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壮絶なイヤイヤ期……もうグズらない!子どもがスムーズに動ける声かけアイデア

  • 2024.11.16

こんにちは。3歳長女と1歳次男のイヤイヤ期の子どもたちの育児真っ最中!元保育士のふじこです。 このたび11月13日(水)に、書籍『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ』(講談社)を発売させていただくことになりました。イヤイヤ期にありがちな困った場面でそのまま使える、グズらずスムーズに行動を促せる145の声かけをまとめています。イヤイヤが発動するメカニズムと背景にある子どもの脳や身体の発達について保育士としての知見を活かして解説しつつ、解決策となる遊びや環境設定などのアイデアをご紹介♪ イヤイヤ期の子育て中のみなさんが肩の力を抜いて親子で笑って過ごす時間が更に増えるような一冊に仕上がりました。

『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ』

『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセ...

赤ちゃんの頃はお世話が大変で、泣いた時の対応もあれこれ手を焼かせてきましたね。それから歩き回ったり言葉がではじめたりと成長を喜ぶ反面、何をするにも子どもが「イヤ!」と言うことが増えると同時に、親も「ダメ!」と叱ってばかりの毎日に……。イヤイヤ期の対応は、私が保育士だからといって楽なものではありませんでした。

先輩保育士から学んだイヤイヤ期の子への神対応

0~3歳児のクラスの子どもたちと関わることが多かった保育士時代。登園から降園まで誰かしら「イヤ!」と言っている毎日で、給食前の手洗いに数人が「イヤー!」と逃げ回り途方に暮れていたことを思い出します。【子どもに心に寄り添う保育者になろう】と決めていた私でしたが、「そうだよね。嫌だよね。まだ遊びたいもんね」といくら受容・共感したところで、前には進みませんでした。かといって無理矢理連れて行ったり、脅すような声かけをしたりすることは私の理想ではありません。優しくて子どもから人気の先生を観察し、自分自身で研究してたどり着いた答えは【楽しいほうに子どもは導かれる】でした。ユーモアたっぷりに子ども心をくすぐる声かけをすると、子どもは目をキラキラさせながら、楽しく手が洗えたのです。

ちょっとした声かけの工夫でストレスが軽減!

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子どもが笑顔になる声かけを、5年ほど前から保育士YouTuberとして発信してきました。しかし、視聴者からは「保育園だからうまくいくんだよ」「家ではそんな声かけは通じない」といったコメントが寄せられました。そして、子どもが生まれ、私自身が子育てで声かけを実践することに……! 結果は、うまくいく事もいかない事もありました。確かに、安心できる家で、家族の前だからこそ子どもは全力でイヤイヤを表現しますよね。私も保育士としての自信を失いかけたことがありました。しかし、よく知る我が子のことだからこそ、これまで試行錯誤してきた声かけでイヤイヤを回避できることもあり、何より私自身のストレスが軽減されたのです!

「ダメ!」よりも親子がラクになる声かけとは?

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例えば、子どもが机の上に登ってしまう時、「登っちゃダメ!」と怒っても何度も繰り返されるとイライラしますよね。しかしそれを(登ることで身体の発達を促そうとしているのかもしれない)と理解し、「ママの身体登れるかな!?」という声かけにすると、本能的な欲求を満たしてあげつつ、「危ないから机の上に登らせたくない」というこちらの想いも叶えられます。「お風呂に入ろう!」と誘っても嫌がる時には、(この子の脳の発達段階では、目の前の楽しい遊びを中断するのは難しいんだ)と認識して、お風呂でのより魅力的な遊びをイメージさせようと切り替えます。そこで、「この氷をお風呂に入れたらどうなるか実験しよう!」と誘うと、子どもは目をキラキラさせながらお風呂に向かいました。しかしそれでも上手くいかないこともあり、娘が2歳3ヶ月の頃はちょっとしたことで癇癪が起こり、火がついたように泣き叫ぶことが続きました。これだけ子どものことを考えた対応をしてきても、「私の子育てが間違っていたかもしれない」そう思い詰めることもありました。メンタルを削られるパートナーを見て、心配になったこともあります。

