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【Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔】ドラマ『潜入兄妹』のラスボス役で話題! 俳優としての魅力を徹底解説

  • 2024.12.2

竜星涼さんと八木莉可子さんがダブル主演を務める『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系)で、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔さんの演技に注目が集まっています。『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』は、同局で放送された『大病院占拠』『新空港占拠』を手掛けたチームが結集したオリジナルドラマ。父の命を奪われた兄妹が、正体不明の巨大犯罪組織・幻獣へ潜入し復讐を成し遂げる様子を描く作品となります。

ドラマで、藤ヶ谷さんは幻獣のリーダー・鳳凰を担当。この鳳凰が父を殺した犯人だと思われ、主人公の兄妹との最終決戦が今後はドラマで描かれていくことになります。鳳凰がメインで登場したのは11月9日放送の第6話からですが、巨大犯罪組織のリーダーらしくクールな佇まいの藤ヶ谷さんが話題を独占。かっこよ過ぎるビジュアルとともに、演技力の高さが注目されています。

そこで、この記事では藤ヶ谷さんのこれまでの仕事を振り返り、俳優としての魅力を探っていきたいと思います。

マルチに活躍する藤ヶ谷太輔のプロフィール

まず、既に活動歴も長い藤ヶ谷さんのプロフィールと仕事をざっと紹介します。

1987年6月25日生まれ神奈川県出身で、2011年にKis-My-Ft2のメンバーとしてシングル『Everybody Go』でCDデビュー。俳優として多くのドラマや映画で主演を務める一方、2020年からトーク番組『A-Studio+』(TBS系)で司会を担当しています。

また、ラジオ番組や舞台への出演もあり、グループの中でも特にマルチに活躍しているメンバーです。中でも俳優業がメインで、これまでラブコメからアクション、サスペンスといったさまざまなジャンルの作品に参加しています。

『美男ですね』と『仮面ティーチャー』で注目を集める

そんな藤ヶ谷さんですが、ドラマ『美男ですね』(TBS系)への出演で俳優として注目されました。
 
このドラマは、2009年に韓国で放送され、アジアで大ヒットし各国に先駆けて日本で初リメイク。Kis-My-Ft2の玉森裕太さん、瀧本美織さん、Hey! Say! JUMPの八乙女光さんと共に出演し、ドラマは大きな話題を集めました。作品では玉森さんが推されていた印象もありますが、藤ヶ谷さんが演じたクールでクレバーなギタリスト・藤城柊も人気に。藤ヶ谷さんのクールなビジュアル、雰囲気が生かされる役となり、主演の一人としてドラマを盛り上げました。

さらに、主演ドラマ『ビギナーズ!』(TBS系)では警察学校を舞台とした青春ラブコメディーに挑戦し、主人公の志村徹平を演じます。この作品では、やんちゃで男気あふれるキャラクターを演じて新たな魅力を提示しました。
 
そして、2013年に放送した『仮面ティーチャー』(日本テレビ系)では、力により生徒の制圧が許された教師・仮面ティーチャーである主人公・荒木剛太を担当。近未来が舞台の作品で、特撮の要素がある学園ドラマとして話題になりました。荒木は無法地帯となった学校で暴力を使うことを許されながら、生徒たちとの関係性に悩む役柄。仮面ティーチャーに変身しても生徒を殴ることはせず、熱い気持ちで心を通わせていく何とも不思議な作品となりました。

藤ヶ谷さんは、若手俳優ながらこの難しいドラマを繊細な演技力で成立させ、作品は『劇場版仮面ティーチャー』も公開されることに。SPドラマも放送される人気となり、俳優としての実力が一気に上がることになります。

作品を経験する中で進化する、俳優としての藤ヶ谷太輔

藤ヶ谷さんの作品を見ると分かるのですが、アイドルとは思えないほど多岐にわたるジャンルのドラマや映画に出演しています。しかも、難しい役が多く作品ごとにかなり大変な思いをしていることが見受けられます。

2016年放送の主演作『MARS〜ただ、君を愛してる』(日本テレビ系)では、さらに難役に挑戦。人気コミック『MARS』(講談社)が原作のドラマで、藤ヶ谷さんは窪田正孝さんとダブル主演を担当。演じた樫野零ですが普段は学園の人気者ながら、激しい凶暴性を秘めた2面性のある青年です。狂気を秘めた冷たい目線や怒りの表情を見せたかと思えば、ちゃめっ気たっぷりに笑う場面など、コロコロと変わる表情を見事に演じています。演技派として知られる窪田さんに負けず劣らず、藤ヶ谷さんがこれまでの経験を生かして見事な演技を見せステップアップしました。
 
そして、舞台『そして僕は途方に暮れる』『ドン・ジュアン』、さらに双子を一人二役で演じた『ミラー・ツインズ』(フジテレビ系・WOWOW)といった、実力が試される作品に出演。それぞれで結果を出し、グループ活動は知らなくても「俳優・藤ヶ谷太輔」を応援する人が格段に増えていきます。
 
また、2023年には重要な主演作が続き、特に注目すべきは映画版でも主演を務めた『そして僕は途方に暮れる』です。藤ヶ谷さんのイメージにないダメ人間役で、都合が悪くなるとすぐに逃げ出すクズ男を体現。舞台でも評判だった作品をまた演じたわけですが、とにかく痛快なくらいに藤ヶ谷さんが演じた菅原裕一のクズっぷりが楽しめる作品です。既にトップアイドルとして知名度抜群の藤ヶ谷さんながら、映画では舞台のときよりクズっぷりを見事に表現し、ダメ男にしか見えないある意味で自然体と言える演技を見せました。

 

2024年に公開した映画『傲慢と善良』も良作!

俳優としてレベルアップし続ける藤ヶ谷さんは、9月末に奈緒さんとダブル主演を務めた映画『傲慢と善良』が公開されています。

辻村深月さんの小説が原作で、マッチングアプリで出会った男女に待ち受ける恋愛ミステリー作品です。藤ヶ谷さん演じる西澤架は、優柔不断な今どきの男性。アプリで知り合った女性に振り回され、驚くべき過去やうそに翻弄される役を等身大の演技で見せました。こちらも、藤ヶ谷さんがトップアイドルであることを忘れるような自然体のキャラクターが見られる良作で、おすすめの作品となっています。

そして『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』ですが、鳳凰が登場した瞬間に作品がグッと引き締まった印象です。何を考えているか分からないサイコパスな雰囲気もあり、クールな表情は藤ヶ谷さんの見た目にピッタリ。今後、作品を引っかき回すラスボスになることは間違いなしで、どんな驚きの演技を見せてくれるのか楽しみです。

ここまで藤ヶ谷さんの俳優としての仕事を紹介しましたが、2024年に入ってもさらに進化を続けている様子。今後、年を重ねることでどんな演技を見せるようになっていくのか、俳優としての藤ヶ谷さんの活躍に期待です。

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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