姿勢を治すだけで若返る⁉ レジェンド級猫背から脱却した方法

年齢=彼女なしのさえない青年「ミタカ（24）」は、初彼女を作るためにインスタを開始し、自分磨きをする姿を発信しました。超モテの姉やフォロワーのアドバイスを元に、ファッション・スキンケア・肉体改造・メンタルなど、あらゆることに挑戦する姿が話題となり、開始半年でフォロワーは20万人を突破。先日、ついに彼女ができたことを発表し、多くの祝福が寄せられました。

そんな彼の自分磨きの記録を綴ったエッセイ『初めての彼女を作るために姉とフォロワーさんに相談しまくった自分磨きの話』から厳選して全6回連載でお届けします。今回は第4回。「レジェンド級猫背」を改善した方法とは⁉

猫の見本になる背中

猫が通う猫背スクールというものがあったとしたら、そこの講師になれるくらいには猫背を極めているミタカです。しかし、僕は残念ながら人間。人間界における猫背は、決して良い印象を与えない。姉からも姿勢についての指摘は昔から受けていた。

姉：

「姿勢が歪んでいると、何をしていてもきれいに見えない」

友達には「体の丸まり方だけで誰だか分かる」と言われるくらい個性的な猫背をしているので、よほどひどいことになっているのだろうと思い、ジム通いと同時に今度は姿勢矯正を訪れることにした。

診断の結果がこちら。

・体歪みまくり

・レジェンド級猫背

・首は驚異の40代

道理で肩こりがひどいわけだ。どうにかなっちゃってる体をどうにかするための施術は骨盤矯正＆筋膜リリース。その感想は……。

「先生！ 痛すぎます！ 痛い！ 痛い！ 痛い!!」

歯を食いしばりながら悶絶した結果、めちゃくちゃ変わった。良かったぁ。あんなに痛かったのに変化がなかったら、白目剥いて倒れていたと思う。アーチ状の背中はまっすぐに伸びて、なんと身長も１センチアップ。首は40代から何歳になったんだろうと心の中で思いながらも、聞けないまま終わってしまった。僕の首はまだおじさんなんだろうか。

その後は、日常生活で意識したほうがいいことを教えてもらった。分かってはいたが、足を組むのは絶対にダメらしい。中学生のころから足を組むのが癖になっているので、背骨だけでなく腰もかなり歪んでいるみたいだ。

先生からのアドバイスをもとに、日常生活ではとにかく足を組まないことを意識する。とはいえ、椅子に座って作業をすることが多いので、気が付くと僕の右足と左足は絡まっている。あぁっ！ また組んでる！

そして、困ったことに、意識すればするほど僕の集中力は低下していく。

足組んじゃダメ……え～っと動画の編集……あ～今足組みそうだった。あぶね～。あ、そうだそうだ写真をダウンロード……しようと思ってたらまた右足が……ところで僕は今何してるんだっけ？

考えごとができない！ 気が散って仕方がない！ しかし、この地道な努力を続けなければ、ストレートな背骨は手に入らないのだ。

初めて姿勢を意識してからもう４か月が経過しようとしている。多少はマシになったものの、気を付けないとまた足を組んでしまうので、なかなか長い時間がかかりそうだ。

ここで、姿勢にまつわる話をもう一つ。僕が自分磨きをしていることを知っている友達にある日こんなことを言われた。

「無意識だと思うんだけど、立ってるときにゆらゆら体が揺れているのダサいよ」

え？ 僕って立ってるとき揺れているの？ そんなバカなと思いつつ会話を続けていた次の瞬間、僕の体はくねくねと動きはじめた。

ゆ、揺れている～!!あれ、揺れずに立つってどうすればいいんだろう。手はどんなふうにしていればいいんだろう。座っているときと同様に、こちらも意識すればするほど手の置き場が分からない。そして、無意識がゆえに自分ではなかなか気が付かない。

こういうことをハッキリと言ってくれる友達に感謝しつつ、最近は立ち姿にも気を配るようになった。

＜第5話に続く＞

＜プロフィール＞ミタカ

24年間彼女なしの社会人。2023年11月、初の彼女を作るべく、その記録のためにInstagram （@mita_ka_life）を始める。開設後半年で20万フォロワーを突破。自⾝の姉やフォロワーからのアドバイスをもとに、自分磨きを頑張っている姿を綴った『初めての彼女を作るために姉とフォロワーさんに相談しまくった自分磨きの話』（KADOKAWA）が好評発売中。