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知らずにやってるかも…実は保育士さんが困ってる!?朝の登園時に注意したい、ママとパパのNG行動

  • 2024.11.19

保育士の中田馨さんが、登園時のママやパパのちょっと困ってしまう行動について教えてくれました。バタバタと忙しい朝の登園ですが、ちょっとしたことを気をつけるだけで子どももママやパパも、保育士もみんなが気持ちのよい1日をスタートさせることができますよ。


こんにちは。保育士の中田馨です。保育園に通っているご家庭の朝は大忙しだと思います。私も、2人の子どもを抱え働いていますので、朝の目まぐるしさはとてもよく分かります。

そんな忙しい朝の登園時ですが、「ここを心がけてくれたら、保育士が助かります。逆に、これをされるとちょっと困っちゃう」というポイントをいくつかご紹介します。

保育園は多くの子どもが生活するところだから決まりがある

保育園は多くの子どもたちが生活する場です。ですので、ある程度の決まりがなければ運営することができません。保護者から見ると「何でこんなに厳しいんだろう?」と感じることもあるでしょう。

また、「あっちの園ではOKなのに、うちの園はNGなのはなぜ?」ということもあると思います。それは、きっとその園で過去に問題があったり、園が大切にしている思いが含まれていたりするのだと思います。

保育園が多くの子どもたちを預かり、元気にケガも少なく過ごせるのは、実はこの「決まり」があるからなのです。生活リズムや対応が「いつもと一緒」でいることが子どもたちにとって「安心」の材料になり、スムーズに生活が進むことにつながるのです。

最初に決めた時間に登園を!

多くの保育園は、登園・降園時間は保護者の勤務時間+通勤時間+準備時間(更衣など)を合わせた時間になっていると思います。入園前にその時間を双方で話し合い決めた時間です。できる限り、毎日最初に決めた時間で登園するように心がけましょう。

「保育園が開いている時間だし、今日は30分早く行こう」と気軽に思うかもしれませんが、保育園は「子ども○人に対して保育者が○人」という人数が決まっています。30分早く行くことで、保育の体制が整っていないこともあります。また、遅くなるときや休むときも必ず連絡を!

例えば「今日は園外の公園に遊びに行こう!」と計画していても、いつ来るかわからない子どもを待てばいいのか、出発してもいいのか? 悩むところなのです。

保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。

朝食は保育園に入る前に終わらせて!

乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! ということもあります。

時間がなくて保育園へ来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べものを保育園に持ち込むと、ほかの子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園へ入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。

このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。

子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!

登園時に子どもが泣いてママから離れない……という状況。どうにか泣き止ませたいけれど、出勤時間が迫っているし! と焦ってしまうかと思います。

「泣いているのに、預けてもいいのかな」、「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているな」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! なぜなら、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。

ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪を引かれる思いですが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。

1日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

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