壮絶なイヤイヤ期……育児ノイローゼは他人事ではない。

保育士は、たくさんの先生方の声かけや対応を参考にすることができます。しかし家庭ではそうはいきませんよね。パートナーの叱り方が厳しすぎて気になったり、逆に親戚から「甘すぎる」と言われたり、手探りで子どもと向き合う日々。ご自身がどうやって育ってきたのかも影響があり、どう関わればいいのか迷う事も増えることでしょう。子どものイヤイヤ期は、壮絶です。言うことを聞かせるために、いつ手が出てしまうかも分かりません。私たち親が育児ノイローゼになる可能性もあります。だからこそ私は、イヤイヤ期の子育てをされるみなさんに、困ったときにこの本を開いて、声かけの引き出しを増やしてもらいたいと思いました。ある日うまくいった声かけも、翌日にはイヤ!となることも。これがダメでも次!と声かけパターンや遊びかけをたくさん知ってさえいれば、子どもの興味を惹いてスムーズに切り替える可能性がグンとUPするのです。

脳や身体の発達を知ると、イライラしにくくなる!

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この書籍では、一日の中で「イヤ!」となりがちな場面ごとに、短くて真似しやすい声かけを紹介しています。また、イヤイヤが発動するメカニズムと背景にある子どもの脳や身体の発達についての詳しい解説も。なんでここでイヤイヤが発生するの!?と、大人からするとスイッチが分かりづらいので困ってしまいますが、理由が分かると、親もイライラしにくくなるはず。一部の声かけにはQRコードがついており、私の実践声かけ動画が見られるようになっているので、表情や声のトーンを参考にしていただけたら嬉しいです。<本書に出てくるイヤイヤの例>・ご飯を食べない・着替えない・ベビーカー乗らない・お店のものを触る・公共の場で騒ぐ・帰りたくない・手を洗わない・トイレに行かない・お風呂に入らない・仕上げ磨きをしない・寝たくないEtc.

ふじこ家のリアルなイヤイヤ期のエピソードをほっこり育児漫画でご紹介!

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また、この書籍には「ふじこ家の日常」という漫画が各章にあります。我が家で実際に起きた場面を元に、元保育士の私でも悩み・もがきながら子どもと向き合っていることや、パートナーと協力しながらどう乗り越えているのかを、ほっこりするイラストで描いていただきました。言いがちNGフレーズの変換、グズらずに次の行動へ切り替えられる声かけSTEPなど、実践しやすいようにメソッドもしっかりご紹介しています。イヤイヤ期はいつか終わるもの。しかし最中にいる今は、真っ暗なトンネルにいるような毎日かもしれません。ちょっとした工夫で子どもが機嫌良くいてくれたら、私たちのストレスも軽減されるはず! 一人で抱え込まず、イヤイヤ期を一緒に乗り越えていきましょう。

『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ』

【Profile】ふじこせんせい(@fujico143cm)

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3歳の娘と1歳の息子を持つ元保育士のママYoutuber。子どもの頃からの保育士の夢を叶えるも挫折し、アパレル店員に転身。そこで働き方やコミュニケーション力、時間術、自己啓発などを学び、そしてまた保育士に。 YouTubeが子育てと切っても切り離せない存在だと感じ、子どもが歌ったり体を動かしたり返事をしたり、能動的な時間になるようなYouTubeを配信しようとスタート 。そこでの発信がきっかけで保育者向けの本を出版。得意分野はイヤイヤ期の 1~2歳の子どもたちへの声掛け!「イヤ」とグズっている子どもたちが、一言で目をキラキラさせてご機嫌になる…そんな経験がたくさん!虐待を防ぎ、育児ノイローゼにならないために……ママの助けになるような声掛けの情報を届けます!

Instagram:ふじこせんせい(@fujico143cm)

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