1:すっぴんに見えて細かく仕込んでいるデイリーメイク
「よく“今日ってすっぴん?”と聞かれます(笑)。それほど普段のメイクはナチュラル。でも何もしていないわけではなく、けっこう時間をかけて緻密に計算して、自然に見えるように仕上げるのがこだわりですね。眉は毛の足りない部分を丁寧に描き足してアイブロウワックスも重ねて自眉のように見せたり、顔に自然な陰影を与えたり、意外と手間をかけています」(高山さん)
高山さんの愛用コスメ
すべて高山さん私物
ベースはクレ・ド・ポーボーテの化粧下地(1)、ポーラのコーンシーラー(2)、THREEのフェイスパウダー(3)で完成。
眉はルナソルのパウダー(4)とカネボウのリキッドタイプのアイブロウ(6)で描き足し、ディファインブラシの透明ワックス(5)で立体感を。
THREEのハイライト(7)でツヤを出し、目もとはルナソルのベージュのアイカラー(8)。
マスカラは 3 6 5 0 のウォータープルーフ(10)とお湯オフできるデジャヴのマスカラ(9)の2本使いすると、崩れにくくオフもしやすくなる。
リップは韓国コスメのムジゲマンション(11)。
2:複数持ち歩くリップで顔の印象を変える
「見た目の雰囲気を変えたいときはリップの色をチェンジするようにしています。普段、目元にあまり色を使わずナチュラルにしている分、リップはお気に入りのカラーを複数ストック。外出時のポーチにはカジュアルに塗れるもの、大人っぽい雰囲気になるものと、印象の違う2本のリップを入れて、場所や会う人、洋服に合わせて使い分けています」(高山さん)
シアーな発色で品よく塗れるリップ
「ほんのりシックに、落ち着いた雰囲気にしたいときに活躍するナーズのリップ」。唇のケアも叶えるナーズのアフターグローセンシュアルシャインリップスティック。321は深みのある上品なベリーレッド。(高山さん私物)
3:バストアップを見てバランスを調整する
「カジュアルなTシャツのときは、だらしなく見えないよう、いくつか小物を合わせてきちんと感をプラスしています。小物を決めたら、必ず鏡の前でネックレスの長さや組み合わせ方などバランスを見て、上半身が間延びして見えていないかを確認。今日のベレー帽も引き締めアイテムに最適で、前髪を少し出すと好バランスに」(高山さん)
4:伸ばしかけの髪はヘアアレンジで楽しむ
「20代はロングヘアの時期が長く、30代はショートヘアをたっぷり満喫。久しぶりに髪を伸ばしていて、いろいろなヘアアレンジを楽しんでいます。身長や体型によって、どのくらいの高さが素敵に見えるか、ヘアアクセをつけるベストな位置はどこかなど、人それぞれ似合うバランスは違うので、鏡で見て自分らしいアレンジを研究しています」(高山さん)
ヘアアクセで遊ぶ
シンプルなTシャツには、華やかさを添えるカラフルなカチューシャを合わせるのが気分。
「太めカチューシャは、生え際が少し見えるくらいの位置につけて、後れ毛を出すとおしゃれ感がアップ」
「ゴールデンポイント」でまとめ髪
「大人っぽい装いに合わせて、リボン付きのゴムでひとつに結び、無造作なお団子に」。
あご先と耳の端を結んだ延長線上にある頭のゴールデンポイントで結ぶのが、美しいシルエットに見せるベストポジションです。
model & styling:Miyako Takayama photograph:Akira Yamaguchi hair & make-up:Chika Suzuki text:Chie Sakuma web edit:Riho Abe
リンネル2024年5月号より
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