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13人のセレブがメンタルヘルスのために運動を活用していることを告白

  • 2024.12.2

運動による身体的なメリットは、寿命の延長から骨粗しょう症のリスク低下に至るまで広く知られているけれど、心に与える良い影響も無視できない。研究によれば、運動は気分の改善やうつ症状の軽減に関連していることが明らかになっている。

世界メンタルヘルスデーに際し、イギリス版ウィメンズヘルスでは、精神的な課題を乗り越えるために運動を取り入れている人気セレブ13人を特集。彼女たちは不安やストレスの解消、睡眠の改善、自己コントロールや自信の向上など、さまざまな理由で運動に取り組んでいる。彼女たちのフィットネスは、ただ美しさを目標とするだけにとどまらず、運動の重要性を体現している。さらに、それぞれの好きな運動方法やトレーニングスケジュールも紹介している。早速みていこう。

1.アデル

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『Rolling in the Deep』の歌手である36歳のアデルは、フィットネスをメンタルヘルスの管理に役立てていることを積極的に公表している。「それは私の不安が原因だった。運動をすると気分がよくなるの」とイギリス版Vogueに語っている。

アメリカ版Vogueでは、「ジムは私にとって大事な場所だった。それが私のための時間になったの。運動しているときは不安を感じなかったし、体重を減らすためではなく、“体を強くできれば、いつかは感情や心も強くできるかもしれない”と思った」と説明している。

さらに、アデルは運動の頻度についても詳しく語っている。「私は1日に2~3回運動する。朝はウエイトトレーニングをして、午後はハイキングかボクシング、夜はカーディオを行うわ」

けれどこのルーティンが一般の人にとっては現実的でないことも認めている。「あの頃は失業中だったの。それにトレーナーと一緒にやっていたから、多くの人にはできないルーティンだと思うわ」と発言した。

2.デミ・ロヴァート

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『Sorry Not Sorry』のヒットメーカーである32歳のデミ・ロヴァートは、摂食障害の歴史や精神的な病を和らげるためにフィットネスを活用していることについて率直に語っている。「私は自分の気分やセロトニンを放出するために運動をしているわ」とself誌に話すデミ。

「自分自身を身体的にも精神的にもケアすることは重要だと思うの。もし、うつ病や不安、その他のストレス要因に悩んでいるなら、フィジカルエクササイズやフィットネスを通じてそれらを解消するのがとてもいい方法だと思うわ」と彼女は続けた。

それ以来、ニコラは過度な運動に悩まされることもあったけれど、今では適切なバランスを取ることを学んでいるそう。彼女はinsiderに、「もし運動が罰のように感じることがあれば、やらないようにしているわ。もしまったく足りていないと感じることがあれば、自分自身に確認するの」と語った。

「今は1日1時間を運動に充てているわ。それ以前はもっと長く、時には1時間半を運動にかけていたけれど、それ以上はしないようにしているの。健全な関係を保つように心がけているわ」と説明する。活動内容としては、柔術、ボクシング、ムエタイを実践している。

3.クロエ・カーダシアン

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「運動は私のセラピー」と、クロエは今年初めにPage Sixで共有されたSnapchatのQ&Aで語った。「私にとって、ストレスに対処する最良の方法なの」とクロエ。

彼女は続けて、「運動は私を集中させてくれる。身体的にも精神的にも強く保ってくれるわ」と語った。クロエは、ボスボールやハンギングニー・レイズ、シングルアーム・レネゲード・ロー(プッシュアップ付き)、シーテッド・ショルダー・プレス、ラット・プルダウン、フロント・スクワットを含む全身トレーニングを好んで行っている。

4.エリー・ゴールディング

『Starry Eyed』の歌手、エリー・ゴールディング(37歳)は、ニュージーランド・ヘラルドとの対談の中で、メンタルヘルスの様々な側面に悩んできたことを明かしている。「10年間のツアーで重度の不安障害に苦しみ、音楽を辞めそうになったこともあった。私は慢性的な不安を抱えていて......それが人生やキャリアの多くを支配していると感じて、悲しく思ったわ」。

