荷東京別院」の本殿。薄暗い堂内には、ご本尊である「豊川ダ枳尼眞天」、その左右には「十六善神(じゅうろくぜんしん)」、「愛染明王(あいぜんみょうおう)」、「摩利支天(まりしてん)」、拝殿には「大黒天(だいこくてん)」が祭られています。

江戸時代には、今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、九鬼嘉隆(くきよしたか)、渡辺崋山などの名武将をはじめ、庶民の間でも広く信仰を集めていたという「豊川稲荷東京別院」。現在では、商売繁盛・金運上昇・家内安全・福徳開運など、さまざまなご利益をいただけるパワースポットとしても知られています。

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本殿から奥へと進んで行きましょう。こちらの「融通稲荷尊天」では、真心をこめて信心すると、金銀財宝の融通を叶えてくれると言い伝えられています。

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キツネが祭られている手前に置かれた黄色い袋には、「融通金(ゆうづうきん)」として10円が入っており、お参りしたら自由に持って帰ることができます。これを常に財布の中に入れて大切に持ち歩くことで、金運上昇のご利益があるといわれています。この融通金は、1年後にお礼として奉納する習わしとなっています。

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因縁除けの守護神である「叶稲荷尊天」を祭る「叶稲荷」。すべての悪縁を断ち切るとともに、開運招福を授けてくれるといわれています。

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さらへ境内の奥に入っていくと、赤い鳥居が。それをくぐると、参道の両脇にそれぞれの願いを込めたのぼりがぎっしりと奉納されています。それを奥に進むと、真っ白な「奥の院」があります。ここにもご本尊である「豊川ダ枳尼眞天」が祭られています。

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「奥の院」は中へ入ってお参りすることができますが、室内は撮影・土足厳禁。今回は取材のため、特別に撮影をさせていただきました。小ぢんまりとした空間で、より力強いパワーを感じることができます。

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さらに境内の奥に進むと、また赤い鳥居がありました。こちらは「三神殿」。両脇にキツネがずらりと並んでいる、荘厳な雰囲気の参道です。

参道を進んだ先には三体の神様が祭られている「三神殿」がある(←1つ前の写真の説明でも「三神殿」の話をしていましたが、同じ場所を指していますか?ならば改めてここで説明をしなくても。「「三神殿」には三体の神様が祭られている」とする程度に収めるなどご検討ください)
「三神殿」には三体の神様が祭られている
中央に祭られているのが「宇賀神王(うがしんのう)」
中央に祭られているのが「宇賀神王(うがしんのう)」
「宇賀神王」は、繁栄を司るといわれる商売繁盛などの神様
「宇賀神王」は、繁栄を司るといわれる商売繁盛などの神様
右に祭られているのが「太郎稲荷(たろういなり)」
右に祭られているのが「太郎稲荷(たろういなり)」
飛行自在の姿であったとされる「太郎稲荷」は健康を守る神様と言い伝えられる
飛行自在の姿であったとされる「太郎稲荷」は健康を守る神様と言い伝えられる
左に祭られているのが「徳七郎稲荷(とくしちろういなり)」
左に祭られているのが「徳七郎稲荷(とくしちろういなり)」
「徳七郎稲荷」は円満な対人関係をもたらしてくれるとされる
「徳七郎稲荷」は円満な対人関係をもたらしてくれるとされる
「徳七郎稲荷」の左側には、子授霊狐が鎮座
「徳七郎稲荷」の左側には、子授霊狐が鎮座

ここまでお参りをして気づいたのが、キツネの姿があちこちに見られるということ。「豊川稲荷東京別院」には紹介した以外にも多くの神様が鎮座しているので、お参りが済んだら、次はキツネたちに会いに行ってみましょう。

あちこちにキツネの姿が。その表情にも注目を

るるぶ&more.編集部

本殿には、大きな狛狐が2匹鎮座しています。境内にキツネがたくさん祭られているのは、ご本尊である「豊川ダ枳尼眞天」が稲穂をもち、白い狐にまたがった姿であったことに由来するそうです。

