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水星逆行が起こる、2024年11月26日から12月16日にすべきこと、避けるべきことは?

  • 2024.11.20

2024年最後の水星逆行は、11月26日から12月16日まで

Photo_ 123RF/ Sergey Nivens
Mercury planet. Mixed media . Mixed mediaPhoto: 123RF/ Sergey Nivens

「水星の逆行」ってご存知ですか。

よく星占いの記事で「水星が逆行中」などと書かれているのを、みなさんもどこかで目にされたことがあるかもしれません。この「水星の逆行」、西洋占星術ではとても重要な意味があります。それを今回は説明していきましょう。

「水星の逆行」は、1年のうちで3回くらい起こります。2024年も3回起こりますが、その最後の逆行が11月26日~12月16日まで起こるのです。

では、水星が逆行するときは、星占いではどんなことが起きると予想されるのでしょうか。「逆行」などと聞くと、何やら不穏な運勢が訪れるような気がしますよね。それをお話しする前に、そもそも「逆行」とはどんな現象なのか、それを頭に入れておきましょう。

本当に惑星が逆戻りしているのか?

Photo_ 123RF/ Maksym Yemelyanov
Solar system planets set. The Sun and planets in a row on universe stars background.Elements of this image furnished by NASA.Photo: 123RF/ Maksym Yemelyanov

西洋占星術では、主に太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10の天体を扱います。このうち逆行しないのは、太陽と月のみ。あとの天体はすべて逆行します。

一言で言うと、「惑星の逆行」とは地球から見て、その惑星の動きが逆方向に後戻りしているように見える現象です。

では、本当に惑星の動きが後退するのかというと、実はそうではありません。

宇宙の中の太陽系では、惑星は太陽を中心に回っています。私たちがその中心である太陽にいて、太陽から惑星を見ているとしたら、逆行なんて現象はおそらく起きないでしょう。どの天体も同じ方向に、ほぼ規則的に進んでいるように見えるはずです。

ところが私たちは、中心の太陽から離れた地球から、ほかの惑星を見ているわけですよね。しかも、その地球自体も太陽の周りを回っています。そんな所からほかの惑星を観測しているのですから、惑星の動きも当然、不規則に見えるだろうということは、感覚的に想像できると思います。

つまり、本当は同じ方向に規則的に動いている惑星が、地球から見たときは位置によって逆戻りして見えるときがある。それが「逆行」という現象なのです。

このように順行から逆行したり、また順行に戻ったり、その動きは地球から観測すると、まるでふらふらと惑っているようにみえたのでしょう。そこから、「惑星」という名前が付けられたのだそうです。

ちなみに、天文学では太陽は「恒星」、月は「衛星」、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの天体が「惑星」に分類されます。冥王星は2006年に惑星の条件を満たしていないと判断され、「準惑星」に位置づけられました。ですが、星占いの世界では、今も冥王星をほかの惑星と同じように扱っています。

水星逆行中はトラブルが多発!?

Photo_ 123RF/ tomertu
concept image of wooden dummy with worried stressed thoughts. depression, obsessive compulsive, adhd, anxiety disorders conceptPhoto: 123RF/ tomertu

さて、ここからが本題! 水星の逆行についてお話ししましょう。

先ほども書いたように、逆行する惑星は水星だけではありません。金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった星も逆行します。が、なかでも水星の逆行は、私たちの生活に直接、影響を与えることが多いとされているのです。



一般的に惑星が逆行している期間は、その惑星の本来の力が弱められる、あるいはマイナスの方向に力が現れやすい、と言われています。

ただ、必ずしも悪いことばかりではなく、逆行によって失われたものが戻ってきたり、過去を振り返ることで気づきや発見があったりと、結果的に良いことにつながっている場合もあります。「逆行=マイナス」と決めつけてしまうのは安易でしょう。

では、水星の本来の力とは何でしょうか?

水星が象徴する事柄には、「コミュニケーション、人間関係、言語、交通、通信、予定、知性、才能、頭を使う作業、ビジネス、技術」といったものがあります。これらは人間が知力を身につけ、長い歴史の中でそれを養ってきたからこそ獲得できたもので、水星が「知性を司る星」といわれる由縁です。

また、「気分、速度、敏捷性、多忙、変化」といった、移り変わるものやその状況なども、水星の司る分野です。これらの事柄に通常と違うイレギュラーなことが起きやすいのが、水星が逆行している期間。この作用は、どの星座の人にも大なり小なり影響を及ぼすとされています。

水星逆行中のプラス・マイナス面

Photo_ 123RF/ netrun 78
Sleeping mask and sleep tracker journal on pink pastel background. Minimal concept of rest, quality of sleep, good night, insomnia, relaxationPhoto: 123RF/ netrun 78