息子を出産した後、状況はさらに厳しくなり、「毎晩、時には毎時、存在すら知らなかったようなパニック症状に悩まされていたわ」と話した。

最初は助けを求める形で運動をスタートしたエリー。「(フィットネスとしての)ランニングは、正直いって、私がなんとか普通の状態を保つのを助けてくれた」

しかし、毎日の30分のランニングはすぐに依存に変わってしまった。エリーは自著『フィッター・カルマー・ストロンガー:マインドフルな運動と栄養へのアプローチ』の中で、「突然目が覚めて、進む方向を変えることにした」と告白している。

彼女が行った変化は以下の通り:

時には「なにもしない」くらいまでペースを落とし、読書をすることもあった(もちろん、読書も「なにかをしている」と言えるけれど、言いたいことはわかるよね?)。

ストレスを感じたときは、ランニングをやめて穏やかなヨガのセッションに切り替えた。

自分を追い込み過ぎたと感じたときは、呼吸に意識を向け、ゆっくりしたペースで公園を軽くジョギングした。

十分に休息を取り、しっかりと食事をし、体力に余裕が感じられるときだけ、全力での速いランやHIITセッションを行った。

5.ダビーナ・マッコール

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イギリスのテレビ司会者であり、ウィメンズヘルスの表紙スターである、ダビーナ・マッコール(56歳)は健康とフィットネスの愛好者であり、これまでに数多くのワークアウトDVDをリリースしてきたほか、2019年には自身のオンラインプラットフォーム『Own Your Goals(OYG)』を立ち上げた。

彼女はイギリスでの更年期についてのキャンペーン活動でも有名で、自身のドキュメンタリー『ダビーナ・マッコール:セックス、神話、そして更年期』では、体や心に与える影響についても詳しく語っている。

「私は自分を見失っていた」と、彼女は40代の頃の辛い時期を振り返る。ウィメンズヘルスの二度目の表紙インタビューでは「睡眠がとれず、考えがぼんやりしていて、感情が不安定で、私は恐怖を感じていたのよ」とも明かしている。

フィットネスは彼女の生活の一部だったけれど、50代になるとそれがますます大切になった。「ビキニを着るためだけじゃなく、長生きするため。心をポジティブに保つためにも役立つの。すべての面でいいことづくしだと思うわ」と発言している。

最近のインスタグラムの動画では、彼女がBBCの『パノラマ:更年期産業の実態』というエピソードにコメントしており、症状を管理するためにフィットネスを含む良い習慣を身につけることが大切だと指摘している。「ライフスタイルの選択がとても重要だと心から思うわ。食事、運動、睡眠、これらのすべてが本当に大切なの」。

また、Benenden Health x Channel 4のローマン・ケンプとの対談では、「運動が鍵。運動した後は必ず“最高な気分”と思うから」と語り、「自然の中に身を置くことが重要で、たとえそれが田舎ではなく都会であっても、アクティブでいることは大切なこと」と強調している。

彼女のルーティンについて、イギリス版ウィメンズへルスのインタビューで、翌週のスケジュールをホワイトボードに書き出しながら「週に4、5回が理想で、45分~60分の運動を心がけているわ」と明かしている。夕方のセッションでは、トレッドミルで20分、その後に20分間の筋力トレーニングやピラティスを行うこともあるという。

6.アシュレイ・パーク

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近年、『エミリー・イン・パリ』の主要キャストであり、イギリス版ウィメンズヘルスの表紙を飾ったアシュリー(33歳)は、運動との関係を改めて見つめ直したそう。「今、私にとって運動は体重を減らすためのものでも、カロリーを燃やすためのものでもない。むしろ、より強くなり筋肉が増えることでその違いを実感しているわ」

また、彼女は早朝に運動をすることで気分がよくなるとも語っている。「自分なりに体をケアすることで、心の状態が変わってくるのよ」アシュリーは、クリアな気持ちを得るために、週に3回のピラティスを好んで行っている。

7.ジャミーラ・ジャミル

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イギリスで活動する女優であり、最近『Move for your Mind』という運動を立ち上げた活動家でもあるジャメーラ(38歳)は、「脳にのみ焦点を当てた」フィットネスイベントを開催している。神経科医やインクルーシブなトレーナーを迎え、「ドーパミン」、「幸福感とよい雰囲気のみ」というテーマで行っているそう。

