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ヘンリー王子、ビル・ゲイツに並んで「影響力のあるリーダー100人」選出で「金で買った」批判集中

  • 2024.11.16
ヘンリー王子、ビル・ゲイツに並んで「影響力のあるリーダー100人」選出で「金で買った」批判集中の画像1
2016年10月、英ノッティンガムを訪問したヘンリー王子(C)GettyImages

米大手誌「TIME」が、最新号の特集「気候変動対策を推進する最も影響力のあるリーダー100人」でヘンリー王子を選出。環境問題に取り組む一方、大量の二酸化炭素を排出するプライベートジェットを「タクシーのように使う偽善者」だと叩かれている王子が選ばれたことに、ネット上では「大金を払って選んでもらったに違いない」などと批判の声が続出している。

目次

・ヘンリー王子、「気候変動危機に取り組むリーダー」としてビル・ゲイツに並ぶ
・ウィリアム皇太子が選ばれず「金で買ったんだろう」批判
・2021年には夫婦で「影響力のある100人」に選出

ヘンリー王子、「気候変動危機に取り組むリーダー」としてビル・ゲイツに並ぶ

今年、スポーツ界のアカデミー賞こと「ESPY賞」の「パット・ティルマン功労賞」をはじめ、「航空業界の生きるレジェンド賞」など名誉な賞を授与されたヘンリー王子。

世間からは「なんで王子が受賞するのかわからない」「ふさわしい人はほかにたくさんいるのに」と白い目で見られているが、今度は気候変動危機に取り組むリーダーの一人として、ビル・ゲイツやブータンのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王らと並んで「タイタン(巨匠)」カテゴリーで選ばれた。

現地時間12日に「TIME」が発表した「気候変動対策を推進する最も影響力のあるリーダー100人」によると、ヘンリー王子は王室離脱前の19年に立ち上げたサステナブルな旅を奨励する非営利団体「トラバリスト」の活動を高く評価されたとのこと。

「トラバリスト」は、二酸化炭素の排出量などサステナビリティに関わるデータを提供する団体で、エクスペディアやトリップアドバイザー、ビザなど大手企業とパートナーシップを組み、環境負荷の少ない旅行手段を検索するツールを提供している。

今年9月には、同団体の公式サイトにおける「フライトの二酸化炭素排出量データ」の検索回数が世界で累計650億回を超えたそうで、それが認められ、設立者であるヘンリー王子が選ばれたそうだ。

栄誉あるリストに選ばれたわけだが、この発表を受け、ネットはたちまち炎上。「メーガン夫人とプライベートジェットで移動しまくってるくせに、偽善者もいいとこ」「イメージを回復したいのだろうけど、恥を知ってほしい」などと批判する声が相次いでいる。

ウィリアム皇太子が選ばれず「金で買ったんだろう」批判

ちなみに今回の選出リストにはウィリアム皇太子は入っていない。移動には民間航空を利用することが多く、世界的な環境保護活動を行い、世界中の若い活動家たちに大きな影響を与えている皇太子がリスト入りしなかった点に違和感を持つ人が多いようだ。

SNSでは、「ヘンリーはどうせ箔をつけるために金を出して選んでもらったんでしょ」「メーガンが手を回したに決まってる」「どうせこのリストも金で買ったんだろう」「『TIME』はヘンリー王子夫妻寄りだものね。どこかでつながってるんだろうね」となどバッシングされまくっている。

2021年には夫婦で「影響力のある100人」に選出

「TIME」誌は、21年にもヘンリー王子とメーガン夫人を「影響力のある100人」に選出。夫婦で表紙に起用したことがある。この時は、アーチウェル財団を通してアフリカの黒人女性のメンタルヘルス支援や、自然災害の被害者支援など、幅広く慈善活動をしていることなどをたたえ、その主役は夫人だった。

しかし、今回はヘンリー王子単体で栄誉ある「100人リスト」に選ばれたことから、ネット上では「王子一人で売り込むほうが、夫妻のイメージ回復のためには良いと考えたのだろう」との意地悪い推測も上がっている。

「Netflixの番組も自叙伝も賞にノミネートされなかったから、慈善家として売ってくしかないのだろうね」「偽善者の慈善活動ほど不快なものはないと、早く気がついてほしい」などと憐れむような声もちらほら聞こえている。

堀川樹里(ライター)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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