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【蜷川実花】私の人生哲学や、自分自身の生きざまに寄り添ってくれる大切なジュエリー。

  • 2024.11.27

各界で活躍する著名人たちが、大切に紡いできたウォッチ&ジュエリーにまつわる物語をひもとく。

蜷川実花

写真家・映画監督

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右は若い頃に父から送られたティファニーのボーンカフ。柔らかさと強さが同居しているデザインがお気に入り。humのリングは50歳を迎えた記念に。応援する意味も込めて、最近は日本ブランドを購入して身に着けている。天使が銃口を向けているペンダントトップはヨージ ヤマモトのもの。ミキモト×コム デ ギャルソンのネックレスは雑誌で見て、即買いに行ったそう。

「私の人生哲学に寄り添ってくれるジュエリーたち」

ブシュロンのカメレオンのリングは、大人になった時にこれが似合うそんな人でありたいという思いを込めて、20代の時にものすごく頑張って買った特別なもの。当時の自分にとってもすごく高価でしたが、状況によって色を変えるカメレオンの生き方に共感するところがあり奮発しました。私が理想とする未来の自分へと導いてくれる気がしたんです。私はジュエリーをたくさん買うタイプではないのですが、自分の人生哲学を表していたり、自分自身の生きざまに寄り添ってくれると感じたものに出合った時には、迷わず手に入れてきました。人に見せるためのジュエリーというよりは、自分自身に向けたものを選んでいます。カメレオンリングはその象徴。いまでも特別な日に着けるし、20代で頑張って、このリングを手に入れた自分の姿勢も好きです。人に左右されない自分の価値観だったり、自身のフィルターを通して判断ができる、芯が強くてしなやかで、自立した女性像を投影しました。父からもらったヨージ ヤマモトのペンダントトップには、「天使のような笑顔で、気に入らない相手を撃ち抜け」という父から教わった人生哲学が込められています。自分で買ったパールと安全ピンという相反するモチーフが同居するミキモト×コム デ ギャルソンのネックレスにも、自分の作風と重なるものを感じました。すべてのジュエリーが私らしさを物語っていると感じます。

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後にも先にもこんな高価なジュエリーは買ったことない! と語るブシュロンのカメレオンリング。彼女にとって特別な存在。《花、瞬く光》(2022年©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery)と一緒に。

※私物のため、ブティックへのお問い合わせはご遠慮いただきますようお願いします。

現在購入できる新作ウォッチ&ジュエリー

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ミディアム ボーン カフ「エルサ・ペレッティ™」(18K ゴールド)¥3,685,000/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)
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リング「ウラジミール」( ツァボライト×ダイヤモンド×ブラックサファイア×クォーツ×MOP×WG)¥17,952,000 (予定価格)/ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス)

 

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リング「ファジー レオパードキャット」(ダイヤモンド×WG×ブラックラッカー×エメラルド)¥7,326,000(予定価格)/ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス)

Profile
蜷川実花写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手がける。2025 年1月11日から京都市京セラ美術館にて、展覧会『蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影』を開催予定。

問い合わせ先:
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
0120-488-712(フリーダイヤル)

ブシュロン クライアントサービス
0120-230-441(フリーダイヤル)

 

*「フィガロジャポン」2025年1月号より抜粋

photography: Kazumasa Takeuchi styling: Natsumi Sato interview & text: Aya Sasaki

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