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三神殿の手前にあるのが、「霊狐塚」。八角形の石が積み重ねられた塚に、さまざまなキツネが祭られています。このキツネは祈願成就のお礼の意味合いとして奉納されているもので、以前はこれよりももっとたくさん置かれていたそう。現在は供養後、地下へと納められています。それぞれのキツネは表情や姿勢がそれぞれ違うので、ひとつひとつ見てみるのもいいですね。

るるぶ&more.編集部

「霊狐塚」から奥へ進んだ「三神殿」の参道にも、多くのキツネが奉納されています。「霊狐塚」ではさまざまな表情や姿勢のキツネがいたのに対し、こちらにずらりと並ぶキツネはみな同じ表情で、一斉に同じ方向を向いています。整列している姿も、なんだか愛らしいですね。

子ギツネを愛でる親ギツネの姿も
子ギツネを愛でる親ギツネの姿も
ふとしたところにもキツネのお供物が
ふとしたところにもキツネのお供物が
るるぶ&more.編集部

こちらは、「子だき狐」の像。この像をなでながら祈願をすると、子宝のご利益があるとされています。親ギツネが子ギツネを大事そうに守っているその姿に、なんだかほほえましい気持ちになりますね。

おみくじやおまもり、七福神めぐりもしてみよう

「七福神めぐり色紙」1500円
「七福神めぐり色紙」1000円

「豊川稲荷東京別院」の境内には七福神のすべての像があり、境内で七福神めぐりすることができます。七福神めぐりをしながらスタンプを押せる色紙が売られているので、スタンプを押しながらお参りしてもいいですね。七福神には、それぞれお参りするときに唱えることばである「ご真言」があります。像の脇に書かれているので、唱えながらお参りしましょう。

るるぶ&more.編集部

山門からすぐの場所には、七福神のうち唯一日本の神様である「恵比須尊」の姿がありました。左手に大きな鯛を抱えており、商売繁盛や漁業繁栄のご利益があります。

横の木箱にスタンプが入っているので押しながらお参りするのも楽しい
横の木箱にスタンプが入っているので押しながらお参りするのも楽しい
「男みくじ」「女みくじ」各200円
「男みくじ」「女みくじ」各200円

「豊川稲荷東京別院」で人気のおみくじは、こちらの「男みくじ」「女みくじ」。男女と分かれていますが、男性が「女みくじ」を引いても、女性が「男みくじ」を引いても、もちろん大丈夫です。

るるぶ&more.編集部

中には、おみくじと、幸せへの祈りを込めた漢字一文字が書かれた「一言守」が入っています。よく持ち歩くものに付けて、肌身離さず大切にしましょう。

「きつねみくじ」500円
「きつねみくじ」500円

「子だき狐」の像の近くには、「きつねみくじ」を引ける場所もあります。おみくじの入ったキツネの胸元には、本尊である「豊川ダ枳尼眞天」の紋様が刻まれています。おみくじを引き終わった後は、家にちょこんと飾っておくのもいいかも。キツネのなんともいえない表情がかわいらしいです。

「御影守」1000円
「御影守」1500円

「豊川稲荷東京別院」で人気が高いのが、こちらの「御影守(みかげまもり)」。

るるぶ&more.編集部

中を開いてみると、このような形になっています。中心には本尊である「豊川ダ枳尼眞天」が刻まれた鏡があり、自分を写して拝むことができます。このお守りは常に開いた状態で置いておき、日々拝むと運気があがるとされているそうですよ。

都心にありながらもさまざまな神様が祭られ、パワーチャージできる「豊川稲荷東京別院」。愛らしいキツネの表情を眺めつつお参りすると、心が洗われていくのを感じられるはずです。

■豊川稲荷東京別院(とよかわいなりとうきょうべついん)
住所:東京都港区元赤坂1-4-7
TEL:03-3408-3414
営業時間:5~20時
定休日:無休


Text:松崎愛香
Photo:yoko

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