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みんなはお小遣い制…? 世間の夫婦のお財布事情を徹底調査!

  • 2024.11.17

2019年に金融庁から発表された、老後2000万円問題

物価高騰などの影響もあり、お金に対してシビアな感覚を持つようになった方が増えたはずです。

そこで気になるのが「世間の夫婦はどうやってお金を管理しているの?」ということ。

奥さんが財布を管理して、旦那さんにお小遣いを渡しているのか、あるいはその逆か。はたまたお財布は夫婦別々に持っているのか。

今回は、世の中の夫婦のお財布事情を徹底的に調査してみました。

・参考文献:金融庁「金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について」

夫婦の財布は一緒がいい? 別がいい?

みんなはお小遣い制…? 世間の夫婦のお財布事情を徹底調査!
恋学[Koi-Gaku]

小学館発行の月刊誌「Oggi」が行った、20~39歳の日本全国の女性100人を対象にアンケートを行ったところ、夫婦の財布を別々に管理しているのは全体の23.7%。

これに対し、夫婦一緒に管理しているのが76.3%の結果となっています。

つまり、全体の8割程度の夫婦は、財布を分けずに一緒に管理しているということになります。

大半の夫婦が財布を分けないのは、どうやら「夫婦でいちいち支払いを分けるのが面倒だから」といった理由や、単純に「専業主婦だから」といった声も。

婚姻年数に伴う推移においても、年数が経つごとに「夫婦の財布を別々に管理する派」が減少傾向にあるのが興味深いところです。

・参考文献:Oggi.jp「夫婦の財布は別or 一緒がいい?【100人に聞いた】両方のメリット・デメリットを紹介」

世間の夫婦はお小遣い制? それとも……?

夫婦共同で財布を管理するということは、夫か妻のどちらかが一元的に家計を管理し、もう一方にお小遣いを渡す「お小遣い制」を導入しているケースが多いということでしょう。

そこで次に疑問に思うのが、「夫と妻、どちらかが家計を管理しているのだろう?」ということです。

北陸銀行が2023年に共働き世帯を対象に実施したアンケートによると、「妻が管理して夫はお小遣い制」が49.1%、「夫が管理して妻はお小遣い制」が38.9%、その他が12%という結果でした。

妻が家計を管理するケースが多いものの、妻が管理する派と夫が管理する派はおおむね半々といったところでしょうか。

しかし妻が専業主婦の場合、「妻が管理し夫がお小遣い制」の割合の方がやや高くなるようです。

・参考文献:ほくぎんマネーのツボ「あなたの家計は大丈夫?夫婦のお金の管理方法をアンケートで調査!」

みんなはパートナーの貯金額を知っている? 知らない?

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恋学[Koi-Gaku]

次は、財布を別々に管理している夫婦の実態に迫ってみましょう。

三井住友銀行が運営するWebサイト「Money VIVA」が行ったアンケート調査によると、54.5%もの実に過半数以上の人が、パートナーの貯蓄額を知らないのだとか。

もちろん中には、お互いの資産状況にはいっさい干渉しないという夫婦もいるでしょう。

多様性が叫ばれる現代において、夫婦の在り方も多種多様になっているのかもしれません。

・参考文献:Money VIVA「共働き夫婦の実態調査―貯金や貯蓄の平均は? 皆さんはパートナーの貯金額、ちゃんと把握してる?」

みんないくら貯金しているの?

さて、いよいよ気になってくるのが、世間の夫婦の貯金額です。

みんな実際に、どのくらい貯金をしているのでしょうか?

前項に引き続きMoney VIVAの調査によると、貯金額600万円未満が52%程度、このうち100万円未満は16.4%。

600万円以上1000万円以下は12%程度。1000万円以上が36%程度と、各世帯の資産が2極化しているのがわかります。

また、MONEY PLUSが行った調査によると、都内の50代世帯の平均貯蓄額は1253万円です。

しかし、金融資産をまったく持っていない世帯が全体の24.4%程度を占めていることもわかります。

・参考文献:MONEY PLUS「都内で暮らす50代夫婦の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?【2023年版】」

筆者の家庭のお財布事情

筆者の家庭の家計管理スタイルや、我々夫婦の価値観はおそらくやや特殊です。

事業者の私がビジネスで得た収入で生計を立てており、妻は専業主婦です。

お金の管理は基本的に私が行っていますが、だからといって妻にお小遣いを渡しているわけでもなく。

妻が使った分のお金を月末に私に請求してもらう形でやり繰りしています。

つまり、妻に定額のお小遣いを渡しているわけではないものの、実質的にはお小遣い制とあまり変わらないのかもしれません。

ただ、妻が何にいくら使うかは、妻の裁量によって決まります。妻への信頼があればこその形かもしれません。

たまに高価な美容サプリなどを買っているようですが、私もいちいち内訳をチェックせず、淡々と数字だけを動かしています。

また、貯蓄スタイルもコツコツと貯める形でなく、貯められる時に大きく貯めるというスタイルです。

「頑張って貯金しよう」という気持ちはほとんどなく、むしろ「収入を上げればお金は勝手に貯まっていく」という目線で、収入を上げる方に注力しています。

とはいえ事業は生ものですから、酸いも甘いも天国も地獄もの紆余曲折がつきものです。

いずれにせよ「夫婦の財布はこう管理するべき」と型にはめ込まず、自分たちに合うやり方をカスタマイズして、都度アップデートしていくのがベストだと思うところです。

夫婦で納得できるお金の管理方法を模索しよう

お金の使い方から管理の仕方、貯金の仕方や資産形成の選択まで、夫婦であればいろいろと意見が合ったり合わなかったりすることがあると思います。

相手の意見を否定したり、自分の意見を押し付けたりすると、資産云々以前に、夫婦仲が険悪になってしまうかもしれません。

夫婦にとって一番の資産は、「仲睦まじい関係」です。これ以上の資産はありません。

このことを念頭に、パートナーとの最適なマネジメントを模索しましょう。

Written by はるお

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