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【リビング改造!】“インテリア三種の神器”+チェア&ラグで、ホッとくつろげる我が家に

  • 2024.11.18

現在発売中の『大人のおしゃれ手帖』2024年12月号には特集「三種の神器で人生が変わるインテリア」を掲載。
「グリーン、ポスター、照明」という3つのアイテムを取り入れて、部屋を簡単におしゃれにする方法をお伝えしています。
たった3つのアイテムで、部屋がどんなふうに変わるのか気になりますよね。そこで「大人のおしゃれ手帖」の読者組織・ミモザ会メンバーのお部屋を大塚さんが訪問し、お悩みに合わせてアドバイスしました。今回は吉川邸のBEFORE/AFTERをお届けします。

教えてくれたのは 大塚彬子さん

アイエ一級建築士事務所代表。一級建築士・インテリアコーディネーター・ライフオーガナイザーの資格をもち、「明日のあなたを応援する家に」をテーマに幅広く活動中。「インテリアは、洋服のように“似合うかどうか”を気にしなくても大丈夫です。自分が心から好きなものを、自信をもって選んでみてください」

シンプルすぎて殺風景な雰囲気をどうにかしたい!

BEFORE

三種の神器の1つ、大きなグリーンを取り入れていますが、シンプルすぎて、ややそっけない印象。ソファとグリーンの間の空間も気になります。

1年半程前に新築して引っ越してきたという吉川さん。
「自分の家なのに何だか落ち着かなくて、ホッとくつろげる感じがしないんです」と話します。
大きなフェイクグリーンを取り入れてみたものの、それ以外はどうしたらよいかわからず、手つかずの状態だったそう。
「殺風景でよそよそしい雰囲気を何とかしたい」という吉川さんに、大塚さんは「ポスターとライトで、落ち着いた温かみを加えましょう」とアドバイスしました。

チェアとポスターでつくる、温かみのある優しい空間

ポスターはいす置きor床置きで、空間の寂しさを埋める

ポスター(50x70cm)¥7,700/CARO CARO PRINTS (ハーフェン)

吉川邸の壁は漆喰。また築浅なこともあり、せっかくのきれいな壁に穴を開けるのは避けたい人が多いもの。
そこで大塚さんが提案してくれたのは、いすの上にポスターを置く方法。
「いすの上にポスターを置くと、視界1mの範囲(※)に入るので空間の寂しさを軽減できます。いすは脚が細く、床に向けて広がったデザインのほうが、バランスがとりやすいでしょう」

※視界1mの範囲……立った時の脚の付け根から頭のてっぺんまで。この範囲に三種の神器を取り入れると視線が集まりメリハリが出る

グリーンを邪魔しない小さなライトで、陰影を楽しむ

本誌でリビングにおすすめしている照明は、視界1mの範囲に入るフロアライト。
けれども「このリビングに背の高いフロアライトを投入すると、存在感たっぷりのグリーンと重なって効果が薄れてしまいます」と大塚さん。
そこで背の高いフロアライトではなく、コンパクトなライトをグリーンの後ろに配置することに。灯りをつけると、グリーンの影が天井に映し出されて、ドラマティックな雰囲気が生まれます。

コンパクトなライトはイケアで購入(電球は別売り)。ライトの角度を自由に変えられるのが便利。

クッションは、無彩色を選んで抜け感を出しながらも、ボリュームたっぷり&温かい表情のある生地としました。

AFTER

全体のバランスを見て、ポスターは床置きすることに決定。手前にいすを置くことで、さりげない華やかさのある空間が生まれました。
ぬくもりのあるラグがまとめ役です。また、センターテーブルにもグリーンを飾って、左右の空間につながりをもたせています。

もう1つ、ソファの位置をずらしたのもポイント。窓や壁付け照明が左右対象できっちり配置されていると、きれいな反面、緊張も感じやすくなります。インテリアで左右差をつけることで、リラックスしやすい空間に。

クールなダイニングには、大きな枝もので軽快なリズム感を

BEFORE

白い石材を基調としたキッチンダイニング。シンプルですっきりしていますが、吉川さんは「無機質で冷たい感じが気になります」とのこと。

「石材の面積が多いので、クールな雰囲気でピリッとした緊張感がありますね。雰囲気を和らげるために、視界1mの範囲にグリーンを取り入れてみましょう」と大塚さん。
さらに「より温かみのある雰囲気をつくりたいなら、ダイニングの壁面にモコモコした素材感のあるタペストリーを飾ってもいいですね。大きなラグを壁に飾るのも素敵ですよ」とアドバイスしてくれました。

無機質で冷たい印象を与えるもうひとつの原因は、白で統一されすぎていること。花瓶は透明よりも、薄い色付きのもののほうが、適度に存在感が出て、おしゃれに見えます。

マウスやリモコンなどはケースにまとめるだけですっきりと見えます。

AFTER

ダイニングテーブルの中央に花瓶を投入。立っているときもテーブルに座ったときにも、大ぶりの枝物に視線が集まります。透け感があるので重たくならず、空間の雰囲気を優しく和らげてくれます。

ミモザ会員 No.243 吉川智子さん

「ポスターをいすに置いたり、床に置いたりするのは思いつかなかったです! 近所にアンティークショップのお店があるので、素敵ないすがあれば取り入れてみたいですね。ラグもかわいくて素敵だったので、自分が本当に好きだなと思えるものを探してみたいです」

撮影/村上未知 文/寺本 彩

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