履き始めの革靴がきつい! !足が痛い理由は?
革靴の履き始めに、足に痛みを感じる人は少なくありません。
履き始めの革靴が痛いのは、靴の形と足の形が異なるためです。
革靴は木型を作って形を作りますが、履く人の足の形とは異なります。
密着しすぎてきつい部分が強く擦れたり、部分的にすき間ができて足が擦れて痛みが出ることも。
革靴は、履き続けて靴の形が足の形に合ってくると、痛いのが軽減されてきます。
硬い革靴は柔らかくする・伸ばすことが可能
革靴が硬いからといって、快適に履けないわけではありません。
革靴の革は生地のひとつなので、初めは硬いものでも、柔らかくすることや伸ばすことができます。
ただし、革靴が硬いからといって、むやみに柔らかくすることや伸ばすことはおすすめできません。
フィットしている部分も緩んでしまう可能性があります。
硬い革を伸ばすときは、ピンポイントで痛い部分を伸ばすことが大切です。
革靴を柔らかくするメリットやデメリットは?
革靴を柔らかくすることや伸ばすことで、フィット感を高め、自分の足に合う靴の形に変えられるのがメリットです。
擦れて痛い部分をなくしたり、歩いているときの足への負担の軽減にもなります。
柔らかくしすぎるとフィット感が失われたり、靴の形が崩れて見た目が悪くなるなどのデメリットも。
硬い革を伸ばすときは、様子を見ながら行うことが大切です。
きつい革靴や小さいローファーを柔らかくする方法
きつい革靴やサイズが小さいローファーなどを柔らかくする方法を紹介します。
靴が足に当たって痛い人は、ぜひ参考にしてみてください。
革靴専用のクリームやオイルを塗る
硬い革は、革靴専用のクリームやオイルで柔らかくすることができます。
革は乾燥すると縮む性質があるため、クリームやオイルで潤いを与えると、伸ばすことが可能。
最初のうちは、クリームやオイルを塗っても乾くと縮みますが、定期的に塗り直すことで、次第に馴染んでいきます。
クリームを塗る前にブラッシングしておくと、クリームが浸透しやすくなりおすすめです。
シューストレッチスプレーを使う
革靴のサイズが小さいため、足が痛いと感じるときは、シューストレッチスプレーもおすすめです。
シューストレッチスプレーは、硬い革に潤いを与え、革を柔らかくすることができます。
スプレーを吹きかけ、靴が濡れているときに足を入れて成形。
部分的にも使えますが、広範囲にスプレーできるため、全体に伸ばしたいときにもおすすめです。
シューストレッチャーで伸ばす
シューストレッチャーで、小さい革靴やローファーの革を内側から広げる方法もあります。
シューストレッチャーは、一気に伸ばしすぎると革靴やローファーの型崩れやシワに繋がることも。
伸ばしたあとに試し履きをするなどを繰り返し、小さい靴を少しずつ広げていくのがおすすめです。
合皮の革靴はドライヤーの熱で柔らかくする
合皮の革靴やローファーは、熱で伸びるウレタン樹脂製の製品が多いのが特徴で、革靴よりも馴染むのに時間がかかります。
なので、合皮の革靴やローファーは、ドライヤーの熱で柔らかくするのがおすすめです。
やり方は靴下を2枚~3枚重ね革靴やローファーを履き、靴の外側から2~5分程度ドライヤーを当てます。
温風で熱を当てたあと、冷風を当てて仕上げ。
工程を3回程度行ったら、サイズチェックで履いてみましょう。
革靴やローファーを柔らかくしすぎた場合は?
サイズが小さくきつい革靴やローファーでも、柔らかくしすぎると履き心地や見た目が悪くなることも。
万が一、柔らかくなりすぎた場合は、形を整えて、そのまま時間をおいて乾燥させるのがおすすめです。
革へのダメージを与えないよう、時間をおくといいでしょう。
まとめ
サイズが合わずにきつい革靴や、擦れて痛いローファーなどは、専用クリームやシューストレッチャーなどを活用しましょう。
自分の足の形やサイズに調整できて、快適に歩けるようになります。
自分の足に合う靴になれば、お気に入りの革靴にますます愛着が湧くことでしょう。
本革製品と合皮製品では、ドライヤーなど使えるアイテムが異なるため、素材やアイテムの相性を確認して使うことが大切です。