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東大生も20時前就寝…元小学校教師が生徒を見て感じた、賢い脳を育てる「早寝」習慣

  • 2024.11.16

こんにちは!知育で娘を3歳でIQ130まで伸ばした、賢い子の育て方について発信している、まーやです。今回は、14年間の教員生活で出会ってきた子どもたちと、東大生の幼少期の生活習慣の調査を照らし合わせながら見えてきた「早寝」についての効果をお話しします。

教員時代に衝撃だった出来事

「早寝をするだけで賢くなるの?」と、タイトルを見て驚かれた方も多いのではないでしょうか。教員生活でいろんな子どもたちと出会ってきましたが、早寝の大切さを実感させてくれた当時小学校1年生だったAさんの話をしたいと思います。希望に胸を膨らませた1年生が入学した4月。職員室で担任の先生が「Aさんずっと寝てるんです」と頭を抱えていました。1年生と言えば、小学校生活に憧れを抱いて入学してくる子が多く、元気いっぱいでまさにエネルギーの塊というイメージ。ですが、Aさんは入学早々から1日中寝たまま過ごしているのです。そして、話を聞くとAさんは夜遅くまで起きていることがわかりました。Aさんとお話しすると、頭の回転も早いお子さんで、普通の学校生活を営んでいればある程度の学力が保証されることが予想できました。ですが、その後も生活の改善は難しく、学習面では抜け落ちているところも増えてきてしまい、周りの友だちともうまく関係性を築けないまま高学年へと進級していきました。もし、早寝早起きの習慣が身に付いていれば、先ほど挙げた学校生活とは違った毎日を送ることができたのではないかと今でも思っています。

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データから見る東大生と一般家庭の差

早寝は本当に賢さにつながるのでしょうか。実は、東大生の乳幼児期の生活習慣の調査結果の中に興味深いデータがあります。東大生の家庭と一般家庭の就寝時間を比較したというものです。知育雑誌『プレジデント Baby』(2019年発売の完全保存版)によると、子どもの時に(1歳6ヵ月から就学前のお子さんが対象)20時前に寝ていたという東大生の家庭は28.4%に対し、一般家庭では10%。東大生の家庭は約18%も早寝の割合が高い結果になっています。一方で、21時半以降に寝ていた東大生の家庭は18.4%に対して、一般家庭では47%と、東大生の家庭は約30%も低い結果に。つまり、お子さんが東大生に進学したご家庭では、乳幼児期から早寝の習慣を意識している割合が高いのです。では、実際にどのようなメリットがあるのか見てみましょう。メリットの一つに、早寝は「集中力や記憶力の向上」が期待できます。十分な睡眠時間が確保できるので、脳の情報処理能力が高まることが理由です。これは賢い脳に必須条件ですよね。その他にも、脳と身体が十分に休まるため、「翌日は元気いっぱいに活動できる」良さや、身体の免疫系が強化して「風邪などをひきにくい丈夫な身体になる」メリットも。つまり、早寝をして十分な睡眠を取ることで、脳が高いパフォーマンスで機能できるようになり「賢さ」へとつながっていくのです。

「賢い子」は朝から元気なわけ

教員時代を振り返ると、賢い子は朝から元気な子が多かった印象でした。朝、登校してから授業準備を終えると、友達と楽しそうにおしゃべりを楽しみ、1時間目の授業から頭をフル回転。一方で、朝からだるそうにしていたり、眠そうにしている子も。話を聞くと、夜遅くまでのゲームやYouTubeが原因で、朝もすっきり起きられないとのこと。1時間目もぼーっとした状態で過ごしており、学習面や友達関係で悩みを抱える子が多い傾向がありました。朝から頑張るスイッチがオンとオフのお子さんを比較すると、学習面から見ても、1年後には学習の積み重ねで大きな差が開くことが想像できますよね。何より、早寝をしている子の最大の特徴は「気持ちが安定している」ことが挙げられます。早寝をして十分な睡眠時間を確保することで、心と身体が元気な状態でいる他に、早起きにもつながることが大きなポイント。実は、早起きをすると朝日を浴びる時間も増え、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されて、朝から気持ちよく過ごせる仕組みなのです。学習面も友達関係も笑顔で前向きに取り組めるように、早寝は一つの大切なポイントになりそうです。

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早寝をするなら秋がおすすめ

そうは言っても早寝を始めるのは、なかなか重い腰が上がりませんよね。ですが、実は早寝を始めるのに適切な季節があるんです。それは春から初夏にかけての季節と、もう一つは秋。まさに今の時期が早寝にはおすすめです。理由は、気温が暑すぎず寒すぎず、日中も気温の心配をすることなく、外で元気いっぱい遊んでほどよく体力を消費し、夜は快適に眠れるから。夏や冬だとなかなかこうはいきません。では、今までの生活リズムからどれくらいで早寝に慣れるのか?これは、年齢が低いほど早寝は定着しやすく、年齢が高くなるほど時間がかかると言われています。具体的には、幼稚園に入園するくらいの年齢であれば1週間から10日前後。小学校に入学するくらいの年齢であれば2週間前後かけるイメージです。今までのお子さんの状況(就寝時間や、体質、ご家族のリズムなど)によっても変わってくるので、余裕を持って1ヶ月くらいみておくといいかもしれません。我が家のことを少し書きますと、3歳の娘は19時台に就寝しています。早寝早起きした日には、朝から気持ちも安定していますが、少しでも寝る時間が遅くなると、次の日は気持ちが安定せず、ぐずぐずすることも。なので「娘の19時台就寝」は我が家の最優先事項となっています。大人も睡眠時間が足りないと、イライラしてしまったり、仕事の効率が落ちてしまうことがありますよね。小さい子どもは、なおさら睡眠時間の影響は大きいと思っています。子どもの頃の睡眠時間は、親が整えてあげられる環境の一つ。小さい頃から、1日を気持ちよく過ごせたり、学習に集中できるようにするためにも、まずは昨日よりちょっとだけ早く寝てみるところから、取り入れてみませんか。

【Profile】まーや(@ma_ya.chiiku)

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教員時代の習性と研究気質から、妊娠中に育児書を1000冊以上読破。14年間の教員経験の中で、生きる上では学力だけではなく、人間性も重要だと感じ、特に幼児教育の重要性について考えるように。乳幼児期の脳の発達やIQおよびEQに着目し、2年間の育休中に自宅保育と知育を行い、3歳の娘のIQを130までに伸ばした。北海道の一軒家で夫、3歳の保育園児(娘)との3人暮らし。

Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

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