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【最新エイジングケア】シワ・たるみ・肌くすみはなぜ起こる?その理由や予防法を徹底解説!

  • 2024.11.18

化粧品の進化とともに、老化のスピードが緩やかになってきていることはみなさんの肌を見れば一目瞭然。よくも悪くも、日々のスキンケアや生活環境、習慣が肌を変えることがわかってきているからこそ、 老化のメカニズムをおさらいし、老化のスピードをより緩やかにするためにすべきことを総チェック。資生堂の研究員、原さんと中西さんにお話を伺いました。

角層をやわらかくすることがシワ予防の要

真皮のコラーゲン量が減少し、ハリを失うとシワができやすくなります。 「肌は深部の真皮と表面の表皮で構成され、表皮のいちばん上に0・02㎜の角層が存在。角層は肌の中でいちばんかたく、逆に真皮は年齢を重ねると密度が低くなりバネも弱くなるため、やわらかくなります。この角層と真皮のかたさのギャップが大きいほどシワができやすいのです」と中西さん。 もともと女性は男性に比べ、真皮にふっくら弾力がありますが、エストロゲンの低下などにより50〜60代で男性と同じレベルまで弾力が低下。だから更年期以降、 深いシワが目立ってくるのです。 さらに、かたい角層は真皮にストレスをかけ、コラーゲン分解酵素を増やすため、シワのリスクが高くなることもわかっています」。でも慌てなくても大丈夫。 「直接アプローチすることが難しい真皮と違い、角層は化粧品で日々ケアができる部分。化粧水と乳液でしっかり保湿し、角層をやわらかくキープすることでシワを予防できます」

たるみ改善にマッサージは有効

30代からほうれい線が出て、40代でマリオネットラインが現れ、50代で輪郭がもたつき深刻なたるみに。 「たるみは、真皮の空洞化、重力に逆らう表情筋や立毛筋の衰え、さらに皮下脂肪が膨らみ過ぎて重くなり、皮下脂肪からコラーゲンを分解する悪い因子が分泌されるなど、いくつもの要素がからみ合って起こります」と原 英二郎さん。 顔の形状を支えている皮下脂肪と真皮の境目にある突起状の構造体は、肌に対して真上から適度な圧を加えると、線維芽細胞の素となる細胞が活性化されることもわかってきました。つまり、ハンドプレスのようなマッサージが効果的、というわけです。 「真皮の空洞化や立毛筋の衰えも、突起状の構造体の強化も、先進コスメでケアできる時代に。さらに、マッサージや顔のエクササイズで表情筋を鍛えることも意識しましょう」

60代からは老け肌色にも注意

肌がくすむと印象年齢は平均7歳も差が! 肌色が明るいだけで健康そう、幸せそうな印象に見え、肌がくすむと老けて疲れた印象に見える。両者を比べると血液の色にも差が。

文/片岡えり ※素敵なあの人2024年11月号「素敵寿命を延ばすために知っておきたい、最新エイジングケアのすべて」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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