彼女は「運動の最大の利点はメンタルヘルスであり、その効果はすぐに実感できる。6ヶ月も待つ必要はないわ」と説明。

また、フィットネスが時に「疎外的な文化」となってしまったことに対して不満を抱くジャミーラは、「運動はエンドルフィンの放出、睡眠の質の向上、そして生活をよりコントロールできるようになるなど、さまざまな利点がある」と、テレビ番組『Live with Kelly and Mark』で観客に訴えかけた。

彼女は最近、Yahooとのインタビューで、マーベル・ユニバースのキャラクターであるティタニアの役作りのために、週に5回のトレーニングを行ったことも明らかにした。「バランス力、敏しょう性、柔軟性を向上させる方法を学び、結果として自分の体に新たな尊敬を抱くようになったの」と語り、インスタグラムでは、「それが私のメンタルヘルスを変えた」と話している。

このような厳しいトレーニングを再び行うつもりはないとしながらも、そのおかげで、11歳から服用していた睡眠薬を含む薬の依存度が減ったというジャミーラ。「抗不安薬を減らしたし、もう睡眠薬も飲まなくなった」と語った。

さらに、「運動が多くの争いを防ぎ、緊張感を大幅に減らしてくれた」と語り、「私は、スピーチをする前や緊張するディナーパーティーに行く前には必ず散歩をするようにしている。社交的に不安を感じるタイプだから......。歩くと頭がスッキリするの」と付け加えた。

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8.テス・デイリー

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『Strictly』の人気司会者であるテス・デイリーは、フィットネスルーティンが心と体の健康維持に役立っていると語っている。彼女はイギリス版ウィメンズへルスのインタビューで、「これは、心を整えるエクササイズにもなっている。なぜなら、運動しているときは完全にその瞬間に集中でき、気を散らすものがなにもないから」と話した。

「トレーニング後に感じる気分こそが最大の恩恵だわ。エンドルフィンによる高揚感にはかなわない。これのおかげで、1日をより前向きに乗り越えられる気がするの」とテス。

彼女のパーソナルトレーナー、サム・ショーはウィメンズへルスに対し、「通常、彼女は朝にトレーニングを行い、トレーニングを終えた後に勝利の気持ちで1日を迎えられるようにしている」と説明している。 また、「彼女の体幹、背中、臀部、すべての筋肉をできるだけ強く保つことに集中している」と続け、彼女のエネルギーを維持するために、厳しいセットでの動きや日常の作業をこなすための機能的トレーニングに焦点を当てていることを話した。

彼の提案するエクササイズスケジュールはこんな感じ:

月曜日AM::ストレッチ、トレッドミルで15〜20分ランニング

火曜日AM: ジムセッション、60分

水曜日: 休養日

木曜日AM::ジムセッション、60分

金曜日AM: ヨガセッション

土曜日AM: ランニングまたはヨガ(彼女の体の調子に応じて)

日曜日::休養日

9.ミシェル・キーガン

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雑誌、イギリス版ウィメンズへルスのカバーガールであり、Netflixの『Fool Me Once』の主人公である37歳のミシェル・キーガンは、数年前にDaily Recordに対し、「些細なことで不安を感じ、キャリアにおいては、自分を必要以上に過小評価してしまう心理状態『インポスター』のように思えることがある」と明らかにした。

フィットネスは彼女にとって心を落ち着ける手助けになっており、「呼吸法を使ったり、ジムに行ったりする。それがいつも私の助けになっていて、汗をかくことで気分がよくなり、軽く感じるの」と述べている。

また運動の効果について、次のように語った。「なにかアクティブなこと、例えばワークアウトや散歩をした後がもっとも自信を感じる瞬間だわ。身体的な自信というよりは、心の状態やメンタルヘルスの部分が大きい。朝に運動をすると、その後の1日がうまくいく気がして、足取りが軽くなる気がするの」

10.アレクサンドラ・バーク

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『X Factor』の優勝者であるシンガー、36歳のアレクサンドラは、2017年に母親を亡くしたことを乗り越え、不安を克服する手助けとして運動を活用していると話した。

数年前のInstagramの投稿には、次のようにキャプションを添えている。「なぜこんなに頻繁に運動するのかと、何度も聞かれることがあるわ。 本当のところ、見た目のためではなく、感じ方のためなの。2017年に母がこの世を去ってから、逃げ道としてフィットネスに頼り始めて、それが不安の軽減に役立ち、ここしばらくはパニック発作も経おきてないわ......これは私にとって大きな勝利なの」

