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手術や通院ナシ「食いしばり・歯ぎしり」を治すトレーニング【ほうれい線や二重あごも解消】

  • 2024.11.17

疲れやだるさ、頭痛、不眠、イライラ、肩こり、冷え性など、様ざまな体の不調の原因になっていると考えられる「食いしばり・歯ぎしり」。手術や治療せずに、自分で治せるトレーニングを試してみて!


舌を上げるトレーニング

かみしめるから舌が下がるのか、それとも舌が下がるからかみしめるのか、という疑問が湧いてきますが、おそらくどちらも正しいといえるでしょう。交感神経が優位になればかみしめる傾向になり、舌が下がれば、かみしめているほうが楽になります。これはますます交感神経を優位に導きます。このような悪循環から抜け出すためには、まず、舌を正しい位置に保つことから始めるとよいでしょう。では、舌を上げるためのトレーニング方法をお伝えします。

【まずチェック、口の正しい姿勢】

上下の歯を1~2mm程度離し、唇は軽く閉じてみてください。この時、舌は上顎(上の前歯の後ろあたり)に軽く触れている状態にすることが大切です。頬の筋肉に力を入れてはいけません。「みかん」とゆっくり発音した時、「ん」の発音時に、この状態になるはずです。これが口の正しい姿勢です。 かみしめたり、食いしばったりするためには、舌を低い位置に置く必要があります。舌を上顎に付けたまま食いしばってみてください。おそらく顎に力が入りづらいはずです。舌を上顎に軽く触れさせた方が、歯を離しておくことへの違和感は少なくなります。つまり舌の位置を正しく保つことが、口の正しい姿勢につながるということです。

【舌を鍛える、あいうべートレーニング】

このトレーニングを1日3セット行ってください。舌を鍛えると「食いしばり・歯ぎしり」が改善されるだけでなく、鼻呼吸がスムーズになり、呼吸が深くなることで酸素を十分に取り込むことになり、自律神経のバランスが整いやすくなります。

【舌を鍛えるとこんないいことが!】

鼻呼吸がスムーズになることにより、体に悪い菌やウイルスが侵入するのを防ぎます。自律神経のバランスも整いやすくなり、右のようなことにつながりやすくなります。舌の位置があなたの未来を左右するかもしれないのです。あなたの舌の位置は大丈夫ですか?

【教えてくれたのは】

モウリデンタルクリニック 毛利啓銘先生

1971年生まれ。歯科医師。モウリデンタルクリニック院長。歯科治療の矛盾や誤った常識を明確に説明し、基礎医学に基づいた論理的な治療を提供している。形骸的な治療ではなく、予知性が高く、治療後の予防管理を重視した治療を行っている。歯の根本的な問題を解決するため、約15年前から患者の食事や生活習慣の改善指導も行う。

『自律神経を整えれば、「食いしばり・歯ぎしり」は解決する』

自覚はなくても実は多くの人に見られる「食いしばり・歯ぎしり」。歯に大ダメージを与えているのはもちろんのこと、疲れやだるさ、頭痛、不眠、イライラ、肩こり、冷え性など、さまざまな体の不調の原因になっていると考えられます。自律神経が乱れているから「食いしばり・歯ぎしり」が起き、「食いしばり・歯ぎしり」がさらに自律神経を乱す悪循環。今日から簡単にできる「食いしばり・歯ぎしり」の治し方を、自律神経の名医・小林弘幸先生と、歯科医師の毛利啓銘先生が教えてくれます。
1650円(宝島社)

イラスト=ヤマサキミノリ ※GLOW2024年11月号より

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