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「室内遊び、マンネリ化してない?」保育士おすすめ【冬のおうち遊び】アイデア集!体力の発散にも◎

  • 2024.11.18

保育士の中田馨さんが、冬のおうち遊びについて教えてくれました。家にあるものを使った遊びや、室内でできる体を使った遊びなど、おうちにいながら楽しめる遊びがいっぱい!


こんにちは! 保育士の中田馨です。だんだんと冬が近づき、寒くなってきましたね。寒いとなかなか外遊びに行きづらいもの。おうちあそびが多くなっているご家庭も多いのではないでしょうか?

公園に行けば走り回ったりして体力を使うので、昼食やお昼寝もスムーズ。しかし、おうちあそびだと元気な子どもの体力は余りっぱなし……。

今回は、子どもが熱中する「冬のおうちあそび」をご紹介します。

静かに集中する遊び「落とす」

子どもは「穴に落とす」ことが大好きです。お散歩に行ってマンホールの穴に小石や葉っぱを落とすのも好きですよね? ですので、「落とす」遊びをしてみましょう。「落とす」遊びは発達によって変化していきます。

0歳児・1歳児 積み木のポットン落とし

少し高さのあるタッパーと四角い積み木を用意します。タッパーのふたには積み木より一回り大きな穴をあけます。その穴に、積み木をつかんで落とします。

2歳児 ストロー落とし

500mlのペットボトルとストローを用意します。ペットボトルのふたにストローより一回り大きな穴をあけます。ふたを閉めたら、穴にストローを落とします。ストローを全て落としたら、落としたストローを数えてみるなどするとより発展的に遊べます。

静かに集中する遊び「切る」

2歳半ごろからハサミを使えるようになってきます。画用紙を1cm×7cmくらいの長さに切っておいたものを、子どもにハサミで1回切ってもらいます。ただただ切るだけでも楽しいのですが、切ったものをさらに活かす遊びを取り入れてみましょう。

ピザ作りで「切る」→「貼る」の発展遊び

用意するものは、ピザの具になりそうな色の画用紙、厚紙(段ボールでもOK)、のり。

画用紙はそれぞれ1cm×7cmくらいの長さに切っておきます。厚紙は直径10cmくらいの円に切ります。子どもに画用紙を切ってもらい、円形の厚紙に切った画用紙をのりで貼り付けていけば、ピザのできあがり!

のりが乾いたらカットして普段のおままごと遊びに取り入れてもいいですね。

はさみは、子ども一人で使わせないようにしてください。ハサミを使うときは必ず大人がそばで見守りましょう。

体を動かす遊び「段ボールトンネル」

おうちにある段ボールをあるだけ用意します。おそらく、いろいろな大きさの段ボールがあることだと思います。子どもがギリギリ入れるだろう……というサイズの段ボールなら、小さくてもOKです。

段ボールの上下のガムテープを剥がし、筒状にして上下ともに内側に折り込みます。折り込んだ端は当たってケガをしないようにガムテープを貼りつけ補強しておきましょう。この筒状の段ボールをいくつもつくり、それぞれを合体させ、長いトンネルにします。

大きなトンネルだったのに進んでいくうちに小さなトンネルになっていたり、2方向に分かれたり。トンネルのつくり方によってさまざまな楽しさを味わえます。

子どもはトンネルの中をハイハイして進みます。このハイハイ、0歳児はお手の物でしょうが、1,2歳児にとっては久々です。全身運動になりますよ!

体を動かす遊び「おうちの中でストレッチ」

おうちの中にあるものを使って運動遊びをしていきましょう。例えば、布団やマット、クッション、踏み台、折り畳みの机など、子どもが遊んでも危なくないものを何でもかき集めてきます。布団やマットは山にして乗り越えたり、長細く畳めば平均台にもなります。クッションはいくつかあれば飛び石に。踏み台からはジャンプができ、机はトンネルになります。これらをすべて連続して置き、運動遊びをするのです。

全身運動をするので、部屋の空間を広げて遠慮なく動ける環境にし、クッションなど「ズレたり滑って危険かな?」と思うものには養生テープで床や壁とくっつけるなどの補強も大切です。ママがそばで見守りながら何度も何度もチャレンジしましょう。ママも参加できそうなら一緒に遊んで楽しみましょう。

※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)のものは誤飲する恐れがあります。赤ちゃんに渡さないでください。

おうちの中でも遊びは無限大に広がっています。工夫しながら遊んで、寒い冬を乗り越えましょう。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

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