「私にとって最良のセラピーは、日記を書くことか運動すること。そしてもちろん、愛犬たちとの長い散歩も欠かせない」とアレクサンドラ。

2017年の『Strictly Come Dancing』のファイナリストである彼女は、ダンスが心理的な安らぎを与えてくれたとも語っている。「若い頃、ダンスはいつも私に世界が私のものだと感じさせてくれたから、何でも達成できると感じていたわ。『Strictly』に出演しているときも同じ気持ちだった」

「私はフィットネスをすることで、気分を上げるのが好きなの。ダンスや運動はその助けになり、メンタルヘルスにも良い影響を与えてくれる。不安やパニック発作に悩まされているけれど、ストレスを感じたときはランニングに出かけるわ」

ポップスターである彼女は、時折自分のフィットネスルーティンを紹介してくれる。

彼女のルーティンはこんな感じ:

バイセップカール 10回

ハンマーカール 10回

フロントレイズ 10回

ラテラルレイズ 8回

アップライトロウ 8回

アーノルドプレス 10回

チェストプレス 10回

これを4セット繰り返す。

11.ケイティ・パイパー

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作家でありテレビの司会者でもあるケイティ・パイパー(40歳)は、子供たちを学校に送り出すために、週に3回、午前6時にランニングを行っているとイギリス版ウィメンズへルスのインタビューで明かしている。

彼女は最初、感情の対処法としてランニングを始めた。「孤独感から走り始めたわ。ロンドンで一人暮らしをしているときに、なにかすることが欲しくて、夕方に走り始めたの」

しかし、彼女はパンデミック中にその重要性が高まったことを明らかにしている。「ロックダウンを経て、ランニングは私のメンタルヘルスにとってとても大切なものになったの。外に出てストレスや不安を解放できることは、私にとっては欠かせない運動。今ではランニングが大好きで、私の生活の大部分を占めているわ」

別のウィメンズヘルスのインタビューでは、ランニングが自身のタスク管理を見直す機会を与えてくれたと話す。とくに受信箱に関してはそうだ。「忙しいときは考えずにすぐ決めてしまい、非合理的な決定を下してしまうことがある。けれどどこかにランニングへ行くと、エンドルフィンの効果を感じるの。そして1人で考える時間ができるから、帰ってきたときにはいつもより冷静な判断をすることができるわ」とケイティ。

彼女は「5キロのランニング」に加えて、「週に2、3回、ダンベルを使ったウエイトリフティング」、「家族でのウォーキング」も楽しんでいる。

12.キンバリー・ウォルシュ

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歌うこと以外に、42歳のガールズ・アラウドの元メンバーであるキンバリーは、フィットネスが心の健康のための大切な習慣であると語っており、子どもたちが少し大きくなった今、より多くの時間をそこに割くことができるようになったと話す。

「運動は非常に助けになるわ」と彼女はSustain Healthに詳しく説明している。「何らかのダンスを取り入れることができれば、私にとって本当にポジティブな効果があると思うの。ダンスによるエンドルフィンはとても高揚感をもたらし、心にとってはとてもいいものだわ」

また、彼女はウェイトトレーニングも行っている。「全力でのHIITやカーディオではなく、3人の男の子たちを追いかけていることで、すでに同じだけの効果を得ていると感じるわ」

13.ニコラ・コクラン

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『デリー・ガールズ』や『ブリジャートン』に出演する37歳のニコラ・コクランは、人生の低迷期について率直に明かしており、ベッドから起き上がれず、すべてに失敗したように感じたと語っている。「とても落ち込んでいて、本当に辛かったわ」とニコラ。

仕方なくフィットネスに頼ることにしたとWondermindとのインタビューで語っている。「言いたくないけれど、運動が私にとって本当に助けになっているの。素晴らしいパーソナルトレーナーがいて、ジムに行くためにはいつも自分を奮い立たせなければならないけれど、終わった後はとても気分がよくなるわ。心が軽くなり、私にとってはとても大切なことなの」。

※この記事はイギリス版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text:Kate Cheng Translation: Nanita

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