具体的にはどんな現象が起こりやすいのでしょうか。以下に、ざっと挙げてみましょう。

まずは、マイナスに作用した場合の例は、こんな具合です。

・人とのコミュニケーションがうまくいかない

・言葉による誤解が生じやすい

・交通に遅れが出て遅刻する

・メールを間違えて送信する。通信トラブルがある

・スマホなどの通信機器が壊れる

・予定が狂う。急な用事が入る

・頭を使う作業が遅々として進まない

・気分が上がらない。体調が今ひとつ

・仕事が遅れる。思い通りの成果が出ない

・「急がば回れ」ということが起きやすい

プラスに作用すると……

・なくしたものが見つかる

・忘れていたことを思い出す

・いったん立ち止まって、形勢を立て直すチャンスがくる

・昔の友達から突然、連絡がある

・過去に習得した知識や技術が役に立つ

・過去に幸運のヒントがある

・空き時間ができる。急に暇になる

・落ち着いて物事を考えることができる

・休暇をとりたくなる。有給がとりやすくなる

これらのことが起こりやすいと意識しながら、水星逆行の期間を過ごしてみましょう。そうすれば、少し注意するだけでマイナスの作用を防ぐことができるかもしれません。「交通が遅れるかもしれないから早めに家を出よう」「急な予定が入ってもいいようにスケジュールをゆるく組んでおこう」など、トラブルの芽を未然に摘んでおくこともできるはずです。

プラス面は積極的に活用したほうがいいですね。自ら旧友に連絡をとってみるのもいいのでは? 思い出話に花が咲き、楽しい時間が過ごせそう。また、なくしたものも探してみましょう。出てくる可能性が高そうですよ。仕事で問題が起きたときは、過去の事例にあたってみて。そこに解決のヒントがある予感がします。

水星逆行中に心がけたい、4つのルール

Photo_ 123RF/ Arena Ozerova
Hygge concept with cat, book and coffee in the bedPhoto: 123RF/ Arena Ozerova

最後に「水星逆行中にこれを心がけると運が良くなる!」という方法を挙げておきます。これは今回の逆行に限らず、またどの星座の人にも共通です。水星逆行を逆手に取り、そのパワーをうまく運勢に取り込んでください。

1. 急がない

水星が逆行しているときは、決して急いではいけません。逆行中はスピードが抑制されますから、それに逆らって急ごうとするとトラブルが起きやすくなります。急いだために転んでケガするなんてことも。「急がない」と心に決めて、何でもゆっくり時間をかけて行いましょう。

2. 節制する

水星の逆行中は物事がセーブされるので、やりすぎや過剰を防ぐ作用があります。たとえば、食べ過ぎ、お金の使い過ぎ、仕事のしすぎ、といったことも抑えられる方向へと働きやすいのです。それをうまく活用して、この期間に節制しましょう。食欲がセーブされるのでダイエットも比較的簡単に目標を達成できそう。お金も貯まりやすいし、仕事も予定をうまく立てれば、案外余裕ができそうですよ。倹約や質素な生活が幸運やツキを運んできます。

3. のんびり休む

水星は知力を司りますが、逆行中は頭を休めて、脳力を充電するには最高の時期です。頭をフル回転させたところで、そんなにいいアイデアは浮かばないのが逆行中。だったら頭を休ませることを優先しましょう。睡眠は脳の機能を回復させるので、休みの日はたっぷり寝るのもいいでしょう。ヘッドスパも大賛成。旅行は交通が乱れやすく、予定が思うようにいかないときなのであまりおすすめできませんが、近場の温泉でのんびりするくらいならいいと思います。リラックスできる場所で脳と体の疲労を回復させて、英気を養ってください。

4. 一人の時間をつくる

人間関係がこじれたり誤解が生じたりしやすいのも、水星逆行中の特徴です。それなら必要以上に人と関わることはやめたほうが賢明。友達との約束やデートもなるべく短時間で切り上げたほうが、トラブルやケンカの火種を作らずにすみます。そして一人の時間を存分に楽しみましょう! 一人でいるときはむしろ充実して、いろいろな気づきや発見もあるはずです。

逆行の期間は、水星のパワーが抑え込まれてしまうため、思うようにいかないこともあります。けれど、それをポジティブに捉えて賢く上手に使いこなせるかどうかで、運勢は大きく変わります。逆行の期間は、ペースもダウンしがちですから、むしろ焦らずのんびりと過ごそうと決めてしまうのもいいと思います。逆行の期間はエネルギーをチャージしたり休養に充てたりして、逆行が終わったらすぐエンジンをかけられるように心も体も準備を整えておきましょう。

Horoscope & Text: Glorious Hoshiko Editor: Rieko Shibazaki, Nanami Kobayashi

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