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流れに身を委ねて辿り着いたご縁。鳥取県大山町での3日間

  • 2024.11.20

こんにちは。旅するライターの中口直子です。

10月は、違和感を覚えながらもずっと続けていたことを手放した時期でした。

不思議なもので、何かを手放した途端、新たなご縁が次々と入り込んできたのです。その最初のご縁が、鳥取県大山町でした。

たった3日間、されど3日間。

友人を頼って初めて訪れた大山にて気付かせてもらったことを、シェアしたいと思います。

水の恵み豊かな町・大山

大山といえば、天然の水が美味しいことで有名な自然あふれる町です。

鳥取県は雨の日が多いと聞いていた通り、滞在中はほとんど屋内で雨音を聞きながら過ごしました。

そんな日々のうち、唯一晴れた日の散歩。本当に至福の時間でした。

ひんやりと澄んだ空気を味わいながら、一面に広がる緑や土を見渡す。この時間だけでも大山に来てよかったと思える瞬間です。

おむすびで結ぶ、大山とのご縁

友人が連れて行ってくれたのは「おむすび屋ひとむすび」。

「おにぎり君」という呼び名で親しまれる店長さんが、文字通りおむすびを提供されているお店です。

初日は客として、2日目はご縁があってアルバイトのため訪れました。

ほぼ初対面の私をあたたかく受け入れてくださった店長さん。アルバイト代として、思わず笑顔がこぼれる美味しいおむすび定食をいただきました。

店内に飾られている本を手に取らせてもらったり、お客さんから差し入れをいただいたり。たった5時間でも、店長さんのお人柄が伝わってきます。

「おむすび屋ひとむすび」でほっとひと息

「おむすび屋ひとむすび」といえば、やはり定番のおむすび定食。

豊富なメニューからおむすびを2つ選び、卵焼きや唐揚げ付きの定食をいただけます。

写真のおむすびは、私の大好きな「鶏ラー」と「生ハムクリームチーズ」です。お店では「焼きサバ」と「ネギ味噌」が特に人気だそう。

ぜひ気になるおむすびを選んでみてください。

感謝の気持ちは、いつもお金とは限らない

たった3日間でしたが、大山の雄大な自然に触れたり、アルバイトを通じて町の人と交流をしたりと、自分を見つめ直すには充分すぎる滞在でした。

仕事とは本来、誰かを幸せな気持ちにしたお礼のひとつとしてお金をいただくこと。

お礼は今回のように食べ物の場合も、何かをお手伝いする行為の場合もある。

自分の体裁を優先するあまり、根源的に大切なことを見過ごしていたのだと気付かせてくれました。

大山町の時間の流れに身を任せ、自分とゆっくり対話する時間を取ってみるのもおすすめです。

All photos by Nakaguchi Naoko

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