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【体脂肪を落とす食事】 三大栄養素のバランスを整えた食事の大きなメリットとは

  • 2024.11.17
PFCバランス (C)体脂肪専門家くどう/KADOKAWA
PFCバランス (C)体脂肪専門家くどう/KADOKAWA

ずっとダイエットしているのに、全然脂肪が落ちない。

40代を超えてからは落ちる気配すらない…。

そう嘆く人に「何歳からでも体脂肪は落とせます!」とエールを送るのが、YouTubeチャンネルや講座で体脂肪特化ダイエットを提唱しているくどうさん。

自身も過去に何度もダイエットに失敗したそうですが、体脂肪の落とし方を猛勉強し、3か月で体重マイナス10kg、体脂肪マイナス10%を達成。正しい理論と経験を基にした「代謝を下げずに、食事で摂取カロリーを管理する」ダイエットをわかりやすく教えてくれます。

過酷な食事制限や激しい有酸素運動は一切なし。健康になりながらサイズダウンを目指す食事、今日から始めてみませんか?

※本記事は体脂肪専門家くどう著の書籍『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』から一部抜粋・編集しました。

三大栄養素のバランスを考えて献立を作る

1食あたり500kcal前後で管理しつつ、実際どんなメニューで組み立てればいいのでしょう?ということで、次の戦略「PFCバランスを整える」について解説していきます。PFCバランスとは、三大栄養素といわれるたんぱく質、脂質、糖質のバランスのことで、それぞれの英語の頭文字をとっています。

PFCバランスを守った食事で、安定してアンダーカロリーを作ることには、体脂肪だけを落とすために欠かせない大きなメリットがあります。

PFCバランスとは三大栄養素のバランスのこと (C)体脂肪専門家くどう/KADOKAWA
PFCバランスとは三大栄養素のバランスのこと (C)体脂肪専門家くどう/KADOKAWA

食事が安定してムダ食いがなくなる

糖質制限を例に挙げると、炭水化物を極端に摂らない食事では、糖質が圧倒的に少なくなるので、PFCバランスは崩れてしまいます。糖質は体や脳を動かすときのエネルギー源ですから、不足すると脳はエネルギー不足を感じて「もっと食べろ!」と、私たちに命令を出します。これによって糖質の多いご飯やパン、お菓子などの甘いものを欲するようになるのです。

たんぱく質や脂質も同じです。たんぱく質は筋肉、神経細胞、血液、臓器などを形成する原料ですし、脂質は細胞膜やさまざまなホルモンの原料になっています。ホルモンには食欲をコントロールするものもあります。つまり、どの栄養素が不足しても、食欲が乱れてしまうのです。

食欲をコントロールしているのは脳ですから、私たちの「ダイエットしたい!」という意志とは関係なく食べてしまうのは、PFCバランスが乱れているから。逆にいえば、PFCバランスが整っていれば、食欲は安定しやすいというわけです。

基礎代謝が上がってやせ体質になる

次に基礎代謝についてですが、普段から食事で糖質を摂っていない人は、糖質を代謝する力が落ちます(耐糖能の低下)。もう少しわかりやすく説明すると、糖質を摂っていない=糖質を代謝する練習をサボっているわけですから、糖質がやって来たときに、脳や体を動かすためのエネルギーに変換しにくくなるということです。こうなると変換されずに余った糖質は、体脂肪として蓄えられてしまいます。食の欧米化が進んだ現代では簡単に脂質過多になるため、糖質制限をしていない人でも糖質の割合が下がり、耐糖能が低下しやすくなります。

つまりPFCバランスが悪いと、代謝する力が落ちやすくなるということです。摂取カロリーを管理しながら、可能な限りPFCバランスも整えていく必要があるのです。適当に食事量だけを減らしても、健康的に痩せることはできません。

著=体脂肪専門家くどう/『代謝は落とさず脂肪だけ落とす、ずるい食べ方 体脂肪狙い撃ちダイエット』

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