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「老眼じゃなかった?」40代主婦の目の不調、10年ぶりの眼科受診で判明した意外な原因とは

  • 2024.11.17

ハードタイプのコンタクトレンズや眼鏡を、かれこれ30年ほど使用している40代の私。仕事や育児に追われているうちに、気が付いたら眼科を受診しないまま10年以上が経過していました。このままではさすがによくないだろうと思い、眼科へ足を運んだときの話です。

緊急性がなく眼科受診を怠っていた私

私のコンタクトレンズ装着時間は1日平均13〜14時間と、かなり長時間です。小学校4年生ごろに、学校の健康診断で視力低下がわかり、それ以降、眼鏡生活をしていました。バレエを習っていたこともあり、当時からコンタクトレンズを併用。目に合うソフトレンズがなく、使用していたのはハードタイプです。使い始めてからは、視力検査やコンタクトレンズの作り直しなどで定期的に眼科を受診していました。

ところが30代になって地元を離れた後、視力低下が落ち着き、コンタクトレンズを作り直す必要がなくなります。緊急性を要することがなかったため、新しい眼科を探すことが後回しになっていました。もともと使っていたコンタクトレンズは、私の目のカーブなどに合わせて加工して作ったもの。新しく作るとなると時間やお金がかかるため、使える限り同じものを使用していたのです。

「次に通うところでも自分に合うコンタクトレンズを作ってもらえるのかなぁ」という不安な気持ちもあり、新しい眼科へ行けないでいたのです。

充血や老眼の症状が気になり始め眼科受診を決意

そんなある日、40歳になったころから目の充血が気になったり夜間の運転時に車のライトや街灯がまぶしく感じたりするように。まぶしさを感じるのはコンタクトレンズを着用しているときだけで、外せばそのような症状はなかったので、夜に運転するときにはコンタクトレンズを外して眼鏡をかけるようになりました。

さらに、コンタクトレンズや眼鏡をつけたまま近くのものを見ると、見えづらくもなってきたのです。「もしかしてこれが老眼? やっぱり眼科に行かないとダメかなぁ」と私は思い始めました。ちょうどそのころ、娘が学校の健診で視力低下を指摘されて、眼科へ行くことになったので「ここで行かなかったらまた機会を逃してしまう」と、思い切って私も受診することに。

10年以上眼科受診していなかったので、内心怒られたりしないか、何か病気があったらどうしようとドキドキしていましたが、眼科の先生は、怒ることはなく終始穏やかな態度です。視力検査のほか、機械で目の写真を撮ってもらったり光を見たりする、角膜内皮細胞検査や角膜形状解析検査を実施。さらに、コンタクトレンズの汚れのチェックもしてもらいました

コンタクトレンズの度が合っていないと指摘も…

検査が終わり、目の病気や大きなトラブルはなくひと安心。夜間の運転時にまぶしくなるのも、コンタクトレンズのサイズが合っておらず、ずれやすいことが原因だったようで、傷や汚れはありませんでした。
しかし、そもそもコンタクトレンズや眼鏡の度が合っていないことを指摘されたのです。それも、視力が悪くなったのではなく「使っているものは度が強すぎるから、度を下げたほうがいいよ」と言うのです。地元で通っていた眼科で検査をして処方してもらったものと、同じ度数のものを使用していたはず。何もしていないのに視力が回復したとも思えず、理由はわかりません。いずれにしても強すぎるということで、眼鏡とコンタクトレンズを作り直すことになりました。

新しい眼鏡の処方箋には、-6.25と記載。これまで使用していたものは-7.25で、新しい眼鏡は今までのものよりも度が弱く、初めは見えにくい気がして不安でした。とはいえ、車の免許証を更新するのに必要な視力はもちろんクリアしているレベルです。1週間もしないうちに新しい眼鏡に慣れ、今では前に使っていた眼鏡をかけるとクラクラするほどに。なんとなくですが、目の周辺も軽くなったような気がします。

さらに眼鏡をかけたままでも、手元も問題なく見えるようになりました。先生も「度が強すぎただけで、まだ老眼ではないから大丈夫。コンタクトレンズを使用している人は、角膜内皮細胞が減りやすいから、時々チェックに来てね」とのことでした。

まとめ

いつから度が合わない眼鏡を使っていたのかはわかりませんが、もっと早く受診していたら、目がラクだったと思います。緊急性が高くなくてもコンタクトレンズや眼鏡を使っている以上、しっかり眼科にかかるべきだったと反省。

育児や仕事を追われ、自分の体のことは後回しになりがちですが、健康を保つのも大事な仕事の1つです。これからは眼科に限らず気になるところは早めに受診して、体のメンテナンスもしていかなければと思うきっかけになりました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:島野 雪乃/40代主婦。アクティブな夫と4人の子どもと6人家族。最近はキャンプやプール、スキーなど家族で楽しむのが大好き。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)


監修者:医師 田辺直樹先生

田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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