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旨味が濃い万能おかず"蒸し豚"

  • 2024.11.18

塩麹に漬けてから蒸すと、短時間で柔らかくなってジューシーに仕上がります。魅力的な蒸し料理を料理家のウー・ウェンさんに教えてもらいました。

旨味が濃い万能おかず"蒸し豚"

■秋のおうち中華

「蒸す」という調理法は水蒸気の熱で温めるため、食材の栄養成分や旨味が流れ出るのはごくわずか。栄養がたっぷり摂れ、とにかくおいしいのが魅力です。

ゆっくりと火が入るので、野菜は柔らかく、肉や魚介はジューシー。食材のおいしさを楽しみたいから、味つけや調理の油は最小限、香味野菜やハーブを使ってアクセントをつければ、体にとっていいことずくめ。

「蒸したてアツアツより、少し冷まして落ち着かせてから食べるのがおいしいのよ!」。蒸し料理の達人・ウーさんのひと言に目から鱗です。

せいろ小籠包
せいろ小籠包

□“蒸し豚”のつくり方


◇材料 (つくりやすい分量)

豚肩ロース肉:400g
塩麹:大さじ1
★ 薬味だれ:
・ 香菜の軸:3本分(みじん切り)
・ 長ねぎ:15cm分(小口切り)
・ 塩:大さじ1/2
・ 胡麻油:大さじ1
・ 胡椒:少々


(1)下準備
豚肉は3等分に切り、塩麹をからめて冷蔵庫で一晩置く。

下準備
下準備

(2)蒸す
①をのせた蒸し器を沸騰した鍋にのせ、蓋をして強火で2分、弱火で30分蒸す。火を止めてそのまま15分ほど置き、粗熱を取る。

(3)仕上げ
薄切りにして器に盛り、薬味だれの材料を混ぜ合わせてかける。

完成
完成

――教える人

「ウー・ウェン 料理家」

「ウー・ウェン クッキングサロン」主宰。医食同源が根づいた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化を伝えている。著書に『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの炒めもの』『ウー・ウェンの 煮もの あえもの』(いずれも高橋書店)など多数。
Instagram@wuwen_cookingsalon


この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村 拓

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